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『劇場版「オーバーロード」聖王国編』日野聡、原由実ら登壇の上映会レポ

『劇場版「オーバーロード」聖王国編』完成披露上映会の公式レポートが到着! 日野聡さん、原由実さん、加藤将之さん、青山吉能さん、生天目仁美さん、瀬戸麻沙美さんが登壇

累計1,400万部突破、丸山くがね先生による大人気ノベルを原作とするアニメ『オーバーロード』。

そのシリーズ初となる完全新作劇場版『劇場版「オーバーロード」聖王国編』が、2024年9月20日より全国ロードショーとなります。

この度、劇場版完成を記念して8月18日に「完成披露上映会」が開催。アインズ役の日野聡さん、アルベド役の原由実さん、デミウルゴス役の加藤将之さん、ネイア・バラハ役の青山吉能さん、レメディオス・カストディオ役の生天目仁美さん、シズ・デルタ役の瀬戸麻沙美さんと豪華メインキャスト陣が登壇しました。

ここでは、本イベントの公式レポートをご紹介します。

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劇場版「オーバーロード」聖王国編
聖王女カルカを元首とするローブル聖王国は、その国土を長大な城壁に守られ平和な時代を謳歌してきた。しかし、突如現れた魔皇ヤルダバオトと亜人連合軍の侵攻によって、安寧はいともたやすく崩れ去ってしまう。聖騎士団長レメディオス、神官団長ケラルトをはじめ、聖王国は戦力を結集し迎え撃つも、ヤルダバオトとの圧倒的な力の差に為すすべもなく、国家は崩壊の危機に直面していた。レメディオスはヤルダバオトに対抗しうる力を求め、自らの聖騎士団と従者ネイアを伴い、とある国へと助けを請いに向かった。その国の名はアインズ・ウール・ゴウン魔導国。聖王国の人々が忌み嫌う、アンデッドが統べる異形の国家であった――。作品名劇場版「オーバーロード」聖王国編放送形態劇場版アニメシリーズオーバーロードスケジュール2024年9月20日(金)キャストアインズ:日野聡アルベド:原由実デミウルゴス:加藤将之ネイア:青山吉能レメディオス:生天目仁美カルカ:早見沙織ケラルト:戸松遥スタッフ原作:丸山くがね(「オーバーロード」/KADOKAWA刊) キャラクター原案:so-binモンスター原案:so-bin ケースワベ監督・構成・脚本:伊藤尚往脚本協力:菅原雪絵キャラクターデザイン・総作画監督:...

完成披露上映会の公式レポートが到着

映画上映前、満員の観客の前に立った日野さんは「『オーバーロード』はアニメシリーズもお待たせしてしまうことも多いので、皆さん待ち慣れてくださっているのではないかと思いつつですが、とはいえ、やっとお届けできるのはうれしい限りです」とあいさつ。

続いて原さんが「劇場版の制作が決定したとお聞きしてからも、第4期の放送やゲームの収録もあって、それから今やっている再放送などもずっと観ているので、なんとなくずっと『オーバーロード』熱は高まっていました」と語ると、加藤さんも「今までお三方(青山、生天目、瀬戸)の名前は全部ネタバレになってしまうので宣伝でも言えずにいて、今日こそは心置きなく言えると思ったら、まだ皆さんご覧になられていないということで、けっきょく今日も何も言えない」と嘆き、会場を笑わせた。

その流れで瀬戸さんが「一応シズは今まで(のシリーズで)も出現はしてたんですけど、今回の劇場版ではいっぱいしゃべっていて、ネイアとめっちゃ絡んでいます」と明かすと、会場は大盛り上がり。

青山さんと生天目さんは、今回の劇場版よりシリーズに初参加。ふたりが演じるネイア、レメディオスともに、戦闘シーンが非常に多く、物理的にも精神的にも葛藤しているシーンが多かったということもあり、「本当に大変だったね」とお互いをねぎらいあった。青山さんも「アフレコでは、自然にわたしたちのまわりに水やのど飴が置かれたりしていて、共演者の皆さまの愛に囲まれて収録をしました」と振り返った。

聖王女への忠誠心に縛られ、亜人やアンデッドに対して強烈な差別意識を持つレメディオスという役に対する世間の反応に驚きを隠せなかったという生天目さん。「オーディションで受かった時はうれしい反面、あまりにも嫌われていたので、こうなったら(役として)嫌われたら勝ちだと思うことにした」という決意を明かすと、青山さんが「めちゃくちゃパワーを感じました」、さらに日野さんも「すごい迫力があった」と称賛。

そして原作好きだという加藤さんも「僕も原作のレメディオスは大嫌いだったんですけど、(アニメの)お芝居で観たら印象がかなり変わりましたね」と生天目さんの演技を称賛するひと幕も。

そんなキャスト陣の役柄の受け取り方とは? 日野さんが演じるアインズは、異世界に転移する前の鈴木悟という人格とのバランスが面白いキャラクターである、と前置きしつつ、「徐々に物語が進むにつれて、鈴木悟の成分がアインズに侵食されているところがあるので、そういうところでの微妙なさじ加減は、シーズンをまたぐごとに気を付けています」と語る。

アルベドはナザリックの守護者統括としてキリッとした部分と、愛するアインズの前では痴女になってしまうところの振れ幅が特徴であるため、原さんは「その振れ幅を全力で演じています」と語る。そしてアインズに忠誠を誓いながらも、その奥底に残虐さを持つデミウルゴスを演じる加藤さんは、彼の中にある“残酷さ”をいかにセリフに載せるのかをテーマに演じてきたとのことで、「今回の劇場版の冒頭のとあるシーンでは、自分の中のひとつの目標というか、その残酷さにたどり着いたセリフになったかなという箇所があるので聴いてもらいたい」と見どころを語った。

自身が演じるネイアを、突出した才能があるわけではなく、鬱屈とした劣等感が根底にあるキャラクターと説明する青山さんは、「負けたくないのに負けてしまうとか、エンジンをかけたいのにかからないというような、あべこべな感じを抱えながら生きているという感じをアフレコでもやらせていただきました」と説明。その上で“とある人”との出会いが彼女を変化させていく、と劇場版の内容についてヒントを寄せた。

そして「彼女には彼女の正義があるので、そこを観てもらえたらうれしいかなと思います」と振り返った生天目さん。だが休憩時間になると、ネイアとは対照的なレメディオスという役柄につらくなる瞬間もあったと告白。そんな生天目さんに対して日野さんが「ふたりは対照的なようでいて、実は(根の部分は)同じじゃないかと思う」と指摘してみせると、なるほど、と腑に落ちた様子の生天目さん。

魔導国の君主らしい、その鋭い指摘に、周囲からも「さすがです!」「すばらしい!」と感嘆した声がわき起こった。これまで寡黙だったシズも、本作では多くのセリフを発することになる。「アフレコでは、テンポを一定に、できるだけ声帯の開きを一定にして、心揺さぶられないように気を付けました」という瀬戸さん。これまでにないシズの姿は、とても可愛いと評判とのことで、そんな姿を見どころとして明かした。

そして最後に、本作は至高の劇場版である、と語る日野さんは、本作の見どころについて「作品内にはいろいろな形で、何かに心酔することで得られる強さ、脆さがキャラクターを通じて描かれています」と語りかけた。

開催概要

【日時】8月18日(日) イベント 18:30~19:05
【場所】 TOHO シネマズ六本木ヒルズ スクリーン7
【登壇者 ※敬称略】 日野聡、原由実、加藤将之、青山吉能、生天目仁美、瀬戸麻沙美
MC:中倉隆道

『劇場版「オーバーロード」聖王国編』作品概要

劇場版「オーバーロード」聖王国編

あらすじ

聖王女カルカを元首とするローブル聖王国は、その国土を長大な城壁に守られ平和な時代を謳歌してきた。しかし、突如現れた魔皇ヤルダバオトと亜人連合軍の侵攻によって、安寧はいともたやすく崩れ去ってしまう。

聖騎士団長レメディオス、神官団長ケラルトをはじめ、聖王国は戦力を結集し迎え撃つも、ヤルダバオトとの圧倒的な力の差に為すすべもなく、国家は崩壊の危機に直面していた。

レメディオスはヤルダバオトに対抗しうる力を求め、自らの聖騎士団と従者ネイアを伴い、とある国へと助けを請いに向かった。

その国の名はアインズ・ウール・ゴウン魔導国。聖王国の人々が忌み嫌う、アンデッドが統べる異形の国家であった――。

キャスト

アインズ:日野聡
アルベド:原由実
デミウルゴス:加藤将之
ネイア:青山吉能
レメディオス:生天目仁美
カルカ:早見沙織
ケラルト:戸松遥

(C)丸山くがね・KADOKAWA刊/劇場版「オーバーロード」聖王国編製作委員会
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