この記事をかいた人
- 石橋悠
- 1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。
天国 獄もまた、波羅夷 空却と四十物 十四の前に進んでいく姿に感化されたひとりなのではないでしょうか。
彼も他のキャラクター同様に自身の悩みを抱えていましたが、個人的に、天国 獄はなんだか妙に悩んでいる姿も絵になるというか、彼の全ての所作が渋いんですよね。
今回の「Heartache」も同様に、悩んでいる姿それすらもかっこいいんです。
相変わらず天国 獄は渋すぎますね……。
序盤はアップテンポなモダンジャズからはじまり、中盤でピアノをベースとしたサウンドに変調するなど、曲の構成も非常におしゃれ。
自分の悩みを吐露しながらも、要所要所で男臭くビシッと決めていく姿は惚れ惚れします。こういう泥臭い男の美学って多くの男性が憧れますよね(何を隠そう私もそのひとり)。
<不味いコーヒーみてぇなもんだ Ha><半端なプライドと負けること 俺の辞書には無ぇんだよ><いつよりも旨かった 煙草の煙>のような男臭い歌詞がたまりません。
今回のストーリーでも、四十物 十四に貸したギターを一時返してもらい、夜中にギターをかき鳴らしながら自分の葛藤と向き合う姿が描かれていましたよね。あのシーンを聞いて、「おい、いくらなんでも渋すぎんだろ……」と思ったのは私だけじゃないはず。天国 獄だからこそ絵になるので不思議です。
そして、曲の終盤に向かっていくにつれて、彼の意思は固くなっていきます。
<ハートエイク 胸の苦しみも ALL DAY お前自身だろ 抱いて 生きてゆけるだろう 赦すこの胸の傷 それが合図>
自分自身への憎しみも赦し、前に進んでいく。大人の男には傷のひとつやふたつあるもんさ、Ha! とでも言わんばかりです。やっぱりかっこいいんだよなぁ〜!
妙に渋い曲だなと思ったら、作詞・作曲・編曲はSANABAGUN.、THE THROTTLEのフロントマン・高岩遼。
天国獄 氏のソロ曲、高岩が作詞作曲プロデュースさせて頂きました。リリース楽しみだな! https://t.co/vVkiwyWRo2
— 高岩遼 Ryo Takaiwa (@ryotakaiwa0827) October 16, 2024
特にSANABAGUN.はジャズとヒップホップを絶妙にmixさせた楽曲に定評があり、天国 獄のテイストにもピッタリなんです。
THE THROTTLEでの活動では、ロカビリーな楽曲で人気です。
しかも個人的に、本人も少し天国 獄みたいな雰囲気もあるなと感じます……。
まさに天国 獄なら高岩遼! という人選だと思いました!
Bad Ass Templeのメンバーが選んだ道はやはり他のチームと同様に、仲間、家族とともに前に進んでいくというものでした。
以前、「Bad Ass Temple「Bad Ass Temple Funky Sounds」」をレビューさせていただいたときも明記しましたが、Bad Ass Templeはその濃いキャラクター性が魅力でした。それは今も変わらず、名古屋の八丁味噌のようにいろんなチームへ濃い印象、濃い味を与えてきました。
それはチームだけでなく、『ヒプマイ』を応援しているファンたちにも濃い味を与え続けているように感じるのです。
その味はいつか虜になり、抜け出せなくなるはず……! 気づけばもう、あなたはナゴヤの虜だがや!
[文/石橋悠]
「.Bad Ass Temple」
11月13日(水)
税抜 ¥2,300
M1:「終端」波羅夷 空却
作詞:Bimi 作曲:Bimi・DJ dip 編曲:DJ dip
M2:「Continued」四十物 十四
作詞・作曲・編曲:lilbesh ramko
M3:「Heartache」天国 獄
作詞・作曲・編曲:高岩遼
M4:Drama Track「Fools Gold」
初回製造分のみスペシャルデジパック仕様
2024年12月28日(土)「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- ディビジョン・ファンミーティング Bad Ass Temple」@北九州ソレイユホール
CD購入者抽選予約受付シリアル
ヒプノシスマイク〝初〟のファンミーティング詳細はこちら
https://hypnosismic.com/special/hmfanmeeting/
ミニフォト3枚セット(各54×86mm)
※ディビジョン別7連続リリース各CD共通の特典となり、特典絵柄が各CDで異なります。
全巻収納BOX
【対象店舗】
アニメイト、ELR Store
※特典内容は予告無く変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※特典はなくなり次第終了となります。
※全巻購入特典については、すべて同一の店舗にてお買い求めください。
※詳しくは各店舗までお問い合わせ下さい。
「.Buster Bros!!!」/6月26日(水)
「.MAD TRIGGER CREW」/7月24日(水)
「.Fling Posse」/8月21日(水)
「.麻天狼」/9月18日(水)
「.どついたれ本舗」/10月16日(水)
「.Bad Ass Temple」/11月13日(水)
「.中王区 言の葉党」/12月11日(水)
税込2,530円
M1~3:各ディビジョンメンバーソロ曲
M4:新作Drama Track
【パッケージ仕様】
初回製造分のみスペシャルデジパック仕様
【CD封入特典】
「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- ディビジョン・ファンミーティング」
CD購入者抽選予約受付シリアル
ヒプノシスマイク〝初〟のファンミーティング詳細はこちら
https://hypnosismic.com/special/hmfanmeeting/
※ディビジョン別7連続リリース各CD共通のグッズ特典となり、特典絵柄がCDごとに異なります。
ミニフォト3枚セット(各54×86mm)
※ディビジョン別7連続リリース各CD共通の特典となり、特典絵柄が各CDで異なります。
全巻収納BOX
【対象店舗】
アニメイト、ELR Store
※特典内容は予告無く変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※特典はなくなり次第終了となります。
※全巻購入特典については、すべて同一の店舗にてお買い求めください。
※詳しくは各店舗までお問い合わせ下さい。
西暦XXXX年。
第三次世界大戦により世界は人口の3分の1を失った。
人類滅亡を危惧した権力者たちは武力ではなくディベートによる戦争回避を目指したが、
愚かな男たちは武器による争いを止めることはなかった。
そして西暦最後の年──
既存の世界は女性の手により終わりを迎える。
H歴。
人の精神に干渉する特殊なマイク「ヒプノシスマイク」の登場により、戦争は根絶された。
このマイクを通したリリックには人の交感神経、副交感神経等に作用し、様々な状態にする力があるという……。
女性党首率いる“言の葉党“が政権を握り、言葉の力が武力に取って代わった世界で、
男たちはラップで優劣を決するようになった。
H歴3年。
“言の葉党“は拠点を構える中王区にて「ディビジョン・ラップバトル」を主宰する。
優勝したディビジョンは他の領土を獲得できるという確約のもと、
イケブクロ・ディビジョン、
ヨコハマ・ディビジョン、
シブヤ・ディビジョン、
シンジュク・ディビジョン、
オオサカ・ディビジョン、
ナゴヤ・ディビジョン
……など、各ディビジョン代表のMCグループはラップバトルで互いの力を競い合う。
兵器ではなく言葉が力をもつ世界で今、男たちの威信をかけたラップバトルが始まる。
1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。