「私たちの歩みがギュッと凝縮されています!」リアル×ファンタジー×ライブが融合した体感系ムービー劇場版アニメ「i☆Ris the Movie - Full Energy!! - 」公開中! 山北早紀さん、芹澤優さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さんインタビュー
2024年5月17日(金)より全国劇場にて、劇場版アニメ「i☆Ris the Movie - Full Energy!! -」が公開中です。
本作は声優とアイドルの活動を両立するハイブリッドユニット「i☆Ris」の10周年プロジェクトの集大成として制作されたもの。テレビアニメ『キラッとプリ☆チャン』の博史池畠さんが監督を。『キラッとプリ☆チャン』『劇場版からかい上手の高木さん』の福田裕子さんが脚本、テレビアニメ『きんいろモザイク』の植田和幸さんがキャラクターデザインを担当されています。
<今までありがとう。そしてこれからも見届けて欲しい>。そのまっすぐな感謝の気持ち、i☆Risの歩みと、そしてこれからを、リアルに、時にファンタジックに描いた劇場版アニメ「i☆Ris the Movie - Full Energy!! -」 。山北早紀さん、芹澤優さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さんにお話をうかがいました。
「え?いま?」って(笑)
――劇場版アニメ「i☆Ris the Movie - Full Energy!! -」の制作が決まったときのお気持ちを教えて下さい。
山北早紀さん(以下、山北):はてな?って感じでした(笑)。「どういうことなんだろう?」と一瞬息を止めて考えました。でも純粋に思うのは、声優・アイドルのi☆Risじゃないとできない企画だな、と。
芹澤 優さん(以下、芹澤):なんで今?とは思いました。もっとピチピチの時期があったでしょ!って(笑)。でも「10周年の感謝を」というお話を聞いて、いろいろな思い出が積み重なった今だからこそできるものになれば良いなと思いました。でもやはり、後輩のWUGちゃん(Wake Up, Girls!)はアニメと実写が一緒だったので……結成のタイミングからやってみたかった思いもありました。
茜屋日海夏さん(以下、茜屋):ふたりとまったく一緒で「なんで今なんだろうな?」って。それこそ初期のころは、WUGちゃんの活動のことを良いなって思っていた部分があったんです。私たちは秋葉原のチラシ配りから始まっているので、プッシュされている感じが羨ましいなって(笑)。そうした忘れていた感情を思い出しました。かつ、どんなストーリーになるのかが分からなくて「大丈夫かな?」と、少し不安もあったんですけれども、蓋を開けたら10周年プロジェクトということだったので「ああ、それなら」と納得しました。
若井友希さん(以下、若井):私も「なんで?」で(笑)。『プリパラ』でやっているので全員で声優を務めるアニメ作品という、企画の趣旨自体は分かるは分かるんですけれども、劇場版になる作品となると「結果 を出さなければいけない」というよくわからないプレッシャーがあって。「これうまくいきますか?? 大丈夫ですか?」という感情がありました(笑)。
でも後から話を聞いたところ「もちろん結果も大事だけど、i☆Risの10周年を記念したメモリアルな作品にしたいんだ!」という説明を受けて「ありがたいな」という気持ちが芽生えました。
久保田未夢さん(以下、久保田):もう私も、みんなと同じで「なんで今のタイミング?」とも思いましたし「エイベックスがおかしくなっちゃった」って(笑)。それと、「どんな話なんだろう?」って。
というのも、私の中では、アイドルが映画になる=ドキュメンタリー映画のイメージが強かったんですね。AKB48さんや坂道系のグループさんなどがやられているじゃないですか。だから、ドキュメンタリーのような話にするなら、アニメでやる必要はないだろうし、一体どんな話なんだろう?って。
でも脚本が届いて、台本を読んだら、リアルとファンタジーのバランスが絶妙だなって。リスリスランドが舞台というファンタジックな要素がありつつも、私たちの歴史、歩んできた道のりが織り込まれていて「わあ、すごい作品を作っていただいてありがたいな」という気持ちになりました。
――さらにそこにライブの要素も融合していて、まさにi☆Risにしかできないアニメーションになりましたね。
久保田:そうですね。自分たちでモーションキャプチャーまでやるって、なかなかできないことなのかなとも思います。