AパートもBパートも一人でアフレコしたのは初めてでした|TVアニメ『ひとりぼっちの異世界攻略』連載第4回:遥役・梅田修一朗さん×委員長役・白石晴香さんインタビュー
晴香さんは自然体でみんなを和ませてくれるんです
――アフレコはいかがでしたか?
梅田:本作の作風もあってか、序盤は遥とクラスメイトのみなさんという分かれ方をしていた感じがありました。第一話でぼっち収録をしたせいか、第二話でクラスメイトを演じるみなさんの顔を見たとき、なんだかドキドキしてしまったんですよね。転校初日みたいな感じだったことをよく覚えています(笑)。
白石:話数が進むにつれて、梅田くんが中心になって話題を出して、クラスメイトのみんなが盛り上がるみたいな構図ができていったけど、最初は遥くんと他のクラスメイトみたいな感じはあったよね。
梅田:そんな中でも、晴香さんは休み時間にすごく話しかけてくれて。委員長は「頑張らなきゃ」という感じですが、晴香さんは自然体でみんなを和ませてくれるんです。すごくありがたかったですね。
白石:そう言われると、ちょっと照れますね。
梅田:あとアフレコ全体を通して印象的だったのは、遥が一人語りするようなシーンの収録。ああいうシーンでは、クラスメイトを演じる10数人のみなさんが後ろに座っていて、僕だけがマイク前に立っているという場合が多くて。
ふと我に返ると、目線や空気が気になってドキドキしちゃうアフレコ現場でした。そんな緊張するような収録中に、晴香さんが「大丈夫だよ!」と合図を送ってくれたことがあったんです。あれにすごく助けられました。
――梅田さんを応援したくなった。
白石:遥くんはセリフも多いですし、とにかくやることが多いキャラクターなので、アフレコも大変なんです。何より、梅田くんはストイックだから「この芝居で大丈夫かな? できていないかも」と思い悩んじゃうときがあって。でも、後ろで見ている私たちからしたら、ちゃんとできているんですよ。あとはほんの数ミリの自信だけみたいなところがあったので、「大丈夫だよ!」と伝えたくて。マイク前で一生懸命にお芝居をしている姿を見て、少しでも気持ちが楽になればいいなと思い、エールを送りました。
梅田:本当にありがとうございました! でも、ストイックと言ってくださいましたけど、僕からしたら晴香さんのほうがストイックだなと思っていて。それが、委員長の「私が頑張らなきゃ!」というひたむきさとリンクしていたと思いますし、お芝居にもすごく乗っていた気がします。
白石:恐縮です!
遥がクラスメイトなどと交流したり、関係を深めたりしていく様子も楽しんでいただければ
――遥は神様からバッドスキルを押し付けられてしまいましたが、お二人は自分のなかで「これはバッドスキルだな」と思っているものはありますか?
白石:めちゃくちゃ寝起きが悪い。起きてからは爽やかに「おはよう!」って言えるのですが、それまでの時間が長いんです。私、絶対に起きないといけない30分前から、5分おきにアラームをかけるんですよ。しかも、それぞれにスヌーズも設定しているので、段々とアラームとスヌーズが同時に鳴り始めるんです。
それでも、デッドラインがくるまではずーっとアラーム音を消し続けて、この世に少しずつ意識を戻さなきゃ絶対に起きられない。アラームと戦う30分間はマストなんですよね。これが私のバッドスキルです。アラームちゃん、ごめんね。
――今はごめんねと思っているけれど、起きる前は……。
白石:ほんと、静かにして! って思って、ばしばしアラームを消しています(笑)。
梅田:いちばん身近な憎まれ役だ……。
白石:何よりも恨んでいるかも(笑)。
梅田:僕は……どれをあげようか。
白石:そんなにあるの!?
梅田:悩むくらいには(笑)。でも、いちばんは前回のインタビューでもお話した、歩くのが遅いことですかね。仕事があるときは無理して早歩きしますが、早く歩くとストレスを感じちゃうんです。別に体力がない訳じゃないのですが、人と同じ速度で歩くと疲れちゃうんですよね。
白石:そうなんだ!
――遥みたいに、そのバッドスキルが活かせたら……。
梅田:あっ、でもゆっくり歩くと、色々なことに気が付けて楽しいですよ! 見たことがない虫を発見できるし!
白石:あっ、いいや。それいらない。
梅田:バッドスキルのままでした。
――ご自身のバッドスキルの告白までしていただき、ありがとうございました。最後に、委員長が本格的に登場する第二話以降の見どころを教えてください。
白石:第二話には委員長をはじめ、多くのクラスメイトが登場します! 一気に色々なキャラクターが登場するので、楽しみにしていてください。委員長はみんなをまとめるしっかり者ですが、それ以外にも色々な面があるんですよね。彼女の魅力は第二話だけでは語り尽くせません。今後も作品を見ていただき、委員長が抱えているものが何なのかを知っていただけたら嬉しいです。
梅田:ここからも遥は自身のバッドスキルを組み合わせて、色々な活用方法を見出していきます。まずはそこに注目してください。また、遥がクラスメイトなどと交流したり、関係を深めたりしていく様子も楽しんでいただければと思います。遥目線で語られることが多い作品なので、ぜひ遥と同じ気持ちになって、異世界ライフを楽しんでください!
【取材・文 M.TOKU】
作品概要
あらすじ
チートスキルが並ぶリストから好きなスキルを選んで神様から与えられる――はずが、チートスキルは早い者勝ちで既にめぼしいものはクラスメイトに取り尽くされていた!?
神様の逆ギレで残ったバッドスキルを全て押し付けられた遥は、スキル『ぼっち』のせいで、異世界でも孤独に冒険することに……。
チートに頼らず、チートを超えてやる――
最強”ぼっち”の異世界HARDモード攻略譚、開幕!
キャスト
委員長:白石晴香
副委員長A:阿部里果
副委員長B:高尾奏音
副委員長C:髙橋麻里
ギャルリーダー:直田姫奈
ギャルA:菅野真衣
ギャルD:中島由貴
バレー部っ娘A:岩橋由佳
バレー部っ娘B:三川華月
新体操部っ娘:倉知玲鳳
裸族っ娘:指出毬亜
ギョギョっ娘:汐入あすか
オタA:夏目響平
オタB:市川太一
オタC:岡野友佑
オタD:徳留慎乃佑
脳筋莫迦A:峯田大夢
脳筋莫迦B:濱健人
脳筋莫迦C:石谷春貴
脳筋莫迦E:岩村圭佑
不良A:山口智広
不良B:今井文也
不良E:松岡洋平
不良F:酒井広大
盾っ娘:古木のぞみ
図書委員:寺田晴名
手芸部っ娘:内田愛美
料理部っ娘:仲田ありさ
田中:葉山翔太
アンジェリカ:早見沙織
メリエール:大西亜玖璃
ガテク:山口翔平
オフタ:伊丸岡篤
ギルド長:稲田徹
(C)五示正司・オーバーラップ/ひとりぼっちの製作委員会