【今週の『ONE PIECE』の話題は?】前髪復活のロビンが可愛すぎると大反響! 彼女が髪を切った心あたたまる理由とは?<1131話>
海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載27年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
11月11日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1131話“冥界のロキ”では、髪を切ったニコ・ロビンの可愛らしさが話題に。彼女がイメージチェンジに踏み切った、心温まる理由とは……? 本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1131話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。
ほっこり!ロビンの“イメチェン”に大反響。懐かしの髪型に戻した訳は……
第1131話のハイライトはなんといっても、長く伸ばしていた前髪を眉上までバッサリと切り、ガラリと印象を変えたニコ・ロビンの姿でしょう。
初登場からシャボンディ諸島まで(=2年前)の髪型に戻っただけといえばそうなのですが、ミステリアスな印象が強かった当時と比較するとロビンの表情が柔和になっていたり、作画も変わって華やかなまつげが描かれるようになっていたりと、同じ髪型でも2年前とはまた違う印象を受けました。そもそも新世界編に突入してからの連載期間はすでに10年以上。すっかり前髪なしの大人っぽいロビンを見慣れてしまった読者にとっては、可憐な少女らしさを滲ませる彼女の姿は新鮮そのもの。SNSでは、そんなロビンの可愛らしい姿に多くの読者が驚きや喜びの反応をポストしていました。
ところで、なぜロビンは急に前髪を切ったのか? その理由がまたいじらしいと読者の心をわしづかむことに。
エッグヘッド編では、ロビンの命の恩人であるハグワール・D・サウロの生存が明らかとなり話題をさらったのは記憶に新しいですよね。ついにそのサウロがいるというエルバフに上陸するにあたり、サウロと共に過ごした頃の髪型に戻したというのです。20年以上会っていないサウロに、あの頃の髪型で自分だと気付いてほしいと願う健気な思いがひしひしと伝わってくるよう。かつて、何年も会っていないオルビアに「私!!!ロビンです!!!」「大きくなったけど…私を覚えてませんか!?ずっと帰りを待ってました!!!」と涙ながらに訴えた子ども時代のロビンと重なり、また涙を誘います。少女のようなあどけなさが感じられたのは、前髪の効果のみならず、そんなロビンの心情が反映されていたからこそなのかもしれません。
そして、髪を切ったロビンに対する仲間たちの反応もまたあたたかく胸熱。フランキーは「懐かしい髪型だなおい〜〜〜」、ジンベエは「よう似おうとる」、ドリーは「そりゃ嬉しいなあいつも」など、新たなロビンの姿をあらゆる方向から肯定する和やかなシーンにほっこりせずにはいられませんでした。
エニエス・ロビー編を経て真の意味で麦わらの一味となって以降、日が進むにつれ笑顔が増え朗らかになっていくロビン。特に新世界編に入ってからは仲間に全幅の信頼を寄せる姿も増えました。
今回も、あえて髪を切るのを仲間(ブルック)に頼むという、1人で生きていたころはできなかったことをリラックスしながら楽しんでいる様子が注目を集めました。SNSでは「幼い頃に捨ててきたものを取り戻していくようで良い」「彼女がうきうきであの頃の髪型に戻すという事は過去の辛い記憶すらもう乗り越えた証だと思う」といった視点のコメントも。
ラストシーンではサウロになにかが怒っているような不穏な空気が感じられましたが、無事に二人の再会が叶うことを祈るばかりです。
「めちゃくちゃ喋るやんw」シャンクス過激派オタクことルフィvsルフィの地雷を踏み抜くロキ
一方、ルフィとロキの会話シーンも見どころでした。
念願のエルバフに上陸したと判明しテンションが爆上がりしたのか、1コマで6個の吹き出しを使うお喋りっぷりを見せるルフィ。あまりのマシンガントークにロキも押され気味です。オタクの早口風味なスピード感と言葉数の多さで喋りまくるルフィに「好きなジャンルになると饒舌になるオタク」「めっちゃ喋るやんw」「「どおって…捕まってんな」に対して「察しがいい!」とか持ち上げちゃうロキもバカっぽくて笑ってしまった」といった感想が。
さらにその後、シャンクスの話が出てより嬉しそうな反応をするも束の間、ロキがシャンクスを「腰ぬけ」呼ばわりすると一転、ルフィはブチギレ! 過去にヒグマも同じように「腰ぬけ」という言い回しをしていたこともあり、読者からは「ルフィにとって“シャンクスが腰ぬけ”は地雷なんだな」という声や、「シャンクス過激派オタク」「シャンクスに関しては沸点が低すぎるルフィ」などといった声があがっていました。
気は合わなさそうですが息はむしろ合っているともとれる二人の今後の関係がどうなっていくのか、そしてロキとシャンクスの関係がどのように開示されていくのか、次なる展開が楽しみですね。
[文/まりも]