「May’n Road to 20th Anniversary with アニメイト」特別連載「May’nが選ぶシチュエーション別楽曲」【第2回 ライブでノれる・生で聴きたい曲&May'nソング】
来年、2025年6月1日にメジャーデビュー20周年を迎えるMay’nさん。インストアイベントや海外店舗訪問などを通じて、デビュー当時からアニメイトとの密な関わりを築いてきました。現在は、20周年に向けたアニメイトとのコラボレーション企画「May’n Road to 20th Anniversary with アニメイト」を展開中です。
本企画の一環として、アニメイトタイムズでは「May’nが選ぶシチュエーション別楽曲」が連載中! さまざまなシチュエーションにぴったりの楽曲をMay’nさん自らが選び、その選曲理由を語っていただきます。
第2回は「ライブでノれる・生で聴きたい曲&May'nソング」。May'nさん自身がライブアーティストなだけあって、今回のプレイリストを選ぶにあたっては相当迷われた様子。May'nさんの選りすぐりの楽曲とエピソードをぜひお楽しみください。
第2回 ライブでノれる・生で聴きたい曲&May'nソング
連載第2回目のテーマは「ライブでノれる・生で聴きたい曲」。今回は実際にライブで聴いて感動した曲や「生で聴きたい」と思う曲を基準に選びました。
選んでいる中で「どんなライブをするんだろう?」って気になったアーティストさんの曲が、このテーマには合うんじゃないかなって思ったんです。というのも、好きな曲はたくさんありますが、好きな曲全てが必ずしも「ライブで聴きたい」と思うわけでもなくて、例えば、落ち着いた雰囲気でおうちで聴いていたいなと思う音楽もあります。
だからこそ「この人がライブでどんな表情で歌うんだろう」「振り付けはどうなるんだろう」「ライブでは歌い方が変わるのかな」……と、ライブにおけるさまざまなシチュエーションを想像してしまう曲を必然的に選んでいます。
No pain, No game/ナノ
まずはナノさんのロックナンバー「No pain, No game」です。ナノさんのデビュー曲にも衝撃を受けましたが、この「No pain, No game」はさらに大きな衝撃を受けました。
私が特別好きな曲なんです。何回聴いても鳥肌が立ちます。むしろ何度も聴きすぎていて、「人生のプレイリストは?」と聞かれても絶対に入る気がしています。
私が初めてこの曲を生で聴いたのは、ナノさんのワンマンライブの1曲目でした。聴いた瞬間に号泣してしまったんです。ライブの幕が開いて「どの曲が来るんだろう?」って思った瞬間、自分が「生で聴きたい」と願っていた曲が鳴って、カッコよすぎて心が震えました。
心が震えると涙が自然にこぼれるんだなって痛感しました。あの光景は今でも忘れられません。その後も何度もライブで聴いていますが、毎回興奮してしまう、大好きな曲です。
ナノさんは歌力(うたぢから)がある方で、CDを聴いていてもその熱量が伝わってくるんです。実はナノさんとは仲の良い友達でもあるんですが、仲良くなる前からこの曲を聴いていたので、「いったいどういう人なんだろう?」って思っていたんです。中性的な声で、日本人なのか外国人なのかもわからない不思議な存在でした。
でも、その声からは確かに存在している人ならではの生命力や息吹が感じられて、未知の存在でありながらも、生身の人間らしさも溢れている。良い意味で荒々しいボーカルだなと感じてそれがすごく魅力的です。
歌ってあまりにも綺麗すぎると、機械的に感じてしまうこともあるような気がするんです。ボーカロイドのような完璧な音楽も、それはそれで魅力を感じるのですが、生身の人間だからこそ出せる「生感」を感じさせてくれる音楽に、昔からずっと感動してきました。
ナノさんの「No pain, No game」も、もちろん完璧でカッコいい曲なんですが、その中にある荒々しさに心を揺さぶられました。だからこそ、生で聴いてみたいと思ったし、生で聴いてさらに感動した曲です。一方、次に紹介する曲は、まだ生で聴くことが叶っていない曲。
徒花ネクロマンシー/フランシュシュ
2曲目に選んだのはフランシュシュの「徒花ネクロマンシー」( 『ゾンビランドサガ』オープニングテーマ)。すっごく好きな曲です。
『ゾンビランドサガ』はめちゃくちゃハマったアニメのひとつです。人気の作品なのでご存じの方も多いとは思いますが、知らない方に向けてざっくり説明すると、ゾンビがアイドルになるアニメです(笑)。でも泣けるんです。リアルな葛藤も描かれて、シリアスなドラマパートもあるけど、ハチャメチャな部分もあって。カラフルで視覚的にも楽しめる作品だなという印象です。
もともとアイドルもののアニメが好きなんですが、リアルタイムの放送からは少し遅れて見ました。確か『ゾンビランドサガ』の音楽をたまたま耳にして、世界観が気になったことがきっかけだったと思います。
それでアニメを見て、最初にこの曲を聴いたときに「すっごい曲だな」と思って(笑)。これはライブで聴いたら、絶対に盛り上がるだろうなって思いました。
それと、フランシュシュにはかわいいボーカルもいれば、カッコいいボーカルのメンバーもいるので、ライブのステージではどんな演出・パフォーマンスになるんだろうって気になっていました。次回ライブがあったら、ぜひ見たい……!
「徒花ネクロマンシー」は作曲を加藤裕介さんが手掛けられています。私は加藤さんの曲が大好きなので、。「徒花ネクロマンシー」のクレジットを見た時、「あ、やっぱりー!」としみじみしました。