中田裕二さんの楽曲が“僕”の自分探しを彩る――濱野大輝さんらが出演する音楽朗読劇『モノクロームのシンデレラ』レポート＆メールインタビュー｜アフタートークでは演奏＆芝居に大興奮!?

中田裕二さんメールインタビュー

ーー公演を終えた率直な感想をお聞かせください。

中田裕二さん（以下、中田）：リハーサル含め、とても楽しく、いろいろな発見がありました。
またこのチームで再演を願っております！

ーー以前のインタビューにて、今回の朗読劇は「僕らミュージシャンにとっての新たな表現のひとつになるかもしれない」とお話されていました。公演を終えて、その手応えはありましたか？　また中田さんにとって、今回の朗読劇はどんな経験になりましたか？

中田：とても手応えがありましたし、更にもっとブラッシュアップ出来そうな気がしました。
素晴らしいキャストの方々に刺激されて、ミュージシャンとしても新たなヒントを頂けました。表現の幅がより広がりそうです。

ーー公演に足を運んだ方々へのメッセージをお願いします。

中田：今回の新しいチャレンジ、お暑い中、お越し頂きまして誠にありがとうございました！
きっとまた再演すると思いますので、期待していてください！
と製作陣に圧をかけておきます（笑）

濱野大輝さんメールインタビュー

ーー公演を終えた率直な感想をお聞かせください。

濱野大輝さん（以下、濱野）：台本をいただいてから本番前日までは、ずっと緊張と試行錯誤の日々でした。兎に角、沢山喋っていたので、飽きずに聴いて頂くには、自分には何が出来るだろう、と…。しかし、会場に入ると、正にライブ当日の様な緊張感が漂っていたんです。それを肌で感じて「こりゃあ楽しむしかない！」と、開き直ったおかげもあってか、とても晴れやかな気持ちで、終演を迎えることができました。「また、やろう！」と仰ってくださった中田裕二さんの言葉を受けて、いまは、さらに表現を磨かなければ…！と、とても前向きにいられています！

ーー公演中、濱野さんはお客さんの顔は見えませんでしたが、どんな心境でお芝居されていたのでしょうか？　本番にあたっての心構えについてもお伺いさせてください。

濱野：前述のとおり、お稽古では迷っていた部分もありました。しかし、本番のセット内、公演中は、ご来場いただいた皆様と共に音楽を楽しみながら…自身の語りではありましたが、「僕」が観て、触って、匂って、経験した情景を紗幕に浮かべながら、物語を楽しみました。物語の性質上、受け取り手に委ねる想像の余白が広かったので、観客の皆様の醸し出す空気を舞台上で感じ、どんどんのめり込めました。心構えとしては、「セッションするぞー！」というのがありましたね！

ーー公演に足を運んだ方々へのメッセージをお願いします。

濱野：本公演にお越しいただき、ありがとうございました！中田裕二さんの楽曲にインスピレーションを受けて、生み出された物語。心地良い音楽に、幻想的な舞台セットで、非日常をお楽しみいただけたのではないでしょうか？私にとっても挑戦だったこの朗読劇、あの日あの空間で共有出来て幸せでした！

[取材・文／MoA　写真／胃の上心臓]

音楽朗読劇『モノクロームのシンデレラ』

場所：ところざわサクラタウン　ジャパンパビリオン　ホールA
(https://tokorozawa-sakuratown.com/japanpavilion.html)
▶︎アクセス

　
◆出演者：
中田 裕二　濱野 大輝
菜の子　柴野 嵩大　大熊 里彩

あらすじ

小さな出版社に勤める主人公の平凡な男“僕”は
ある夜、社長から西新宿の図書館に本の返却を頼まれる。
仕方なく向かったそこで僕は“彼女”に出会った。

名前も知らない。話したこともない。
本当に存在するのかもわからない彼女に
心惹かれていく僕。

ある日、僕は彼女と夜の街を散歩することに。
彼女との時間は現実なのか幻想なのか、
彼女との出会いは僕にとってどんな意味を持つのか。

これは、モノクロームで、曖昧な、僕と彼女の数日間の物語。

　
公式サイト：https://www.fwinc.co.jp/Monochrome_Cinderella/
公式Xアカウント：@MonochromeAM723