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ドラマ・映画【推しの子】櫻井海音と齊藤なぎさが生み出す、兄妹の“空気感”【インタビュー】

原作への愛とリスペクトを持って作り上げました――ドラマ・映画【推しの子】 アクア役・櫻井海音さん×ルビー役・齊藤なぎささん対談インタビュー|兄妹が振り返る撮影現場での思い出

煌めく芸能界の裏表を繊細に描き、鮮烈な人気を誇る漫画『【推しの子】』が実写映像化!

2024年11月28日(木)21時よりPrime Videoにて、ドラマ【推しの子】の世界独占配信が開始され、12月20日(金)には、映画『【推しの子】-The Final Act-』が全国公開となります。

アニメイトタイムズでは、アクア役・櫻井海音さん、ルビー役・齊藤なぎささんにインタビューを実施。

アクア役を「他の人に取られたくない」と語る櫻井さんと、いつか「ルビーを演じたい」と思っていたという齊藤さん。おふたりが考える、ドラマ・映画【推しの子】の魅力とは?

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【推しの子】(実写)
作品名【推しの子】(実写)放送形態実写ドラマシリーズ【推しの子】スケジュール第1話〜第6話:2024年11月28日(木)~第7話〜第8話:2024年12月5日(木)〜PrimeVideoにて話数全8話キャストアイ:齋藤飛鳥アクア:櫻井海音ルビー:齊藤なぎさ有馬かな:原菜乃華黒川あかね:茅島みずきMEMちょ:あの雨宮吾郎:成田凌斉藤壱護:吉田鋼太郎斉藤ミヤコ:倉科カナ五反田泰志:金子ノブアキリョースケ:杢代和人アクア(幼少期):岩川晴ルビー(幼少期):斉藤柚奈有馬かな(幼少期):永瀬ゆずな天童寺さりな:稲垣来泉川村恵理子:濱田マリ初代「B小町」のメンバー:酒井唯菜初代「B小町」のメンバー:兼清萌々香初代「B小町」のメンバー:齋藤茉日初代「B小町」のメンバー:中野あいみ鷲見ゆき:なえなの熊野ノブユキ:柊太朗森本ケンゴ:黒田昊夢吉祥寺頼子:安達祐実鏑木勝也:要潤鳴嶋メルト:簡秀吉アネモネ・モネモネ:石井杏奈ヒムラ:竹財輝之助島政則:青柳翔アザミマコ:菊地姫奈鮫島アビ子:志田未来中村蒼:雷田澄彰GOA:戸塚純貴姫川大輝:山下幸輝金田一敏郎:尾美としのりスタッフ原作:「【推しの子】」赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)企画・プロデュース...

「他の人に取られたくない」という気持ちが大きかったんです

――まずは、本作への出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。

櫻井海音さん(以下、櫻井):『【推しの子】』は、オファーをいただく前から読んでいて、大好きな作品です。なので、オファーをいただいた時は驚きと喜びと……『【推しの子】』という大きな名前をお借りして作品を作ることに対するプレッシャーを感じました。

ただそれ以上に、自分が大好きな作品の大好きな役を「他の人に取られたくない」という気持ちが大きかったんです。この気持ちが、プレッシャーより勝っていました。

――並々ならぬ意気込みが伝わってきます。齊藤さんはいかがでしょうか?

齊藤なぎささん(以下、齊藤):原作を読んでいる時から、いつか実写化したら「ルビーを演じたい!」と思っていたし、そのチャンスが来るまでしっかりと頑張りたいと思っていました。なので、お話をいただいた時は本当に嬉しかったですね。

勿論プレッシャーを感じることもありましたが、それよりも「演じたい!」という気持ちが大きかったです!

――改めて、原作を読んだ際に感じていた印象について、お聞かせください。

櫻井:原作を読んでいて、赤坂(アカ)先生の描くお話が残酷なまでにリアルだと感じていました。そのストーリーを繊細かつ丁寧に描いてくださっていて、この世界に生きるキャラクターが持っている心情も的を射ているなと。

――芸能界の“リアルな裏側”を描く作品ですが、抵抗感やプレッシャーはありませんでしたか?

櫻井:我々が普段、口に出して言えないようなことを漫画として伝えてくれている気がして、こちら側としては「『【推しの子】』を生み出してくださってありがとうございます!」という気持ちでした。

そんなリアリティのある原作を、実際に芸能界にいる我々が作る面白さも感じています。そういう意味で、プレッシャーはそれほどありませんでしたね。

――芸能界にいる方々だからこそ、感じる魅力もあると。齊藤さんは、今のお話を受けていかがでしょうか?

齊藤:まさに、私の言いたいことをすべて言語化してくださったなと(笑)。「芸能界にいるからこそわかる」ことが漫画という形で表現されていて、読んでいて泣きそうになってしまうくらい、自分と重なる部分もありました。どちらかと言うとプレッシャーよりも、この魅力をドラマ・映画として上手く伝えられるかという不安がありましたね。

B小町メンバーがあの二人だったからこそ、走りきれたと思っています

――おふたりが感じるアクアとルビーの魅力について、お聞かせください。

櫻井:役を演じる前から、自分と近しいものを感じていたのですが、時折見せる「物事に対する執着心」と「進むと決めたら止まらない」性格は、良い面でもあり悪い面でもあると思うのですが、アクアの魅力はそこにあると思っています。

一見クールで、前世のことも相まって余裕のある素振りをしていて……でも実は弱さも抱えていて、それを人には見せたくないと隠す。こういうところを見ていると「アクアも人間なんだな」と思いますし、近しいところだと思っています。

――ちなみに櫻井さんは、本作の役作りにおいて、どのようなアプローチをしたのでしょうか?

櫻井:本作に限らずですが、実写化作品に関しては自分のエゴや芝居に対する我を、すべて無くすようにしています。とにかく原作に忠実に、愛とリスペクトを持って演じると決めています。アクアがどのような表情をしているのか、どのような立ち方をしているのか、ポケットに手を入れているか否か……細かい所作も全て忠実に再現したいと思っています。今作でも、これを毎シーンで徹底していました。

――本当に細かいところまで、再現されているのですね。

櫻井:加えて、実写化は「漫画のコマとコマの間を繋げていく」作業が大切だと思っています。漫画ではコマで区切られて描かれている部分でも、実写となるとその瞬間が映ってしまうんです。コマとコマの間で、アクアが何をしているのか。自然に芝居の流れとして出るように原作を読み込んで、内面的な部分を表現しています。

――続いて齊藤さんに、ルビーの魅力についてお聞きしたいと思います。

齊藤:根っことしては天真爛漫で明るい子だと思うのですが、前世からの気持ちなど、秘密も持っていて、二面性がある子だと思います。その秘密を誰にも見せないようにするのですが、ちょっとだけお兄ちゃんにぶつけるシーンもあって、可愛いんですよね。

前世からアイのことが大好きで、ルビーとして転生してからも「ママの叶えられなかった夢を自分が叶える」と意気込んでアイドルを目指すとか、意思が強くて魅力的なキャラクターだと思います。

――アイドルとしての道を走るルビーですが、その隣には「B小町」メンバーの二人(かな役・原菜乃華さん、MEMちょ役・あのさん)がいます。共演シーンも多かったと思いますが、撮影中の印象深いエピソードはありますか?

齊藤:とにかく歌とダンスを覚える必要があったので、朝の6時に集合してダンスを練習してから現場に入る、ということもありました。

でも、B小町のメンバーがあの二人だったからこそ、走りきれたと思っています。一緒にいて楽しいですし、お互い刺激を受けて頑張れる仲なので、このメンバーで本当に良かったです。

<次ページ:愛とリスペクトを持って作り上げました>
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会
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