五感を満たす視聴方法? さらに濃い目な“あfろ節”全開!『ゆるキャン△ SEASON3』大垣千明役・原紗友里さん、犬山あおい役・豊崎愛生さん、斉藤恵那役・高橋李依さんインタビュー
AT-X、TOKYO MX、BS11他にて放送中のアニメ『ゆるキャン△ SEASON3』。第1話の放送に先駆けて各務原なでしこ役の花守ゆみりさん、志摩リン役の東山奈央さん、土岐綾乃役・黒沢ともよさんの3名にインタビューを行いましたが、今回は大垣千明役・原紗友里さん、犬山あおい役・豊崎愛生さん、斉藤恵那役・高橋李依さんにお話を伺いました!
今回もやはり登場した“あの”アフレコ時のエピソードや、原さん&高橋さんが揃って推す『ゆるキャン△』史上もっともカオスな回のお話など、たっぷり見どころを語っていただきました。さらにインタビュー内では、高橋さんオススメの『ゆるキャン△』鑑賞方法も!? ぜひ参考にしつつアニメ放送を楽しみにしてください!
今までの『ゆるキャン△』の良さを存分に引き継いだ上での『SEASON3』。また新しい良さをみんなで作っていきましょう
──まずは『SEASON3』の制作が決まった時の感想からお願いします。
大垣千明役・原紗友里さん(以下、原):一作目が終わった後のイベントで『SEASON2』、『へやキャン△』、映画のお知らせがあり、それからやることが山盛りで突き進んでいたのもあって「映画で一区切りかもしれないな」と私自身は思い込んでいたんです。そこにまさかの『SEASON3』もありますよと言われて、そんな贅沢なことが!と驚きつつ、とても嬉しかったです。本当に予想だにしていないビッグサプライズでした。
犬山あおい役・豊崎愛生さん(以下、豊崎):『SEASON2』や映画が終わった時も、『ゆるキャン△』が終わっちゃった感覚が全然してなくて。必ずどこかで続きがある予感というか、みんなに会えるという気がしていたので、驚きというよりは「ぜひ!」といった感覚でした。
原作もずっと続いていますし、またそれをアニメの『ゆるキャン△』として届けることができることは本当に幸せだと思って。みなさんが応援してくださったおかげなので、本当に、まずは『ゆるキャン△』を一緒に愛してくださったみなさんに感謝しています。
斉藤恵那役・高橋李依さん(以下、高橋):私も愛生さんがおっしゃっていることがその通りだと思うほどに、『ゆるキャン△』っていつまでも続きそうなイメージが心のどこかにありました。ただ、スタッフのみなさんがその時々にどれだけ全力を注がれていたのか伝わってきていたので、それを思うと気軽に「続きをやってください!」とは言えなくて。なので、心の中では「続くといいな」とは思っていました。それが実際に叶って、「待っていました!」と、グッと噛みしめるような喜びはありますね。
──アフレコが始まってみなさんいかがでしたか?
高橋:またみんなで収録できるようになったタイミングだったので、嬉しかったです! 一緒に録れてよかった~
原:「野クルのシーンを見た人に“戻ってきたなぁ”って思うような感じでお願いします」と言われたので、”いつもの感じ”を出すよう心がけました。でもそれって意気込まないほうが出るんだろうな、みたいな。意気込みつつも、意気込みを出さないようにしよう、リラックスしなきゃという気合を入れつつ……気合が出ないようにする複雑なバランスで臨みました(笑)。
豊崎:今回みなさんもすごく気になっている部分でもあると思いますが、スタジオが変わってキャラデザやアニメのタッチも変わる中での『SEASON3』になります。でも、ご安心ください。
『ゆるキャン△』のアフレコって、ロケハンしたスタッフチームがアフレコの最初に実写で全部見せてくださって、「この空気で、ここで今なでしこはこのセリフを言っているんです」と細かく教えてくれるんです。他にも細かく「これを食べたんです」みたいなリアル飯テロされながら私たちはアフレコしていて(笑)。
そんな素敵なところも引き継いでくださっているので、私たちとしては何の違和感もありません。実際、キャラクターデザインもより原作絵に近づいており、制作陣から「今までの『ゆるキャン△』の良さを存分に引き継いだ上での『SEASON3』、また新しい良さをみんなで作っていきましょう」といったメッセージをいただいて。私たちも楽しく、変わらずに演じることができています。
──キャラクターデザインのお話も出ましたが、一新されたデザインをご覧になっていかがでしたか?
高橋:みんなの眉毛が前髪の上にきました!
原:今まであおいちゃんの専売特許感がありましたが(笑)、ずっと原作を読んでいるので違和感なくなじめました。
──千明は髪型の変化も大きいキャラクターですよね。作中で髪を切ったりと。
原:千明は前髪が伸びたり、髪型がずっと変化し続けていたので、めちゃくちゃ変わったなとは思っていないです。「あ、また変わった、おしゃれな子たちだね」という気持ちです(笑)。
高橋:『ゆるキャン△』の子たちは結構髪型に変化がありますよね。恵那ちゃんもかなり髪が伸びているんですよ。一作目では襟足が首に沿ってるベリーショートだったのが、今かなり伸びてきて、ショートヘアーと呼びたくなるくらい。今回は冬っぽい感じがしてかわいいです。
豊崎:今までの『ゆるキャン△』も大好きでしたし、でもそれはそれとして新しくデザインされたキャラクターたちも本当にいいところがたくさんあります。原作に近づいたキャラクターデザインだからこそ出てくる魅力が上乗せされている感じがして。どっちがいいとかじゃなくて、どっちも素敵な、同じ『ゆるキャン△』の世界観だと私は思います。
眉毛に関しては確かに……(笑)。多分、太眉のキャラクターが多いと思うんですけど、より表情が分かりやすくなりましたね。あと『SEASON3』では千明がよりいろんな顔をするようになったと思います。
原:そうですね。表情筋がどんどん豊かになってしまって(笑)。
豊崎:そういう部分も結構原作に近づいていて、遊んでもらっている部分なのかなって思うので、コミカルな顔もお楽しみに(笑)。
──第1話を収録した感想はいかがでしたか?
豊崎:『ゆるキャン△』の第1話っていつも「どうやって始まるんだろう」と思っていたんですけれど、「今回はこう来たか」と。
原:やっぱり最初はリンちゃんが行くんだなって。(アフレコ現場で)みんなで座ってリンちゃんが喋っているのを聞いている印象が強くて。今回もその始まりでしたね。
高橋:あと、(作中で)アルコールストーブ作ったんですよね。
原:前半はリンちゃんが、ちびリンちゃんを思い出すようなしっとりとした始まりだけど、野クルが出てきたら、「そういえばこの感じだった」みたいな。いい意味の『ゆるキャン△』の騒がしさみたいな“いつもの”がほしいですというディレクションを頂いて。なので“いつもの”を心がけましたね。
豊崎:でも、音響監督の高寺さんからも「野クルが喋ると一気にいつもの『ゆるキャン△』って感じがしますね」と言っていただいて「よかった〜」って(笑)。
原:やったー!(笑)
豊崎:前半は幼少期のリンちゃんも出てきたので新鮮だったのですが、後半からはみんなの知っているあの『ゆるキャン△』が帰って来たと感じてもらえていたら嬉しいなと思います。