前島亜美さんソロデビューアルバム「Determination」インタビュー「名刺代わりの1枚。私の音楽で前向きな気持ちになってもらえたら嬉しいです」
声優として活躍する前島亜美さんが、2024年11月20日にファン待望のソロアーティストデビュー!
記念すべき1作目のアルバムには、初めて自ら作詞した表題曲「Determination」と「Azurite」のほか、以前から親交があったという前山田健一(ヒャダイン)さん提供の「職業:あみた」など、バラエティに富んだ全10曲を収録。
“自分らしさ”をテーマに、ソロアーティストとしての一歩を踏み出す決意・覚悟など、デビューに対する想いを込めた本作について、制作秘話や聴きどころを伺いました!
自分を知ってもらえる、名刺代わりの1枚になるように
――アーティストデビューおめでとうございます! デビューが決まった時の心境をお聞かせください。
前島亜美さん(以下、前島):最初はやっぱり驚きました。心の準備がまったくなかったわけではありませんが、自分がもう一度音楽に関われる、ソロアーティストとして一歩を踏み出せるんだ、って。
でもそれを実感するよりも早く、制作活動が走り出したので、アルバムを作りながら徐々に、デビューするという気持ちを噛み締めていったような気がします。
――アルバムはどんな内容にしようと考えていましたか?
前島:最初の打ち合わせで、ディレクターさんから“自分らしさ”という言葉をいただきました。
一見、ありきたりに聞こえるかもしれませんが、私は今年で芸能活動15年目。長く活動を続けてきた中で、改めて自分自身を表現する……キャラクターではなく、素の私の声で作る音楽をみなさんに知ってもらう機会だからこそ、名刺代わりの1枚になったらいいな、と。
それを思うと、自分らしさという言葉がピッタリだったので、まずはアルバムのテーマとして掲げることにしました。そして、次に決めたのがタイトルです。
――収録曲よりも先にタイトルを?
前島:1つ指標を定めて安心したかったんです。今回のソロアーティストデビューを一言で表すなら、“決意”や“決心”。それを意味する“Determination”という言葉を私から提案し、タイトルとして名付けました。
自分らしさとDetermination、2つの軸がアルバムを通しての大きなコンセプトになっています。ここまで決めてしまえば、曲選びもしやすいかなと思ったら、意外に悩むことが多くて(笑)。
そんな中でも、大事にしたいと思っていたのは、とにかくバラエティに富んだもの、さまざまな方向性の楽曲を入れる、ということでした。私は声優1本、役者1本で活動してきたわけではないので、逆にそのバラエティさが自分の強みになるのかなと。
――かなり幅広いジャンルの曲が収録されているアルバムだな、と思いながら聴かせていただいたんですけど、これまでのキャリアの多彩さを表現する意図もあったんですね。
前島:そうなんです。これまで、といったところで言うと、「職業:あみた」という曲を前山田健一(ヒャダイン)さんに作っていただきました。
ヒャダインさんとは、私がグループ活動をしていた頃から親交があり、グループに曲を書いていただいたり、コラボ作品的なものでご一緒していたので、今回ソロアーティストとして走り出す時にも、お力をお借りしたいなと思いました。
私がグループ活動をしていたことも汲み取った歌詞を書いてくださり、これまでとこれからを表せるアルバムになったと思っています。