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女性向け“近未来おもてなしアドベンチャー”ゲーム『18TRIP』制作陣インタビュー

リベル・エンタテインメントより5月23日リリースの『18TRIP』制作陣インタビュー! 「聖地巡礼に行きたくなるようなコンテンツにしていきたい」

2024年5月23日、『A3!』などでおなじみのリベル・エンタテインメントより、女性向け“近未来おもてなしアドベンチャー”ゲーム『18TRIP』(エイティーントリップ)が配信を開始します。

『18TRIP』はリベル・エンタテインメントとポニーキャニオンが共同開発という強力な布陣のもと、キャラクターデザインにイラストレーターの“およ”さん、ミニキャライラストに“ウチこし”さんといった人気クリエイターを迎え、今注目の作品です。

“旅”や“観光業”をテーマにした本作の舞台は、近未来の横浜 “HAMA18区”。かつてのHAMAの賑わいを取り戻すため、プレイヤーは旅行会社“HAMAツアーズ”の主任として、個性豊かな社員や観光区長たちと奮闘していきます。

アニメイトタイムズでは、いよいよリリースが間近に迫った本作の制作陣へインタビューを実施! 総合プロデューサーの沖田さん、メインディレクターのイシグロさん、シナリオディレクターの藤井さんの3名へお話を伺い、作品の魅力を深堀りしていきます。

音楽やイベント方面に強いポニーキャニオンとの共同制作

──まずは簡単に自己紹介と、本作においてどういった役割を行っているのかを聞かせてください。

総合プロデューサー・沖田さん(以下、沖田):『18TRIP』の総合プロデューサーを務めております。企画の立ち上げから各方面の監修、ディレクションを担当しまして、シナリオの方も関わらせていただいています。

メインディレクター・イシグロさん(以下、イシグロ):私は本作のディレクターとして、ゲーム内の機能企画、デザインやシステムまわりのディレクションを担当しております。

シナリオディレクター・藤井さん(以下、藤井):キャラ・シナリオまわりの素材 のディレクションを担当しています。キャラクター設計やシナリオのプロット部分に関しても、沖田と分担・共同作業しております。

──今までに関わった作品があれば教えてください。

藤井:他社の作品となりますが、『DREAM!ing -ドリーミング!-』という女性向けアプリゲームの立ち上げ、キャラやシナリオ制作を中心に携わらせていただいていました。

沖田:私は同時進行で、弊社が配信しているタイトル『A3!』のプロデューサーも務めております。

──ポニーキャニオンさんとの共同企画となっていますが、その経緯などを伺っても?

沖田:『18TRIP』の企画が社内で通過して、本格的にプロジェクトとして立ち上がったときに、イベントや音楽方面も含め、一緒にコンテンツを展開してくれる企業さんを探すことになったんです。そこで真っ先に思い浮かんだのがポニーキャニオンさんでした。企画を相談したところ内容に興味を持っていただけて、協業する運びになりました。ポニーキャニオンさんとは別コンテンツでもお世話になっていて、長い付き合いということもあり、コンテンツ愛に溢れるスタッフさんが多いことも知っていたので、ぜひお願いしたいと。

また、ポニーキャニオンさんにはエリアアライアンス部という部署があります。「エンターテインメントの力で地域を元気にする」というコンセプトを掲げていて、コンテンツやエンタメと地域を絡めた事業展開を実際に行われているんですね。『18TRIP』を立ち上げた際の企画の中には、こういった地域活性化のプロジェクトにも取り組みたいと思っていたので、ポニーキャニオンさんにそういった面でぜひお力添えいただきたいと考えていました。

キャラデザ担当のおよ先生は第一希望だった

──クリエイター陣の選定はリベルさんが行ったのでしょうか?

沖田:はい。リベルの方で様々なクリエイターさんにアタックさせていただきました。キャラクターデザインを担当しているおよ先生は、藤井の熱烈なプッシュによって実現しましたね。

藤井:そうなんです。およ先生はキャラはもちろん背景も空間演出含め巧みで、景色も大事なファクターである本作にマッチしていますし、女性だけでなく男性も好むイラストを描けるイラストレーターさんです。ユニセックスなところが新時代のタイトルをデザインするのに相応しい方だと思って猛プッシュさせていただきました!

沖田:引き受けていただいたときは本当に嬉しかったですね。藤井と一緒におよ先生へプレゼンしたのですが、その場でOKがもらえたんです。

──では、第一希望がすんなりと通った、という形なんですね。

沖田:そうなんですよ。だからもう本当に嬉しくて。

藤井:中々ないですよね、第一希望が通るなんてことは。

沖田:およ先生に担当してもらう『18TRIP』をずっと想像していたので、それが実現することになって感無量でした。

企画の芯にあるのは、観光業界への恩返しの気持ち

──本作、タイトルにもある"旅"が大きなテーマのひとつになると思いますが、これをテーマにした理由を教えてください。

沖田:私自身、昔から旅行が好きだったというのが理由のひとつです。特に、大人になってからはいわゆる“聖地巡礼”も好きになり、いつか聖地巡礼が楽しくなるようなコンテンツを作りたいと思うようになりました。実際、作品に出てきた場所はもちろんのこと、出てこなかった場所も「もしかしたらキャラクターたちはこの道をこういう風に歩いたかも」と想像するのも楽しくて。自分もコンテンツを通して、そういった楽しみをお客様に提供できればと考えていました。
そんなときに、会社から「新規IPを立ち上げて欲しい」と相談があったんです。2020年頃の話ですね。

──ちょうどコロナ禍ですね。

沖田:はい。本作のリリースは2024年頃になる予定でしたので「その頃にはコロナ禍が空けていてほしい」というある種、祈りを込めた企画の発進でもありました。今まで自分が旅行や観光業に楽しませてもらっていた分、コロナ禍でも奮闘しているこの業界に恩返しをしたい、といった気持ちも企画の芯になりましたね。

2020年に企画を練り始めて、一緒にコンテンツを立ち上げたいと思っていたイシグロに「旅をテーマにしたいんだよね」と相談しながらコンセプトを固めていきました。そして2021年に本格始動となり、いよいよ世界観の部分を作り込んでいくことになって、キャラクターに深い愛情を持ってシナリオを濃く作り込むことができる部分で尊敬している藤井を引き入れました。この2人と一緒なら、きっと面白いものが作れるだろうと思ったんです。

──本作のメイン舞台は“HAMA18区”という地域ですが、実際に神奈川県の横浜がモデルとなっていますよね。メイン舞台として横浜を選んだ理由は何でしょうか?

沖田:第一に、横浜という土地が、個人的にすごく思い入れのある場所だというのが理由です。私自身は横浜出身ではないんですけれども、日帰りで遊びに行ける場所に住んでいました。子どもの頃、母に連れられて遊びに行った思い出や、10代の頃に友人たちと小旅行を楽しんだ、特別な思い出が詰まっている土地です。横浜はとにかくアクセスがいいですし、港町の雰囲気や中華街などで異国情緒を感じられる素敵な場所なんですよね。旅行気分を思う存分に味わえる場所なので、ぜひ物語のメイン舞台にしたいな、という思いで選びました。

ただ、横浜って西区や中区といった場所が観光の中心として有名だと思うんですけど、横浜を舞台とするのであれば、18区全体を取り上げたいと思っていて。18区それぞれのスポットにもまた違った魅力があるので、そこをアピールできればと考えました。

──沖田さんが個人的に気に入っている、横浜のおすすめスポットはありますか?

沖田:個人的に大好きなのは“象の鼻パーク”ですね。大さん橋に赤レンガ倉庫、コスモクロックなど、有名なランドマークが一望できるんですよ。名前の通り、象の鼻のように伸びた陸地を先っぽまで歩いていくのが気持ちよくて。夜景も綺麗ですし、夕方の景色も好きです。以前、象の鼻パークの近くに泊まったときは朝焼けを見ることができたんですが、夜明けの風景もとっても綺麗だったので印象に残っています。今回、ゲーム中でも象の鼻パークは取り上げさせてもらってるので、現地にもぜひ足を運んでいただきたいです。

※開発中の画像です。

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