日野聡さん、伊藤美来さん、菱川花菜さんが登場の『魔王2099』1・2話先行上映＆トークイベントをレポート！ マキナは２話からだんだんおかしくなってくる!?

富士見ファンタジア文庫で刊行中の紫大悟先生のライトノベルを原作するアニメ『魔王2099』。究極の発展を遂げた未来都市・新宿に蘇った、500年前に滅びたとされる伝説の魔王・ベルトールの物語を描いた作品です。

2024年10月12日からの放送も近づく中、第1＆2話の先んじて見られる先行上映会と、日野聡さん、伊藤美来さん、菱川花菜さんの3人のメインキャスト陣が登壇するトークイベントが、東京・ユナイテッドシネマ豊洲にて行われていました。

ここでは、そのトークイベントの模様をレポートしていきます。

出演者

日野聡さん（ベルトール＝ベルベット・ベールシュバルト役）
伊藤美来さん（マキナ＝ソレージュ役）
菱川花菜さん（高橋役）

収録でもマルキュス愛がすごすぎる菱川さん

イベントがスタートして３人のキャスト陣が登壇すると、早速日野さんが「こんばんモータル！！」の挨拶を披露。

　
今回のイベントの前には、来場者に「こんばんモータルして」と書かれたうちわが配布されており、キャスト陣が登壇する直前には、客席全体でうちわを振って「こんばんモータル」の挨拶をおねだりするという、秘密の（？）打ち合わせが行われていました。日野さんはその要望に答えた形だったのですが、実は打ち合わせの内容が丸聞こえだったようで、「心がほっこりしました」と待機してやり取りを聞いていた時の心境を明かします。

なお今回のトークイベントは、1・2話の先行上映の後に行われており、改めてその出来映えについて客席に質問が振られると、客席は大きな拍手喝采でそれに答えます。キャスト陣も出来には大満足だったようで、映像の美しさ、第1話のオープニングの演出といった話題で盛り上がります。

　
一方、ベルトールのかつての臣下で六魔侯の一人「マルキュス」の推しである“キュス女（きゅすじょ）”、ないしは“キュス人（キュスンチュ”）を自称する菱川さんは、開幕から熱すぎるマルキュストークを展開。収録現場では、菱川さんがいろんなキャストに「マルキュスが好きか？」ということを尋ねてまわっていることも判明していましたが、「別に嫌いじゃないよ」くらいの回答がほとんどで、未だ“キュス女”の同志は見つかっていないのだとか。

客席に向けても“キュス女”、“キュス人”はいないかと質問を振る一幕もあったのですが、残念ながら手を挙げた人は多くはなかった様子。しかしそれを受けても「“キュス人”は内に秘めておくものなので。きっと映画館の中にいる人全員が“キュス人”だと思ってます」と前向きに解釈し、客席の笑いを誘います。

　
そのマルキュスの秘書を務める木ノ原もキャスト陣の間で人気が高いようで、クールでカッコいい雰囲気から覗かせる可愛さのギャップが印象的だったと伊藤さんと日野さんが口を揃えます。ベルトールとの掛け合いをするとあるシーンでは、二人の噛み合ってない感じや独特の間がシュールで面白いという話題も上がっていました。

第2話では、伊藤さんに「もっと気持ち悪く！」というディレクションが

続く第2話についての話題では、伊藤さんが「１話の時はしっかりものなのかな？って印象なんですけど、2話からちょっとずつおかしくなっていきます（笑）。ベルトール様への好きが溢れて、顔がふにゃふにゃになったり」と、マキナの変化について触れ、収録でも「もっと気持ち悪く！」と何度もリテイクが入っていたほどなのだとか。

　
さらに菱川さんも「伊藤さんから聞いたことない声が聞こえてきて。たぶん皆さんも聞いたことがないんじゃないかなというくらいダルダルに溶け切った声がすごく好き」と収録を振り返ります。

これまでに生きていた世界と新宿のギャップに苦労するベルトールについては「自身満々なところが愛おしいですよね。なんだがよく分からないけど“余ならきっとできる”って思っているのが可愛くて」と語る菱川さん。演じる日野さんは「彼は至って真面目」と語りつつ、「余」という単語の響きの面白さから、とあるシーンで最後に「余」をつけるセリフの変更が収録時に入れられていたことも明かされていました。

　
また、2話以降の見どころとしては、日野さんがベルトールにとって因縁の相手でもある勇者グラムの存在に触れる一方で、伊藤さんがマルキュスの名前を挙げると、すかさず菱川さんが「もしかして“キュス女”ですか？」と素早く反応。にじりよる菱川さんに対し「大丈夫です」と伊藤さんが制し、“キュス女”ではないと念押しするという光景も繰り広げられていました。

最後に、TVアニメの放送開始が10月12日に決定したことが発表された後は、登壇したキャスト陣が来場者へとメッセージを送る形で、イベントは締めくくられました。

菱川花菜さん（高橋役）

「今日はお越しいただきありがとうございます。手作りのうちわを持ってきてくださる方もいて、皆さんのすごい愛をビシバシ感じています。私たちの“いい”からみんなの“いい”に変わっていく先行上映の瞬間がすごく好きで、今日も皆さんの顔とか拍手で、いいものができたなと思えました。これから『魔王2099』が始まっていくので、ぜひテレビや配信で見ていただけたら幸いです」

伊藤美来さん（マキナ＝ソレージュ役）

「本日はお集まりいただきありがとうございます。アフレコをしている時とか、皆さんにどんなふうに受け取ってもらえるんだろうって緊張感もあったんですけど、見ていただいた後のお顔や反応を拝見していると、 “頑張ってよかったな”、“これから本当に『魔王2099』盛り上がっていくな”という確信を今日持てました。これは個人的な話なんですけど、 放送が始まる10月12日は誕生日なので、絶対に忘れないなと（笑）。私もテレビの前で放送をしっかりと待ちたいなと思います」

日野聡さん（ベルトール＝ベルベット・ベールシュバルト役）

「本日は会場にお越しくださりありがとうございました。PVに続いて、アニメでもベルトールを演じさせていただくことになり、とても光栄です。今日の先行上映を皮切りに、皆様にテレビ放送でもお届けできることが嬉しいかぎりでございます。伊藤美来さんの誕生日ということもあるので、当日はぜひケーキをご用意していただいて（笑）、お祝いをしながら共に見ようではありませんか！ この後も様々な展開をしてまいりますので、これからも『魔王2099』の世界を たっぷりと堪能していただければと思います」

作品概要

あらすじ

統合歴２０９９年―――
不死の王国を統べていた、伝説の魔王・ベルトールが迎えてから５００年―――魔王再臨の刻、来たれり。
サイバーパンクシティ『新宿市』。天を貫く超高層ビル群、宙を錯綜する極彩色のネオン光―――
魔導工学の技術革新によって栄光ある発展を遂げた、究極の未来都市。
魔王が降り立った世界は、かつての絶対支配者を置き去りに、驚愕の進化を果たしていた―――。
巨大都市国家が手にした、華々しい繁栄。
しかし……その裏に隠されていたのは―――恐るべき“闇”だった。
輝かしくも荒んだ“新たな世界”を再び支配すべく、魔王は未来を躍動する！

放送情報

2024年10月12日（土）24:00～ ON AIR
TOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11：10月12日より毎週土曜24:00～放送
毎日放送：10月12日より毎週土曜27:08～放送
中京テレビ：10月15日より毎週火曜26:19～放送
AT-X：10月13日より毎週日曜日22:30～放送
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

配信情報

dアニメストア、ABEMAにて地上波同時・最速配信決定！
10月12日（土）より毎週土曜24:00～
その他サイトも順次配信予定

キャスト陣

ベルトール=ベルベット・ベールシュバルト：日野聡
マキナ=ソレージュ：伊藤美来
高橋：菱川花菜
グラム：浪川大輔
マルキュス：松風雅也
木ノ原：伊藤静