『貼りまわれ!こいぬ』トークイベント「〜北の⽝地 研修編〜」公式レポートが公開|⻑縄まりあさん、櫻井孝宏さん、meiyoさん、池ヶ⾕愛監督登壇
2024年7月6日(土)より放送中のTVアニメ『貼りまわれ!こいぬ』第2期。このたび、札幌で行われたイベント「『貼りまわれ!こいぬ』〜北の⽝地 研修編〜」の公式レポートが公開されました。
本イベントには、⻑縄まりあさん、櫻井孝宏さん、meiyoさん、池ヶ⾕愛監督が登壇し、作品に関するトークを繰り広げました。
イベント概要
⽇時:2024年7⽉20⽇(⼟)
場所:アリオ札幌 1階ハーベストコート
出演者:⻑縄まりあ、櫻井孝宏、meiyo、池ヶ⾕愛監督
イベントレポート
本作初のトークイベントとなったこの⽇、最初に登壇したのはこいぬを演じた⻑縄まりあさん、⽝々先輩役の櫻井孝宏さんと池ヶ⾕愛監督。
こいぬと⽝々先輩のアフレコ時に意識した点について聞かれると、⻑縄さんは「⼊れ過ぎだよってくらいアドリブを⼊れてやろうと思いました。こいぬちゃん、セリフはあるんですが(セリフがないシーンでも)ト書とか、常に画⾯の後ろや前で動いていたりするので、⼝は⾒えないけれども、ここにアドリブをいれてみたらOKもらえるかな?と、とにかくいっぱいぶつかってみたらどうなるんだろうと考えていました」と話し、実は本編では台本上にないセリフの⽅が多かったと明かしました。
⽝々先輩を演じた櫻井さんは「意識しないように意識しました。⽝々先輩が初登場した話が、後輩のこいぬが⼊社して、先輩として仕事を教えてあげるという内容だったので、素が出せればと思ってました。⽝々先輩は丁寧で優しいので、その辺を温かくまろやかに表現できたらと。でも、想像してみてください、こいぬが現れたら優しくしちゃいますよね」と説明。⻑縄さんは「嬉しい」と反応し、櫻井
さんも「だから僕も、あまり意識せず⽝々先輩になれたんじゃないかなと思います」と役作りについて話しました。
本作がアニメ化されると聞いた監督は「ぜひ!」とすぐ監督のオファーを快諾したそう。「SNSなどでお⾒かけすることが多くて、お話を伺った際に絶対やりたいと思いました。常々名刺に、“可愛いアニメ作ります”と書いていたので、お任せくださいと」と嬉しいオファーであったことを明かしました。アニメ化にあたり⼯夫した点については「漫画を読んだ時、⾃分の中で盛り上がりなどのリズムがあったりする。いかに皆で⼀緒に楽しめるかを意識しました」と話しました。
話はアフレコ時のエピソードについても及び、初めてのアフレコが⼀番印象に残っていると話した⻑縄さんは「実は1話はこいぬちゃんが最後に少し出るだけなので、私もドキドキしながら⾒ていたんです。⾳響監督がナチュラルめだけど、絶妙なリアル感でやってみましょうとおっしゃっていて、私はすごい難しいニュアンスだなと思っていたんですが、先輩たちがバシッと決めていてすごいなと思いました」と振り返りました。
櫻井さんは⻑縄さん演じるこいぬについて、「この作品はこいぬありき。あざとくなっちゃったり、⽢ったるくなっちゃうような可能性もあるなかで、⻑縄さんにしかできない絶妙なこいぬのバランス感覚はすごいと思っているので、他のキャストは⻑縄さんを⾒て、追いかけてやっていると思います」と明かすと、⻑縄さんは「本当ですか!私は先輩を追いかけていました」と話し、「ぐるぐる追いかけ合っていたんですね」(櫻井さん)と本作らしい可愛らしいエピソードが明かされました。
お気に⼊りのキャラクターを聞かれた監督は「ほぼ全⽝思い⼊れがあるんですが、ポメが好きです。すごくミステリアスなんですよね。推している割に、1期では空から降ってきて「ワン!」で終わっちゃうんですが、2期はもっと出てくるので」と、2期でのポメの活躍を匂わせました。
その後、⻑縄さん、櫻井さんによる1期の第5話「こいぬと先輩」の⽣アフレコが披露されました。アフレコ披露後、監督は⻑縄さん演じるこいぬについて「本当に可愛い!」と話しつつ「(本作の)オーディションは、⾊々な⽅が受けてくださったんですが、その時のメモを⾒返したら⻑縄さんのところに「可愛い!」と書いてありました。こいぬの少し抜けている感じの演技もぴったりでかわいかったです」と⼤絶賛。
櫻井さんも「こいぬの”ぺたぺた”を聞いていたらニヤニヤしちゃいました。たまらないですね」と振り返りました。ここで、本作の主題歌を歌うアーティストのmeiyoさんが登場! エンディングテーマでお馴染みの「STICKER!!!」を⽣歌唱し、会場を沸かせました。
⽣歌唱を聞いた⻑縄さんは「いつもエンディングでノリノリのこいぬちゃんを⾒て、⼀緒にノリノリになっていたので、ここでmeiyoさんの⽣歌と皆さんの⼿拍⼦がさらに盛り上げてくださって、ルンルンで聞いていました」と嬉しそうに話しました。
meiyoさんは曲を作るにあたり、事前に監督と話をしたことを明かし「その時に、⼀⾒こいぬっぽくない、ちょっとチャラい感じなんだけど、合わさってみるとすごく似合っている。というテーマを頂いて、僕はそこにむかって全⼒で、僕の中のチャラを出して作っていきました」と「STICKER!!!」制作秘話を明かしました。監督も「本当にふわっとしたオーダーをしてしまって。素晴らしい中毒性の⾼い曲ができて、ありがとうございます」と感謝を伝えました。
さらに本編でmeiyo⽝というキャラクターとしてアニメに登場しているmeiyoさんはアフレコ時のエピソードを聞かれると「本当に緊張しました、難しかったです。僕が思い描いていた感じでいったら、もうちょっと元気な感じでと⾔われて、どんどん、上げていって⾼くなったところを使っていただきました」と話しました。
エンディングテーマのアニメーションを⼿がけた監督は「ダンスをさせたいという気持ちはあったので、せっせと書いたんですが、⼀度テストで映像を作った際に、コピペでこいぬを何体か並べたのですが、ステージの端っこにひとつ反転しちゃった⼦がいた。その時は気づかなかったんですが、後々1匹だけダンスを間違えている⼦がいて、それがすごくて良いと。そこからその⼦だけどんどんずれたり失敗させたりして、あの⼦だけがこいぬという設定にしました 他の⼦はこいぬ的な何かで、失敗している⼦だけが本物のこいぬ、と私は思っています」と驚きのエピソードを明かしました。
櫻井さんも「さっきチェックしたんですが確かに間違ってました。ノリノリのmeiyo⽝も楽しくて、⾒どころがたくさんあるエンディングだと思います」と話しました。
続くパネルトークでは、<こいぬの世界に⽣まれたら、どんな仕事をしたい?>というお題に各⾃各々の回答を披露し、盛り上がりを⾒せました。
さらにお知らせコーナーでは「貼りまわれ!こいぬ」と「おそ松さん」のコラボイラストも解禁。櫻井さん演じるおそ松と⽝々先輩のスタンディがステージに登場しました。
櫻井さんは「本当に申し訳ございません。こんなところまで⾷い込んできて」と話しながらも「このコラボレーションは嬉しいです」と話し、「神⾕浩史くんもマル・チーズ役で出演します。⼀緒に収録したのですが、かわいいビジュアルなので、どういう役作りでくるかなと思っていたら、⾯⽩くて笑ってしまいました。どんなエピソードなのか楽しみにしててください」と初解禁となった神⾕浩史さん演じるマル・チーズ店⻑への期待を煽りました。
イベントの最後にはそれぞれ⼀⾔ずつメッセージが贈られました。監督「ほぼ家から出ず、アニメばかり作る⽣活をしているので、⾒てくださる皆さんと直接触れ合える機会はレアで嬉しく思っております。2期も可愛い⽝たちが沢⼭出てきますので楽しんでご覧ください」
meiyoさん「僕も家で⾳楽を作ってばかりなので、こんなふうに皆さんとふれあえる機会がいただけて嬉しい限りです。meiyo⽝は2期にも出演するみたいなので、そちらもぜひぜひお楽しみにしていただければと思います」
櫻井さん「お仕事で北海道にくるのは初めてで、すごく嬉しかったです。⾯⽩い作品なので、もし知らない⼈がいたら、⾯⽩いよといっぱい貼りまわってください」
⻑縄さん「この作品で皆さんの前でお話するのが初めてでしたので、こうしてお集まりいただいた皆さんと⼀緒に『貼りまわれ!こいぬ』の独特な世界を共有することができて本当に嬉しいなと思っております。こいぬちゃんはこれからもステッカーをぺたぺた貼りまわると思いますので、これからも応援と、こいぬちゃんと、⽝々たちの物語を⾒て、ちょっと癒されてくれたら嬉しいなと思います。今⽇はありがとうございました!!」
『貼りまわれ!こいぬ』作品概要
あらすじ
いつも通り職場に向かうと会社が倒産したと告げられて・・・
職を失い、途方に暮れるこいぬ。
そんな時に現れた不思議な求犬広告。
その仕事の内容は「街のいたるところに
犬のステッカーを貼りまわる」というもの。
目的はよくわからないけれど、
こいぬは “ステッカーを貼りまわる” お仕事に
日々励むことになるのでした
いや、そもそもこの仕事はいったいなんなのか?
SNSで人気の漫画家・うかうかによる、
犬々の日常を描いたショートアニメ、いよいよ始まります。
キャスト
(C)うかうか(秋田書店)/貼りまわれ製作委員会