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『劇場版モノノ怪 唐傘』暑気払い舞台挨拶公式レポート

黒沢ともよさん、甲斐田裕子さん、ゆかなさん登壇『劇場版モノノ怪 唐傘』暑気払い舞台挨拶公式レポート|劇中のゾクッとしたシーンを告白、第二章への想いも語る

2006年にオムニバス『化猫』、2007年にTVアニメシリーズとして放送されて以来、根強く愛され続けている『モノノ怪』が、大奥を舞台に劇場版として“新生”。『劇場版モノノ怪 唐傘』が、7月26日(金)より全国ロードショー中です。

このたび、8月15日(木)に都内映画館で実施された“暑気払い”舞台挨拶の公式レポートが到着! 黒沢ともよさん、甲斐田裕子さん、ゆかなさんが登壇し、劇中のゾクッとしたシーンなどを語りました。

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劇場版モノノ怪 唐傘
大奥とは、男子禁制の“女の園”であり、重要な官僚機構でもある特別な場所。この地に、新人女中のアサ(黒沢ともよ)とカメ(悠木碧)が足を踏み入れる。キャリアアップを図る才色兼備のアサ、憧れの大奥に居場所を求めるカメ。正反対の二人は初日から、集団に染まるための“儀式”に参加させられる。御年寄の歌山(小山茉美)は、大奥の繁栄と永続を第一に考え女中たちをまとめあげるが、無表情な顔の裏に何かを隠している。そんな中、少しずつ、彼女たちを覆っていく“何か”。ついに決定的な悲劇が起こり、薬売り(神谷浩史)はモノノ怪を追って大奥の中心まで進むが、モノノ怪を斬り祓うことができる退魔の剣は「形」「真」「理」の三様が揃わなければ、封印を解き抜くことが叶わない。薬売りが大奥に隠された恐ろしくも切ない真実に触れるとき、退魔と救済の儀が始まる──。作品名劇場版モノノ怪唐傘放送形態劇場版アニメシリーズモノノ怪スケジュール2024年7月26日(金)キャスト薬売り:神谷浩史アサ:黒沢ともよカメ:悠木碧北川:花澤香菜歌山:小山茉美大友ボタン:戸松遥時田フキ:日笠陽子淡島:甲斐田裕子麦谷:ゆかな三郎丸:梶裕貴平基:福山潤坂下:細見大輔天子:入野自由溝呂木北斗:津...

 

『劇場版モノノ怪 唐傘』暑気払い舞台挨拶公式レポート

現在大ヒット上映中の本作。この日の舞台挨拶回には映画公開以降10回以上本編を鑑賞したというリピーターも詰めかけ、黒沢も「凄い!」とその熱量に大感激だった。

改めて本作の魅力について歌山直属の部下・淡島役の甲斐田は「和紙の上で繰り広げられる、まるで万華鏡のようなカラフルな映像美を持つ作品」と評して「テレビシリーズから拝見していたファンなので、今回の劇場版に参加できて嬉しい」と念願叶った出演に喜色満面。アサとカメの教育係を任された先輩女中・麦谷役のゆかなは『怪〜ayakashi〜』の中村健治監督作「化猫」から出演していることから「一度見ただけではすべてを理解できない、いい意味で難解な作品。『化猫』も今までの世の中になかったテイストの作品だったことを思い出しました。当時もキャスト・スタッフ一丸となって試行錯誤しながら、パズルのピースを埋めるように作っていた思い出があります」と懐かしむと同時に本作にも中村監督イズムが宿っていることを実感していた。

そんなゆかなの貴重な思い出話に甲斐田は「それこそが本当の作品作りであり、そんな作品が増えてほしいと思う。本作のエンドロールを見ても、これだけの人たちがこの作品ならではの雰囲気を作り上げるのにどのような意思疎通があったのかと思う」とクリエイターたちのイマジネーションをリスペクト。クラウドファンディングの協力者に触れて「薬売りを愛する者がたくさんいる!」と甲斐田がニヤリとすると、すかさず黒沢も「財布を解き放つ者たちもたくさんいますね!」と加えて笑いを取っていた。

役どころについて甲斐田は「淡島は日常にいるタイプの人間。大奥というしきたりの中で這い上がって来て、新人に立場を奪われそうになり右往左往する。ある意味、観客が共感を得やすい、その中に自分を見出しやすいキャラクター」と分析。一方、ゆかなは麦谷について「実際に私は彼女のような方に出会ったことがあり、当時は戸惑い悲しかったけれど、それがここに来て活かすタイミングが訪れるとは…。麦谷を演じることで、そんな人に対する理解が深まればいいと思ったので、いい経験をさせてもらいました」と自身の経験を基にした役作りについて振り返っていた。

大奥でキャリアアップを図る新人女中・アサを演じた黒沢は、アサとしての大奥での職場環境は「最悪です!」とぶっちゃけるも「黒沢としては、御二方の役は台本で読んだ時から作中で一番魅力的でドラマを背負った人間味のあるキャラクターだと思っていました」と共演を喜んでいた。

甲斐田とゆかなは、カメ役の悠木碧とアフレコに臨んだそうで、アフレコ時の思い出を聞かれたゆかなは、「悠木さんも私と同じで全力で演技するタイプだと思ったので、私のケアグッズでちょっとだけでも底上げが出来ればと思いました。彼女が素直に反応することで物語が動いていくので、頑張ってもらいたいとの応援の気持ちを込めました」と現場でのサポートについて語った。その様子を目撃していた甲斐田は「ゆかなさんの四次元ポケットからあらゆるケアグッズが出てきました…!」と思い出し笑いだった。

納涼にちなんで、それぞれが怖いと思った劇中シーンを発表。黒沢は「色々なものが沈んでいる水を飲むのが怖い。中に入っているのがそうそうたる面々ですから」、甲斐田は「北川さんの人形が怖い。日本の怪談的部分がゾゾッとする。画面をよく見れば見るほどそんな感覚が強まります」、ゆかなは「あの水を飲むこと=理不尽なことに慣れてしまうということ。…それって普段の生活の中でも感じませんかぁ~!?」と急に怖い声を出して会場をひんやりさせていた。

大ヒットを受けて第二章が目下製作中。黒沢は「次回も物語の舞台が大奥ならば、アサはまた出てくるのでしょうか?アサとしては三郎丸(cv:梶裕貴)さんにきつく当たってみたものの、最後は手紙を託しているわけですから。その三郎丸さんがどう動くのか!?私自身も期待しています!」と乞うご期待とした。

最後にゆかなは「当初からずっと関わって来た人間として、これからも作品に関わることが出来たら嬉しい」と願い、甲斐田も「お客様あっての作品なので、この先のシリーズも同じような思いで一緒に作り上げていきましょう」と宣言。黒沢は「今日は先輩お二人とお話が出来て、熱い思いを直に聞けて良かったです。長く続いている作品であればあるほど情念が積み重なっているものなので、それを踏まえつつ新しく見てくださる方にもどんどん広まっていけば嬉しいです」とさらなるヒットを祈願していた。

『劇場版モノノ怪 唐傘』作品情報

劇場版モノノ怪 唐傘

あらすじ

大奥とは、男子禁制の“女の園”であり、重要な官僚機構でもある特別な場所。

この地に、新人女中のアサ(黒沢ともよ)とカメ(悠木碧)が足を踏み入れる。

キャリアアップを図る才色兼備のアサ、憧れの大奥に居場所を求めるカメ。

正反対の二人は初日から、集団に染まるための“儀式”に参加させられる。

御年寄の歌山(小山茉美)は、大奥の繁栄と永続を第一に考え女中たちをまとめあげるが、

無表情な顔の裏に何かを隠している。そんな中、少しずつ、彼女たちを覆っていく“何か”。

ついに決定的な悲劇が起こり、薬売り(神谷浩史)はモノノ怪を追って大奥の中心まで進むが、モノノ怪を斬り祓うことができる退魔の剣は「形」「真」「理」の三様が揃わなければ、封印を解き抜くことが叶わない。

薬売りが大奥に隠された恐ろしくも切ない真実に触れるとき、退魔と救済の儀が始まる──。

キャスト

薬売り:神谷浩史
アサ:黒沢ともよ
カメ:悠木碧
北川:花澤香菜
歌山:小山茉美
大友ボタン:戸松遥
時田フキ:日笠陽子
淡島:甲斐田裕子
麦谷:ゆかな
三郎丸:梶裕貴
平基:福山潤
坂下:細見大輔
天子:入野自由
溝呂木北斗:津田健次郎

(C)モノノ怪製作委員会(C)ツインエンジン
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