『コードギアス 反逆のルルーシュR2』をはじめ、直近放送のアニメタイトルともコラボ実施予定!? | オンラインRPG『PSO2 ニュージェネシス』3周年記念プロデューサーインタビュー【PR】
アニメイトタイムズ読者にはドラマCDやTVアニメでおなじみ、国産オンラインRPGの雄『ファンタシースターオンライン2』。その最新作である『PSO2 ニュージェネシス』(以下、『NGS』)が2024年6月10日にサービス開始から3周年を迎えます。
オンラインRPGとして常に進化を続ける傍ら、様々なアニメ・ゲームなどとコラボを積極的に行い、直近では『推しの子』、にじさんじとのコラボが行われたほか、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』とのコラボも発表されています。
そんな『NGS』3周年を記念して、アニメイトタイムズではシリーズプロデューサーの木村裕也氏にインタビュー! ここまで駆け抜けた3年間の思い出や、作品にかける想い。コラボにまつわるアレコレに加え、今後の展望についてもたっぷりお伺いました。
今後続々とアニメコラボも予定されているという『NGS』。今から初めても最新コンテンツまで追いつける施策もありますので、ぜひ最後までチェックしてください!
初代『ファンタシースター』から数えると約37年。ファンの層の広さや、人生を感じるタイトルに。
――まずは3周年を迎えた率直な感想はいかがですか?
シリーズプロデューサー・木村裕也氏(以下、木村):振り返ってみると、長くもあり、短くもありですね。1年目はコロナ禍でスタートしたこともあり、中々スケジュール通りにいかず、苦しい思いをしました。慣れていない在宅ワークへの切り替えで開発スピードを出しきれなかったことも悔しかったですね。初期には「ボリュームが少ない」というご意見もたくさん頂き、せっかく遊びに来て頂けたのに離脱させてしまったこともありました。しかしその後、徐々に開発環境に慣れていき、『NGS』をどうアップデートすべきかが明確になりました。全体的なボリューム、アップデート頻度が上がり、ユーザーさんの満足度も高い状態で3年目を迎えることができて嬉しく思います。
――3年間を振り返り、印象に残っていることを教えて下さい。
木村:最も嬉しかったことは、やはりアップデートしていくなかで、ユーザーさんに好評を頂けた……というよりも喜んで頂けたときですね。
例えば、2023年6月の超進化アップデートで実装した「クリエイティブスペース」。こちらはいわゆるハウジング、サウンドボックス的な要素で、ユーザーさんからは『NGS』初期からご要望頂いていました。実は開発自体はずっと続けていたのですが、ユーザーさんを長く待たせてしまっている以上、絶対にその期待を上回るものにしなければいけません。だからこそじっくりと開発を進め、満を持して情報を出したところ、ユーザーさんから大変良い反応を頂くことができました。
また、実装したあとも「え、こんなこともできるんだ!」というお言葉も多く、当初の目標のひとつだった”自由度の高さ”を楽しんで頂けたことが嬉しかったです。なかには、「何時間かけて作ったんだろう……」というほど作り込まれた作品もあり、我々が驚かされることも少なくありません。それだけ熱中して頂けたことが、何より嬉しいです。
――逆にキツかったことは?
木村:キツかったことは、やはりコロナ禍での開発でした。また、直近1年の反省という意味では2023年6月より順次実装・配信した『ver.2』以降での出来事ですね。
ありがたいことに『ver.2』を期に新規&復帰されたユーザーさんが多くいらっしゃいました。しかし、同年8月以降にいくつか高難易度のクエストを実装させて頂いたのですが、新規&復帰された方々には敷居が高いコンテンツとなってしまいました。また、コアなユーザーさんからは苦労の割に報酬が見合わないというお声も頂き、もっと配慮すべきだったと大変反省しました。
のちにネット配信の放送にてバランス調整に対してご説明させて頂き、なんとか以降のアップデートでは改善されていることをユーザーさんに実感して頂くことができたと思っています。
――『PSO』という歴史のあるタイトルを運営し続けることの難しさや大変さはありますか?
木村:『PSO』はセガのなかでも代表的な作品のひとつになってきています。ただ、そこに対しての必要以上にプレッシャーは感じていません。しかし、長い歴史のなかで本当に多くのファン、ユーザーさんに支えられていることは必ず意識しています。
初代『ファンタシースター』(1987年発売)から数えると約37年の歴史がありますから、ファンやユーザーの幅が非常に広いんですよね。皆さんそれぞれに好きだった『ファンタシースター』がありますし、趣味嗜好も異なります。とくに、『NGS』はバラエティー性に富んだタイトルであるだけに、どういった要素を追加すれば、どの層の方に喜んで頂けるかを考えながら運営することが大変な部分です。
――ユーザーさんからの声で印象に残っているものは?
木村:『ファンタシースターオンライン』(2000年発売)で24年、『ファンタシースターオンライン2』(2012年発売)だけでも12年もの歴史があり、ユーザー様も同じく年齢を重ねていらっしゃいます。ずっとオンラインゲームをプレイされている方にとっては、最早ライフワークというよりも人生の一部になっていると感じることがあるんです。
例えば、過去のオフラインイベントでは「ゲームを通じて結婚しました」といったご報告を、聞くことは度々ありますが、その後「子供ができて親子で一緒に遊んでいます」という方にもお会いしたことがあります。長期運営タイトルだからこそ感じる嬉しさですね。