タイセイやリョータと仲良くなっていく中で、少しずつ年相応な部分が見えてきていると思います――『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』フォールデン アカネ役 小野賢章インタビュー
アカネと同じ「E6系 こまち」には乗ってみたいです
――放送前に日替わりで注目ポイントを挙げる企画がありましたが、小野さんは「アカネの美しさ」と回答していました。これまでの放送回で、アカネの美しさが際立っていたり、印象的だったシーンはありますか?
小野:第9話の函館タワーのシーンでユキちゃんがナンパされた時、スマートに対処するところはアカネのかっこよさが出ていたと思います。
あと、個人的に好きなエピソードは体育祭の三人四脚で、3人で息を合わせて頑張るところもそうですが、アカネが自分の得意な陸上で率先して2人を引っ張っていく姿も好きなポイントの一つです。最後にみんなで転んだ後にギャアギャアと言っているのも、あそこはアドリブで演じているので、もう一度見直してもらいたいポイントです。
――収録の休憩時には石橋さんが鉄道の話をしているという噂もありますが、皆さんでどんな様子で過ごしているのでしょうか?
小野:基本的に陽彩君が鉄道の話をしていますが、座る場所的に陽彩君と神葉君が二人で話していることが多い印象ですね。僕は隣に小林(親弘)さんがいることが多いので、本当に他愛のない話を2人で話しています。あと、毎週のようにグッズが届くので、それで盛り上がっていることも多いです。
――リアル鉄道部といった雰囲気ですね。
小野:僕は電車や新幹線に詳しくなかったので、陽彩君の鉄道話は神葉君に任せています(笑)。
――『シンカリオン』シリーズに出演された方は、みなさん鉄道が好きになったり、興味を持つようになる印象があります。小野さんも気になる鉄道や新幹線ができるといった心境の変化はありますか?
小野:やはりアカネと同じ「E6系 こまち」には乗ってみたいです。
――まだ乗られたことはないんですね。
小野:そうなんです。なかなか東北の方に行く機会が少ないので、いつか乗ってみたいと思っています。先日、仕事で山形に行く機会があった時には「E5系 はやぶさ」に乗れたので、一緒に写真も撮っちゃいました。こういうのは『シンカリオン』に参加したからこそですね。
大阪とか西の方に行くことは多いですが、北の方に行くことはあまりなかったので「E5系 はやぶさ」に乗れたのは嬉しかったです。
――今回の『シンカリオンCW』には過去シリーズにはなかった要素として「メタバース」があります。小野さんがメタバースで自由に駅や路線を組めるとしたら、どんなものを作ってみたいですか?
小野:自分の行動範囲というか、よく行くところだけを集めた路線を作りたいです。例えば、メタバース上で玄関を開けたらすぐ最寄りの駅があって、そこから新宿・原宿・渋谷・池袋・表参道といった自分の行動範囲だけを行き来できる路線みたいな。
あとは、行きたい場所まで直通で行ける路線も良いですよね。鎌倉や江の島が好きなので、直通で自分の駅から行けるようにしたいです。
小野賢章さんにとっての「カッコイイ人」とは?
――まだ先の展開は言えないところも多いと思いますが、今後のアカネの活躍でここに注目してほしいポイントはありますか?
小野:これからもシンカリオンの運転士は増えていきますが、敵も強力になっていきます。その中で運転士たちがどう成長するのかは、見どころの一つだと思います。
また、アカネ自身にも陸上をどうするのかという問題があります。第5~6話では、陸上というよりは兄へのコンプレックスを克服する内容でしたが、今後は学校での陸上についてもどうするのか向き合うタイミングがあるので、そこもぜひ見守っていただきたいなと思います。
――最後に、アカネからは「イナさんの受け売りじゃないか」と言われてしまいそうですが、小野賢章さんにとって「カッコイイ人」とはどんな人ですか?
小野:やはりブレない人ですね。自分の発言や行動にしっかり責任を持てる人が「カッコイイ人」なんだと思います。
取材・記事:岩崎航太、編集:石橋悠
作品概要
あらすじ
「超進化鉄道開発機構」通称「ERDA(エルダ)」は、対抗手段として新幹線が変形するロボット「シンカリオン」を開発し、脅威に備えていた。
「何かを守れる、カッコイイ人に…僕は…」
中学2年生の大成タイセイは、2年前に失踪した姉の手がかりを求めて、進開学園中等部に転入する。
その矢先、10年ぶりにアンノウンが出現。偶然にもタイセイがシンカリオン運転士として高い適性値を持つことが判明し、闘う決断を迫られることとなる。
アンノウンの正体、そして目的は何なのか…。闘いの末に見えてきた真実とは…。
少年たちの決意と成長の物語が、今、始まる―。
キャスト
(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/ERDA・TX