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夏アニメ『キミ戦』Season Ⅱ:小林裕介×雨宮 天インタビュー

夏アニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season Ⅱ』:小林裕介さん(イスカ役)×雨宮 天さん(アリスリーゼ役)インタビュー|イスカが不利な戦いをひっくり返す展開、そしてコメディチックな燐とアリスと母のミラべアとの関係性にも注目!

 

イスカにグイグイ迫る姉と妹に、ちょっと焦りも感じるアリス!?

――Season Ⅱ の新キャラや、よく絡んでいるキャラについて教えてください。

小林:僕はタリスマンですね。バトルを繰り広げていくんですけど、星霊術の扱い方に長けていて、イスカが劣勢になる場面もあるし、会話が成立する相手でここまで苦戦したことは初めてで。しかも単独で立ち向かっている状態なので、元・使徒聖のイスカといえども皇庁に対してそれほど無双できるものではないんだなと。

あとはルゥ三姉妹(イリーティア、アリス、シスベル)には振り回されっぱなしで。

雨宮:すみません(笑)。

 

 
小林:シスベルだけならまだしも今後はイリーティアまでイスカを誘惑するようなシーンもあって。 イスカも大変ですね。

雨宮:なぜかイスカはモテますよね……ってなぜかというのは失礼でしたね(笑)。私の場合は新しいキャラではありませんが、お母さまのミラベアとよく会話しましたね。三姉妹でいえばシスベルと……。シスベルがかなりグイグイとイスカに迫っていて。Season Ⅰの段階でもそういう雰囲気はありましたけど、イスカという存在が今の自分の想いを叶えるためにという理由以上に、イスカにひかれている部分があるのかしら? という感じでSeason Ⅰは終わって。そしてSeason Ⅱになったら前にガンガン前に出てきて、「ああ、敵は身内にいたのか」と(笑)。

――アリスはここまで段階を踏んで関係や絆や想いを構築してきたのに、シスベルが横から奪い取りに来たような。

 

 
雨宮:そうなんですよ! やりたい放題で、イスカを振り回して。イスカの気持ちというよりは物理的な距離感で、とられかけちゃっている感はあるので、ちょっと……ムカムカします(笑)。

小林:シスベルに関しては初期の好感度が違いますからね。Season Ⅰの第1話で助けているし。

雨宮:Season Ⅰでアルサミラのホテルにシスベルが訪ねてきた時に組み敷いた時、イスカも自分が逃がした女の子だと気付いていたので、それはシスベルも「助けてくれた上に、覚えていてくれたんだ」となりますよね。

――まかり間違ったら、イスカとの関係値もシスベルがアリスを逆転してしまうかも。

雨宮:それは間違えすぎですよ! シスベルのほうが後……でしょ……。まあ、先と言われたら先なんだけど(笑)。 Season Ⅰではナンダカンダ言ってもという余裕がありましたけど、Season Ⅱでは完全に実の妹がライバルになってしまうというドタバタ感がありますね(笑)。

 

 

Season Ⅰ のよいところは継承しつつ、新たな作品を作ろうという熱意を感じる映像。小林さんが魂を込めたバトルシーンの力が入った描写も

――アリスの勝利を祈っています(笑)。ところでPV等で映像をご覧になった感想をお聞かせください。

雨宮:またいつものみんなが、いつもの感じでいてくれているなと思いました。制作チームが変わったことによって、絵も含めていろいろ変わってしまうかもしれないなと思っていましたが、私のよく知るみんなが、よく知る感じでいてくれたので、すごく嬉しいなと思いましたし、スタッフさんたちのSeason Ⅱへの想いや気合もすごく感じました。

EDのノンクレジット映像が公開された時も、Season Ⅰの時とは違う耽美な感じで。Season Ⅰのいい部分はちゃんとそのままに、新しいものを作ろうとしているのかなと感じました。

小林:僕も絵がどういう風になるんだろうと思いましたが、Season Ⅰ をちゃんと継承しているのが伝わってきましたし、僕は特にバトルに魂を込めてやりたいなと臨んでいる作品なので、メインPVの締め方がそのあたりの熱量を踏んでくれているのがありがたいです。これはラブコメだけではないんだと。

序盤の展開はラブコメ度合いが高いので(笑)。僕も演じていて、「この作品ってこんなに幸せだったっけ?」という気持ちがあったので、メインPVを見た瞬間に進むべき方向が示されていて、再確認ができて嬉しかったです。

――ラブコメのままでは、イスカが全然カッコよくないですからね(笑)。

小林:そうなんです。何ひとつ良いところがないので。

雨宮:確かに(笑)。

 

 

――Season Ⅱ の全体的な見どころと、ご自身のキャラ的な見どころのご紹介をお願いします。

小林:よくも悪くもイスカって、目に見えて成長しているところはないと思うんです。バトルも戦いに慣れていくという熟練度は上がっていくけど、対応力の高さはSeason Ⅰからずっと持っていたものですし、女性についての耐性もまったく上がっていないし(笑)。

でも特殊な力に目覚めなくても、危険度が高いバトルに対応できる機転が利くさまはSeason Ⅱ でも発揮してくれているので、不利なバトルをどうひっくり返していくのか、そのどんでん返しに注目していただきたいと思っています。

雨宮:個人的に楽しみにしているのは、ここまでSeasonⅡはコメディの側面もしっかり描かれているというお話をしてきましたが、その中でも燐がすごいことになっていて。アフレコの時点も「燐もここまで突っ切った感じになるんだ」と思っていたので、燐のギャグだけど、乙女チックなかわいいシーンを完成した映像で早く見たいです。

 

 
アリス的には、今回のSeason Ⅱでお母さまとちゃんとお話しする機会が増えたところです。Season Ⅰではそれほど母と娘の関係性が見えず、どちらかといえば距離があるのかなと感じていました。

お母さんだけど、女王という立場もあるし、シスベルを心配するシーンはあってもアリスとの関係性が見えなかったSeason Ⅰ からSeason Ⅱ になるとミラベアが結構お母さんしてくれて、母と娘のシーンも増えてきて。そうなることで、ミラベアの人間性も見てくるし、アリスがお母さんをすごく慕っているところもあるので、母娘のシーンは見どころの1つかなと思います。

――あとアリスがシスベルに嫉妬するたびに、アリスがよりかわいく思えるのかなと。

雨宮:そうですね。Season Ⅰ ではそれほど嫉妬する必要がなかったので(笑)。あくまで「私とイスカは立場が違うし!」というツンツンはあったけど、Season Ⅱ になるとそんなことも言ってられないので(笑)。イスカが三姉妹から愛されすぎているので、そこは私の心配ポイントでもあります(笑)。

小林:Season Ⅰ はピュアさがあったけど、Season Ⅱ ではどちらかといえばハレンチの度合いがすごくなって(笑)。

 

 
雨宮:やっぱり負けられないと思っちゃうと、こうなっていっちゃうのかな? 大胆にね(笑)。

――イスカは視聴者からのジェラシーによって炎上しまくるSeason Ⅱ に。

雨宮:視聴者の方はそんな風に思うんですか?

小林:でもイスカは自分から飛び込んでそうなることってないんですよね。例えば女性がお風呂に入っている時に偶然入ってしまうラッキースケベ的なことではなくて、全部女性側からアプローチされて、巻き込まれているだけで。それでアレコレ言われるのは心外ですね(笑)。

――女性からのアプローチであっても複数の女性にモテるのは許せないものです(笑)。

小林:うらやましいと思ってもらえるならいいですよ。

 

 
雨宮:でもイスカはちゃんと結果を残していますから。ちゃんと鍛錬も積んだ上で、自分しか扱えない剣を使っていますし、アリスだけではなく、すべての人を救うだけの力があるので。

小林:そうだよね! ご都合主義とかじゃなく、シスベルであれば助けてくれた優しさ、そして守ってくれる強さから興味を持つ。そしてあまり人に心を開かないシスベルが認める男に姉のイリーティアも興味を抱く。ちゃんとした理由と確かな人間性を持ち合わせているから良し!というのを言い訳にさせていただきます(笑)。

――アニメのSeason Ⅱ を楽しみにされていた方、今回初めて触れる方それぞれへメッセージをお願いします。

雨宮:まずは気付けば長い間、アニメのSeason Ⅱ を待ってくださった皆さん、ありがとうございます。Season Ⅰ をご覧になってくださった方は、Season Ⅱ だから見られるアリスたち……たぶんアリスと燐が大きいと思うんですけど(笑)、新しい表情がたくさん見られるので、楽しみにしていただきたいです。

Season Ⅰ のキャラは「この人、絶対悪いヤツだ!」とか「何か怪しいな?」とか「闇が深そう」というキャラが何人かいましたが、その人たちの実情も徐々に明らかになっていくのでそこも楽しみにしていてください。

 

 
この記事で初めて作品を知ってくださった方に伝えたいのは、キャラが大勢登場してきて、更にSeason Ⅱ でも魅力的な新キャラが登場します。どのキャラにも思想や芯があって、それを元に行動していき、キャラ同士の関係性も絡み合っていきます。

最終的に私が言いたいのはSeason Ⅰ をまず見てほしいということです(笑)。すべてのキャラがちゃんと生きていて、動いていることを感じていただけると思います。絡み合う人間関係やドラマを楽しんでください。

小林:今回のSeason Ⅱ は、皇庁の中の御三家、ルゥ家、ゾア家、ヒュドラ家の思惑がぶつかり合いすぎていて、すごく複雑に絡み合っています。その渦中にいるアリスの心労は計り知れないものでしょうし、イスカのことも相まって、心に抱えているものが多いと思います。

 

 
今回は使徒聖たちも新たに登場して、三王家に対して戦いを挑んでいくのでスケールが広がります。ボリューム的にSeason Ⅰ を上回る内容になっていると思います。このSeason Ⅱ から見て、興味を持ってSeason Ⅰ を見ていただけるのならば、やっぱりアリスとイスカの関係性の構築の過程を見てもらいたいです。一見、ラブコメしているバカップルに見えるかもしれませんが……。

雨宮:(笑)

小林:お互いにリスペクトしているもの……戦争の終結や国や家族に対する想いというものがあって、そこは必ずしも一致はしていないけど、「向くべき方向は一緒かも」という光を見出した上での関係値になっているという基盤を確認した上でSeason Ⅱ をご覧になっていただけると見え方も変わってくると思います。

Season Ⅱ を見てからSeason Ⅰ に戻ってみると、再度Season Ⅱ を見た時に新たな発見があると思うので、合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

作品概要

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II

 
◆2024年7月10日(水) TOKYO MX他にて放送・配信開始

◆あらすじ
科学技術が発達した、機械仕掛けの理想郷「帝国」。超常の力・星霊術を駆使し、“魔女の国”と恐れられる「ネビュリス皇庁」。二国は長きにわたる戦争を続けてきたーー。
帝国の最高戦力イスカと皇庁の王女にして“氷禍の魔女”アリスリーゼは、激闘の中で互いの素顔に触れ、その生き方と理想に惹かれ合う好敵手となった。
独立国家アルサミラで帝国と皇庁の謀略を打ち砕いた二人は、再会を誓ってそれぞれの道へと進むが、意外な形でその約束を果たす。
アリスの妹シスベルと取り引きを交わし、護衛として皇庁に潜入するイスカ。シスベルの捜索隊として皇庁の都市リースバーデンを訪れるアリス。
偶然の再会は二人の心をさらに燃え上がらせるが......同時に皇庁内では帝国の内通者「純血種・被検体E」が暗躍し、帝国の「特務・女王捕獲計画」が動き出そうとしていた。
否応なく引き裂かれようとするイスカとアリスは、その運命に抗うことができるのか——。

◆キャスト
イスカ:小林裕介
アリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世:雨宮天
ミスミス・クラス:白城なお
音々・アルカストーネ:石原夏織
ジン・シュラルガン:土岐隼一
燐・ヴィスポーズ:花守ゆみり
シスベル・ルゥ・ネビュリス9世:和氣あず未
イリーティア・ルゥ・ネビュリス9世:沢城みゆき
ミラベア・ルゥ・ネビュリス8世:久川綾
ヨハイム:榎木淳弥
冥:富田美憂
マグナカッサ・ガンファイト:速水奨
璃洒・イン・エンパイア:竹達彩奈
ネームレス:笠間淳
サー・カロッソス・ニュートン:杉田智和
ガルガンリィ:興津和幸
グロウリィ:子安武人
仮面卿:緑川光
キッシング・ゾア・ネビュリス9世:小原好美
タリスマン:置鮎龍太郎
サリンジャー:関俊彦

◆公式HP:kimisentv.com
◆公式 X:@kimisen_project

 

(C)細音啓・猫鍋蒼/KADOKAWA/キミ戦2製作委員会
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