『がんばっていきまっしょい』キャスト登壇スぺシャル応援上映会の公式レポートが到着! 江口拓也さん、櫻木優平監督が登壇
2024年9月29日(日)に開催された「劇場アニメ『がんばっていきまっしょい』キャスト登壇スぺシャル応援上映会」の公式レポートが到着!
プライベートでも仲の良い江口拓也さんと櫻木優平監督が登壇し、さまざまなトークを繰り広げました。
「劇場アニメ『がんばっていきまっしょい』キャスト登壇スぺシャル応援上映会」公式レポート
仲間と共にボートに情熱を注ぐ女子高生たちの青春物語、上映終了後には大きな拍手も沸き起こり、爽やかな余韻に包まれる中で登場した江口拓也と櫻木優平監督。完成披露上映会に続き、一般の方へは2度目の作品お披露目ということで、「徐々に皆さんに観ていただく機会が増えて、気が引き締まる思いです」と櫻木。そして、二人はプライベートでも親交が深く仲が良いということで、江口は「個人的に櫻木監督とは“飲み友”だったんですけど、(この作品の製作時に)苦悩の日々を送っているということを仰っていたので、そんな結晶の作品が遂に皆さんにみていただけるということで嬉しいです!」と、櫻木監督の苦労と努力の結晶がついに世に届くことに喜びのコメント。客席からの温かい拍手と声援に包まれる中でのイベントスタートとなった。
行きつけのお店がたまたま一緒だったということをきっかけに仲を深めたという二人。「頭が緑の奴いるな~(笑)」と、髪色が衝撃的だった第一印象を明かして会場を笑わせた櫻木に対して、江口は櫻木のことを“漫画から出てきたみたいな不思議な空気感”と表現し、「櫻木監督は、いつも変わらないこのままの人なんですけど、そこが面白くて」と親し気な様子。本作の制作中には、女子高生たちの物語を作り出すにあたり「女の子同士の感情のぶつかり合いみたいなものはどう表現したらいいんだろう」と悩む櫻木に江口が相談に乗ることもあったという裏話も明かした。
過去に実写映画化、ドラマ化もされている傑作同名小説の初のアニメーション作品として、目を奪われるような美しい映像とキャラクター達の繊細な心理描写で見事に紡がれる本作。完成した作品を見ての感想を聞かれた江口は「めっちゃくっちゃ、刺さりました!!」と開口一番に興奮気味のハイテンションぶり。さらに、「悦ネエの行動一つとっても、誰しもが悦ネエみたいな時があったと思うし、そこに寄り添ってくれる友達も秀逸で、(作品で描かれる)距離感の描き方がめちゃくちゃ心地いいなと思って」と、自分自身の友達関係とも照らし合わせながらキャラクター達への共感を熱弁。次から次へと出てくるお気に入りの部分の話しに、「好きなところいっぱいあるんですけど、止まらなくなりそうなんで今日はやめておきます(笑)」と、魅力あふれる本作が、出演しているキャストとしてだけでなく、一人のお客さんとしてとにかく心に刺さったことを熱量込めて伝えた。また、プライベートでも仲の良い櫻木監督の作品に参加することについては、もちろん嬉しかった半面、「お互いお酒の入っていないシラフであったことがなかったので……(笑)」と、仲がいいからこそのどこかよそよそしい雰囲気でのアフレコ現場になったエピソードで会場の笑いを誘った。
江口が演じた二宮隼人は、ボートに部の女子高生たちの活躍が描かれる中で、初めは全くボート初心者である彼女たちにボートを教え、その成長を支える唯一の男子部員という重要なキャラクター。二宮について「めちゃくちゃカッコいいキャラクターというわけではないけれど、誰が見ても親しみのあるキャラクターにしたかった」という櫻木。そんな二宮に声を吹き込んだ江口は「熱いところは熱く、鈍いところは鈍いと思っていて。彼は女子生徒達の中に一人男子として放り込まれても、ボートを通して情熱を持ってフラットに溶け込めるキャラクターだなと思って、そういう部分は意識してアフレコしました」と、自身が演じたキャラクターを分析しながら作り上げていったと語った。
また、自身の学生時代や青春時代に対して、櫻木は「青春らしい青春はしていないかもしれない」と話す中、江口は「青春とは心の動きが活発であることだと思います。大人になっても心が動けばそれは青春。マイナスに動いていても、それは自分を見つめる指標になるものなので」と自身の考えを語り、作中で心が浮き沈みする主人公の悦子を軸に描かれる物語はまさに青春だと表現。「転生したら悦ネエになりたい!あそこに青春が詰まっている!」と、作品の世界に想いを馳せた。
息の合ったトークで盛り上がる中、最後に会場に詰め掛けたファンと、映画の公開を楽しみにしている人々に向けて、江口は「映画ってやっぱりどこを切り取るかで、その人が得られるものは観れば観るほど変わってくると思います。僕が大好きなシーンは悦ネエが観覧車に乗るシーンなんですけど、悦ネエの上がったり下がったりする繊細な心情を上がって下がる観覧車に例えられているようで印象的でした。」、櫻木は「この作品は自分にとっても特別な作品になると思っていて、自分の前作から5年、自分ができることは全て詰め込んでいます。劇場で一度観るだけでなく何度も何度も楽しんでいただきたいです」と自身も勝負をかけた作品と位置付ける本作が多くの人々に届いていくことを願って締めくくった。
大盛況となったトークを終え、この日は、客席を背景に詰めかけたファンと共に写真撮影を行った江口と櫻木。最後には、本作のタイトルでもあり、主人公たちが通う三津東高校お馴染みの「がんばっていきまーっしょい!」という江口の掛け声に対して会場も「しょい!」と声を揃え、声優、監督、ファンが一体となり盛り上がったイベントは幕を閉じた。
開催概要
■日時:9月29日(日)※上映後実施イベント
■会場:グランドシネマサンシャイン池袋 シアター3 (東京都豊島区東池袋 1-30-3 グランドスケープ池袋)
■登壇者(敬称略):江口拓也、櫻木優平監督
『がんばっていきまっしょい』作品情報
10月25日(金)全国公開
あらすじ
どこまでも広がる青い空と青い海。この日、三津東高校クラスマッチのボートレースが開催されていた。
漕ぎ手を務めていた2年の村上悦子は、負けを確信し漕ぐのをやめる。やりたいことも見つからない。
家と学校を往復するつまらない毎日だ。
ある日、悦子のクラスに転校生がやってきた。クラスマッチを浜辺から見ていたという梨衣奈という名の転校生は、ボート部は廃部にも関わらず「ボート部に入りたい!」と初対面の悦子に熱弁を振るう。悦子と幼なじみの姫が力添えをしてボート部を復活させると、同学年の妙子、真優美も入部。名義貸しのつもりだった悦子もボートをやることになり、初心者5人の猛練習が始まった。
大会予選で惨敗し、自分たちのレベルを知ったボート部は、次こそは勝とうと気持ちをひとつにする。バラバラだった悦子たち5人の、濃くて、熱い毎日が、今走り出す―。
この秋、日本中が胸を熱くする青春アニメーション映画の新たな名作が誕生する。
キャスト
(C)がんばっていきまっしょい製作委員会