『キングダム』成蟜(せいきょう)とは? “まさか君に泣かされる日が来ようとは”。冒頭と最後のイメージが最も変わる人物、成蟜。彼はどうして成長できたのか?
アニメで成蟜を演じていらっしゃるのは宮田幸季さん
さて、次はアニメ版の『キングダム』を見ていきましょう。
アニメ版で成蟜を演じていらっしゃるのは、宮田幸季さんです。
宮田幸季さんのプロフィール
宮田幸季さんは神奈川県にて、1972年10月9日のお生まれです。
代表作は、『Free!』似鳥愛一郎、『BLEACH』山田花太郎、『弱虫ペダル』杉元照文、などがあります。
『キングダム』では、悪役の成蟜から最期の格好いい成蟜までを、成長していく一人の人間として自然に表現されています。そしてなおかつ成蟜は、物語上の流れの中で時間の変わり目に出てくる重要人物でもあるので、その存在感をもきっちり出されています。
物語の中でキャラクターの役割が変わってもなお、そのキャラクターは破綻なく一人の人間でありつつ、作品を箇所で引き締めなければならない。素人の想像ですが、これはすごく難しいことなのではないでしょうか。
宮田さんが成蟜を演じて下さって、本当によかったです!
映画版で成蟜を演じていらっしゃるのは本郷奏多さん
次は、実写映画版『キングダム』です。
実写映画版は、2019年公開の無印、2022年公開の『キングダム2 遥かなる大地へ』、2023年公開の『キングダム 運命の炎』とありますが、成蟜が出てくるのは無印版のみです。原作に忠実な作りの映画なので、物語の展開上仕方がありませんね。
映画で成蟜を演じられているのは、本郷奏多さんです。
本郷さんの成蟜が、“悪者として主人公にやられる役”として、無印版のクライマックスを飾ります。
本郷奏多さんのプロフィール
本郷奏多さんは宮城県にて、1990年11月15日のお生まれです。
代表作は、映画『テニスの王子様』越前リョーマ、フジテレビ テレビドラマ『クライムファミリー』松田郷など。
2025年5月現在放送中の、NHK大河ドラマ『光る君へ』では、花山天皇を演じられています。
2019年4月公開の『キングダム』では、“これぞ悪役”という成蟜を演じられていて、普段のやわらかな印象とのギャップに驚かされます。憎たらしく玉座に寄りかかっているところ、口をゆがめて吐く偉そうな言葉、そして孤独でひねくれたところ……。
イケメンなのにこんなに悪役に忠実でいいんだ、と本郷さんの役者魂に感じ入った方は多いのではないでしょうか。
何より、原作を大切に演じられているのが、『キングダム』ファンとしては嬉しい限りです。
ご自身のYouTube番組では、原作『キングダム』は映画の対象になった部分だけではなく、その後の展開も読まれていること、その上でこの映画で求められている成蟜を演じられたこと、をお話されています。
加えて、読者がイメージする成蟜を演じることを心掛けている、とも。これも、原作から追っているファンとしては、すごくありがたいですよね。
まとめ:成長できる人、成蟜。こういう人はやっぱり格好いい!
ここまで、『キングダム』成蟜の成長を考えてきて思うこと。それはやはり、“頑張って成長したのに、ここで死ぬのか”という惜しさでした。また、失敗から立ち上がって頑張る姿には、頭が下がりました。
また、心を許せる人がいて、ライバルがいて、それが源になって努力できるという、関係性にも胸が熱くなります。
『キングダム』、主人公の成長だけではなく、元悪役の成長までが格好いいとは。見どころが豊富すぎますよね。
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