シド(マオ/ゆうや)インタビュー|アニメ『黒執事 -寄宿学校編-』のエンディングを彩る「贖罪」を手掛けるにあたっての想い 「P4たちの気持ち、P4を見ていて僕が思ったことを歌詞にしました」
結成20周年イヤーを駆け抜け、5月18日&19日には河口湖ステラシアターでのライブ「SID LIVE 2024 -Star Forest-」を開催。その余韻が冷めやらぬ中、新たな一歩を刻むニューシングル「贖罪」をリリースした。
「贖罪」は2024年4月よりOAスタートした『黒執事 -寄宿学校編-』のエンディングテーマ。シドと『黒執事』のコラボレーションは本作で4度目となる。昨年2023年12月にリリースされたトリビュートアルバム『SID Tribute Album -Anime Songs-』ではセバスチャン・ミカエリス役を担当する小野大輔さんが“モノクロのキス”を歌唱したことも記憶に新しい。本作では初めてとなるエンディングテーマを担当。シド×『黒執事』の深い絆があるからこそのミディアムナンバーとなっている。作詞を手掛けたマオ(Vo.)、作曲を手掛けたゆうや(Dr.)に、その思いを聞いた。
星と森が見える場所でのドラマティックなライブ
――まずは5月18、19日に山梨・河口湖ステラシアターで行われた「SID LIVE 2024 -Star Forest-」のご感想を教えてください。
マオさん(以下、マオ):すごくいいライブでしたね。半野外みたいな場所なのですが、「Star Forest」というタイトル通り星と森に囲まれてみんなと美味しい空気を吸いながらというコンセプトのライブなんですけど。ライブもそうですがライブ以外の時間もずっと自然に囲まれてリラックスした気持ちで挑めたので普段のライブとはまた違った自分が出せたのかなと。またここでライブしてみたいなという気持ちになりました。「恒例行事になっていけばいいな」と少し思いましたね。それぐらいいいライブでした。
ゆうやさん(以下、ゆうや):最高に楽しかったですよ。自分たちで開催しといてあれですけど、あんな素敵な場所でライブできるって中々ないですからね。バンドといえばちょっとインドアな感じがしますが、その真逆の大自然(外)という感じが、ね。2回目の開催でしたけど、すごく気持ちいいっすね。楽しかったですよ。最高でしたよ。
――特に印象に残っていることはありますか?
ゆうや:これは本当に申し訳ないですけど、2日目がね、雨だったんですよ。それで終わってしまったもんだから、その印象がすごい強くて。今でもまだ(当日使った)機材のことを心配してるんですよ。
――実際、機材の状況はどうなんですか?
ゆうや:いや、分かんないっす(苦笑)。だから今、全部出して乾かしてみたいな話らしいですけど……。すごくいい演出だったんですけどね。やろうと思ってできる演出でもないので、思い出はたくさん残ってますね。