『ONE PIECE』ロロノア・ゾロの歴代愛刀まとめ。和道一文字から閻魔まで入手のきっかけや作者などを網羅!今後閻魔は黒刀になる?
雪走
刀の特徴
世界に50本しかない「良業物」のひとつ。拵は黒漆太刀拵・乱刃・小丁字。一般的な刀と比較すると軽くて扱いやすく、切れ味が鋭い。
入手した場所
ローグタウン いっぽんマツの店「ARMS SHOP」
入手のきっかけ
前項に記した三代鬼徹の呪いを制したゾロを見初めたいっぽんマツが、自身の店の中では最高の刀だという雪走をゾロに託した。最初こそゾロを金なしの素人剣士だと思い和道一文字を騙しとろうと試みるなど完全に舐めてかかっていたが、この時には「久しぶりにいい剣士の目を見た 刀は持ち主を選ぶという」「お前さんの幸運を祈る!!!」とまで言わしめた。
刀の作者
?
使用時期
ローグタウン〜エニエスロビー
使い方・エピソード
基本的に三刀流・二刀流での戦いで使用する刀となっている。ゾロは雪走をウイスキーピークで初めて使用した際「軽い⋯⋯!!いい刀だ⋯」と感想を述べていた。
エニエスロビー編終盤、シュウのサビサビの実の能力者によって刀身が錆びて朽ちてしまう。その後、ゾロはスリラーバークにてルンバー海賊団の墓前に雪走を鞘ごと突き立て手を合わせ供養した。
秋水
刀の特徴
「大業物21」に数えられる名刀。工拵は黒刀・乱刃・大逆丁字。たしぎはいわく「伝説の名刀」と称される逸品。元々はワノ国の英雄であり「刀神様」として祀られる剣豪・リューマの愛刀であり、国宝級の扱いを受けている.。恐竜に踏まれようとも1ミリも曲がらないという圧倒的な硬度を誇る黒刀でもあるが、牛鬼丸によれば初めから黒刀だったわけではなく、リューマの戦歴によって「黒刀に成った」とのこと。
軽くて扱いやすい雪走と比べると重い刀だが、攻撃力や防御力が非常に高い。威力が凄まじいため扱いが難しく、力加減を間違えると斬るつもりのなかった範囲にまで攻撃が及んでしまう。
入手した場所
スリラーバーク
入手のきっかけ
リューマ没後、同じ墓に収められていたが、ゲッコー・モリアとその一味にリューマの遺体もろとも盗み出されてしまい、ゾンビとして蘇ったリューマの武器として使用されていた。ゾロはそんなリューマのゾンビとの戦いに勝利し、秋水を譲り受けた。生前は伝説の剣豪として名を馳せたリューマに「刀も本望」と言わしめている。のちにSBSにてゾロの家系図が明かされ、リューマが「霜月家」の人間でありゾロとも血縁関係があることが明らかとなっている。
使用時期
スリラーバーク〜ワノ国
刀の作者
?
使い方・エピソード
基本的に三刀流・二刀流での戦いで使用する刀となっている。
上述の通り、ワノ国において秋水は国宝級の扱いを受けているため秋水の盗難が発覚した時には国中が涙を流したといい、ワノ国に災厄が降り注いだのは秋水が盗まれたせいと言われる事まであったという。
そのため、牛鬼丸は、ゾロが秋水を盗んだ犯人と解釈し襲いかかった。ゾロは秋水をリューマからもらった刀だと主張して取り返そうとしていたが、死人であるリューマからもらったという話を信じてもらえるはずもなく疑いは晴れなかった。事情を聞いた光月日和から、代わりの刀(閻魔)を譲る代わりに秋水をワノ国に返して欲しいと懇願され、ゾロは代わりをくれるならと納得した。
閻魔
刀の特徴
「大業物21」に数えられる名刀。元々は「おでん二刀流」の使い手であった光月おでんの愛刀であった。(ちなみにもう一振りはおでんの息子・光月モモの助に受け継がれた「天羽々斬」(作者:天狗山飛徹))作者である霜月コウ三郎はいわく、閻魔は「人生最高の一振り」。
名刀にふさわしい攻撃力と切れ味で、その斬撃は「地獄の底まで切り伏せる」ほどの威力。閻魔には持ち主の覇気(流桜)を強制的かつ過剰に引き出して斬撃に乗せるという妖刀のような性質があり、制御が極めて難しい。一度振り抜くだけでも莫大な覇気を消耗するため、実力が伴わない者が振るえばそれだけで干からびてしまう。ワノ国において閻魔を制御できたのは光月おでんだけであったという。霜月コウ三郎は閻魔を「気性はド真面目」だと語っており、覇気を強制的かつ過剰に吸うのも閻魔が真面目に刀としての役目を果たしているからこそだという。
そんな閻魔はカイドウの体に傷を付けた刀でもあり、カイドウの腹部にはその斬撃による傷が今も残っている。
入手した場所
ワノ国
入手のきっかけ
ワノ国で“刀神様”として祀られるリューマの愛刀であった国宝・秋水を返還する代わりに光月日和から譲り受ける。
刀の作者
霜月コウ三郎
使用時期
ワノ国以降〜
使い方・エピソード
基本的に三刀流での戦闘において使用されている。上述した持ち主の覇気を引き出して戦うという閻魔の性質により、ゾロの中にあった覇王色を含む全ての覇気が完全に引き出され、3本の刀全てに覇気を纏わせて戦う「閻王三刀流」という新たな戦闘スタイルが確立した。キングを倒す一撃では「閻王三刀龍」というさらなる上位スタイルが登場している。
ゾロは初めて閻魔を手にした際、試し斬りのつもりで軽く振り抜くと目の前の大地ごと斬りおとしてしまう。さらに覇気の過剰放出によって息切れを起こし、腕がミイラのように痩せ細ってしまった。しかしゾロは「閻魔に慣れた時……おれはもっと強くなってる」と確信し、実際に「閻王三刀龍」を扱うまでに成長している。妖刀の三代鬼徹に選ばれた実力があるだけのことはあり、ゾロの手閻魔が馴染むのは早かったようだ。飛徹よると閻魔はまだ「黒刀に成っていない」ため、これからゾロの戦歴により位列が上がる可能性が高い。
ゾロが幼少期〜海賊初期に使用していた2本の無銘刀について
ゾロは「村のジジー」からもらった刀だとして、三代鬼徹と雪走を入手する前は無銘の二振りを使用していた。実は、これも霜月コウ三郎が鍛刀したものであった。霜月コウ三郎にしてみれば、若い頃に打った「人生最高の一振り」である閻魔に対し、この二振りは稽古用のナマクラ刀だという。
ゾロの歴代の愛刀をご紹介しました。最終話までの間に、さらなる刀の入れ替わりはあるのでしょうか。今後はとくに、黒刀化の可能性を秘めた閻魔にも注目していきたいですね。
[文/まりも]