「やれば終わる!」夏休みの宿題が終わらない学生さんに向けて、中島さんから強烈なエール!? 思い出のゲーム『Ib』にも思いを馳せる!「らしんばんラジオ」2024年8月パーソナリティ・中島由貴さんインタビュー
ホラーアドベンチャーゲーム『Ib』を語る! 中島さんが声優として参加したいキャラとは?
――「中島由貴のユキペディア」では、前回の『テイルズ オブ』シリーズに引き続きゲームのお話をされたのですね。
中島:今回は学生時代にすごくハマった『Ib』のお話をしました。実況動画も見ていたし、自分でプレイもしていて、エンディングを探したり(※)していました。作品が好き過ぎて、友達にも布教していましたね。もしかしたら語彙力がなくなっていたかもしれませんが……(笑)。それでも、思いは伝えられたんじゃないかなと思います!
(※)『Ib』はマルチエンディングシステムが導入されたゲームであり、プレイヤーの行動などから様々なエンディングに派生する。
――作品が好きすぎると、言葉が出てこなくなりますよね。
中島:「好き!」っていう言葉しか出てこないんですよね。あとは、「めっちゃ良いゲームだよ!」みたいな(笑)。
――そんな『Ib』ですが、ジャンルで言うとホラーゲームですよね。
中島:そうです! 元々はフリーのホラーゲームで、リメイク版から有料になって、入館料が必要になりました。その分、リメイク版では便利な機能がたくさん付いているので、Switch版などがオススメかもしれません。もちろん、PC版も素晴らしい作品ですよ!
――初めてリリースされた2012年当時から、とても流行っていましたよね。SNSなどでも、『Ib』の話題をたくさん目にしました。また、節目のタイミングで、再度盛り上がっていますよね。
中島:Switch版発売のタイミングで、「ゲルテナ展」(2023年7月14日〜同年8月7日)が開催されていましたね。私は仕事があって行けず、グッズも買えなかったから、悔しかったんです……。
ハマっていた当時もアニメイトさんで、『Ib』のグッズを探していたんです。やっと見つけたパスケースを、ボロボロになるまで使った記憶があります。
――ありがとうございます。当時から、グッズも展開されていたんですね。
中島:ありましたね。ただ、それほど種類はなくて……。10種類もなかったんじゃないかなと思います。でも、今はインターネットで買えるようになったので、すごく嬉しいです。もっと展開してほしい!
――これほどの愛があれば、いつか中島さんがキャラクターボイスを担当する、なんてこともあるかもしれません。
中島:好きすぎて困惑するかも!(笑) 漫画とかでもそうですけど、脳内で勝手に流れる妄想の声ってあるじゃないですか。それがあるから「自分じゃない」ってなっちゃうな……。それなら、「美術作品」の声をやりたいですね! 絵画が追いかけてくるときのうめき声とか(笑)。
――「美術作品」の立場であれば、物語を見守ることもできますね(笑)。
中島:そうですね! 『嘆きの花嫁』の役とかいいですね。「指輪がなくなった」って、しくしく泣きたいです。あとは、ゲームをプレイしていると急に聞こえてくる、くしゃみの役とか!(笑)
――中島さんがくしゃみを担当するとなると、様々な声色のくしゃみが聞きたくなってしまいます。
中島:実際にゲームで流れるくしゃみは、驚かす目的もあるから、おじさんっぽいんですよ。だから、「へええくしょん!」って頑張りたいと思います(笑)。
――(笑)。ちなみに、『Ib』で推しキャラクターはいますか?
中島:ギャリーさんが好きです。ギャリーさんは、たくましくて頼れる大人なんですけど、時折「大人でも、怖いものは怖い」という弱い部分も見せてくれるんです。それでいて、いつもそばで励ましてくれる感じがすごく良いんですよね。
頼りがいがあるキャラクターであるとともに、オネエ口調で喋るギャップも本当に好きで……。(ギャリーにまつわる)悲しいエンディングもあるんですけど、見たいような、見たくないような、複雑な気持ちになりながら、エンディングを回収した記憶があります。
あと、メアリーもすごく良いキャラなんですよね。最初は「なんだ、このキャラは!?」って思ったんですけど、エンディングを見たら「ああ……メアリー……」みたいな気持ちにもなるし……これ以上は重大なネタバレになるので、みなさんにもプレイしてみてほしいです!
――ちなみに、2013年に行われた、『Ib』公開1周年記念人気投票では、2位のイヴとダブルスコア以上の差をつけて、ギャリーが1位でした。
中島:すごい! ギャリーさんはやっぱり人気なんですね。(人気投票の結果を見て)作品たちもランクインしているんですね。『無個性』が4位なんだ。面白い!