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『Gのレコンギスタ』10周年記念イベント公式レポート!

『Gのレコンギスタ』劇場版全5部作一挙上映10周年記念イベント開催! 嶋村侑さん・寿美菜子さん・富野由悠季総監督・吉田健一氏・安田朗氏が登壇

2014年10月3日(金)よりTVシリーズの放送がスタートした『Gのレコンギスタ』が、2024年10月3日(木)で10周年を迎えました!

11月16日(土)には、新宿ピカデリーにて舞台挨拶付き上映イベント「Gのレコンギスタ10周年記念イベント ~これが我々のレコンギスタです!~」を開催。嶋村侑さん(アイーダ役)、寿美菜子さん(ノレド役)、富野由悠季総監督、吉田健一氏(キャラクターデザイン)、安田朗氏(メカニカルデザイン)が登壇の他、主人公ベルリ役の石井マークさんより10周年をお祝いするお手紙も到着しました。

およそ9時間半にわたる、劇場版『Gのレコンギスタ』全5部作を鑑賞する熱量の高いファンたちと盛り上がるイベントになりました。

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宇宙世紀が遥か昔に過ぎ去ったR.C.(リギルド・センチュリー)の地球圏は、技術制限を謳うスコード教と金星圏から提供される動力源「フォトン・バッテリー」により、充分な生存環境を維持していた。しかし各国は禁忌とされる宇宙世紀時代の技術を入手し、世界情勢は徐々に不安定化していく。そしてR.C.1014年、軌道エレベータ「キャピタル・タワー」を中心とするスコード教の聖地キャピタル・テリトリィに謎のMS「G-セルフ」が降下したことを契機に、地球圏は新たな動乱の時を迎えてしまった。拡大の一途を辿るキャピタル・テリトリィの新設軍事部門キャピタル・アーミィ、キャピタル・テリトリィによるフォトン・バッテリーの一括流通に反感を持つアメリア、地球帰還作戦「レコンギスタ」を目論むスペースコロニー勢力「トワサンガ」のドレット軍、独自にレコンギスタを進める金星圏勢力「ビーナス・グロゥブ」のジット団――各勢力の思惑が交錯する中、キャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムとアメリアの偽装海賊部隊に所属するアイーダ・スルガンはG-セルフを通じて邂逅し、アメリア艦「メガファウナ」と共に混迷の地球圏に漕ぎ出す。戦いと航海の中で「メガファウナ」が勢力の垣根を越えて行...
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舞台挨拶付き上映イベント「Gのレコンギスタ10周年記念イベント ~これが我々のレコンギスタです!~」公式レポート!

まずはじめに、劇場版『Gのレコンギスタ』プロデューサーの仲 寿和が登場。満員御礼となった客席に向けて感謝を述べるとともに登壇者を呼び込むと、大きな拍手に迎えられてゲストが入場する。

仲よりメカニカルデザインの安田 朗へ自己紹介を振ると、富野由悠季総監督が「こちらからだろう!」と割り込み、総監督特権として最初に自己紹介。息の合ったスタッフ同士のやりとりで場を和ませた。

今回のイベントが約9時間の長丁場となることから、嶋村 侑は「私たちのトークを休憩時間にしていただいて」と客席を気遣い、寿 美菜子も「ストレッチでもしますか。いーち!にー!さーん!」とノレドを彷彿とさせるような、溌溂とした笑顔で来場者を元気づけた。

ここで、今回の舞台挨拶に参加できなかった主人公ベルリ・ゼナム役の石井マークからのメッセージを、ベルリの姉・アイーダ役の嶋村が代読する。

石井からの温かいメッセージにところどころリアクションを挟みつつ読み上げ、最後に「スコード!」と、大きく声を張り上げた。嶋村は事前に石井へ、ここでのスコードの意味を確認したそうで「みんなに幸あれ、という意味を込めている」と返事があったとエピソードを披露し、感動の拍手が沸き起こった。

次に、キャラクターデザインの吉田健一が描き下ろした「10周年記念イラスト」の話題へ。イラストを発注した仲プロデューサーは「キャラクター20人くらいでお願いして、それでも無茶だな」と思っていたそうだが、吉田が上げた絵には70人以上が描かれていたそう。

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『Gのレコンギスタ』10周年記念イラスト公開! 劇場版全5部作一挙上映イベントも開催決定
2014年10月3日(金)よりTVシリーズの放送がスタートした『Gのレコンギスタ』。本日2024年10月3日(木)で10周年を迎えました。この10周年を記念して、本作のキャラクターデザインを担当した吉田健一氏描き下ろしの「10周年記念イラスト」が公開。また10周年を記念した、舞台挨拶付き上映イベント「Gのレコンギスタ10周年記念イベント~これが我々のレコンギスタです!~」の開催も決定しました。▲『Gのレコンギスタ』10周年記念イラスト(Illustration:吉田健一)主人公ベルリ・ゼナムやアイーダ・スルガン、ノレド・ナグなどのメインキャラクターをはじめ、本作品に登場したキャラクターが勢ぞろいした、圧巻のイラストとなっています!「Gのレコンギスタ」10周年記念イベント情報『Gのレコンギスタ』10周年を記念して、11月16日(土)新宿ピカデリーにて、舞台挨拶付きの上映イベントが開催決定!舞台挨拶をあわせておよそ9時間半、劇場版『Gのレコンギスタ』全5部作を観て10周年をお祝いしましょう! 舞台挨拶の登壇者やチケット情報など詳細は後日公開いたしますので、続報をお楽しみに!舞台挨拶付き上映イベント【イベント名】「Gのレコンギスタ10周年記念イベント~これが我々のレコ...

富野総監督も「本当にすごいねぇ。これだけのキャラを描ける人はそうそういませんよ」と感嘆する。安田は、イラストを眺めつつ「これだけの数のキャラを活き活きとまとめられていて、すごいですね。僕だったら(描くのに)3か月くらいかかっちゃいます」と答える。

吉田は、線画で3日間、完成までに3週間で仕上げたとのことで、富野総監督も「これがプロの底力なので、イラストレーターになりたいという人は、こういう人をサンプルにして、越えなくちゃいけない」と真剣に語った。

続いて、SNSで実施されていた「地球人はG-レコを見ればいいのだ!」キャンペーンで投稿された、『G-レコ』への熱い思いや作品の解釈を紹介。どの投稿も非常にレベルが高く、富野総監督は「上手に短くまとめていただいていて、お世辞ではなく、ありがとうと言うよりありません」と深く頭を下げた。

投稿の中には、現実と『G-レコ』での経験が繋がっている、というものが複数あり、寿は、自らの海外留学にも照らして、実際に体験してみることの大切さを学ばせてもらった、と振り返る。また、富野総監督は「生活の中で『G-レコ』を通して自覚してくださるというのは、作り手としてとっても嬉しいことで、プライドをいただけたと感じます」と顔をほころばせた。

ベルリとアイーダの関係性に言及するコメントも多かったことについて、寿は“自分がノレドのことばかり考えていたことに気づかされた”と語る。「だからこそ突っ走れたというのもあるのですが、私は私(ノレド)の物語を生きていたんだな」と収録当時を振り返っていた。

最後に、来場者へ各ゲストからメッセージが贈られる。

安田「この間、G-セルフのプラモデルが出たじゃないですか。インターネットで結構いろんな人が騒いでいたんですけど、『10年も経つのにまだ騒ぐんだ!』って。ちょっと自分の考え方が甘かったな、と思わされました。今日ここには、さらに濃い人たちがいるということで、いや本当……ありがとうございました」

吉田「10周年…『G-レコ』の第1話の作業中に老眼になったんですよ。ガンダムが急に見えなくなって。それで、劇場版5部作の間に髪の毛が白くなったんです。真っ白になりました。そういう時間も含めて、皆さんは今日来てくださっているということで、ありがたいなと思います。実は企画スタートからだと18年半(ここで富野総監督が「そうなの?嘘だ!」と割り込むも、諭され「(自分が)よく今日まで生きてこれたな…」とため息をつく一幕も)。本当にありがとうございました」

嶋村「みなさま、少しはお休みになれましたでしょうか?(客席から拍手)良かったです!まだ「10年!」という気持ちではないんですけど、私たちの大切な大切な『Gのレコンギスタ』という作品の10周年に駆けつけてくださって、本当に皆さんありがとうございました」

寿「改めて『G-レコ』10周年、おめでとうございます!あれ?去年もみんなで集まりませんでしたっけ?という気持ちになるくらい、“『Gのレコンギスタ』=ファミリー”みたいな、親戚みたいな、作品から出てくる温かさのおかげで今日お越しくださった皆さんとも温かい関係を繋いでいてくれるのかな、と思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。でも、次は15周年とか…20周年とか…」

富野「きみたち、いい加減にせぇ!(笑)15周年になったら、今83歳の爺ちゃんが、いくつになるか知ってる?って話です。とは言いつつ、こういうことが言えるのは皆さん方がいらっしゃるからです。ありがとうございます。今後とも末永く応援してくれ…とは言いません。僕自身、寿命があります。ですが、作品は残ります。図々しいことを言います。(作品を)後続部隊に伝えるようにしていただけると嬉しいなと思います。今日に限って言えば、長時間、我慢して見てください(笑)」

そして、富野総監督の言葉に客席からは拍手が湧き、終始大盛り上がりとなった舞台挨拶は幕を下ろした。

舞台挨拶付き上映イベント「Gのレコンギスタ10周年記念イベント ~これが我々のレコンギスタです!~」概要

◆場所:新宿ピカデリー スクリーン3
◆日程:11月16日(土)
09:00~10:34 劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コア・ファイター」上映(約94分)
10:44~12:18 劇場版『GのレコンギスタⅡ』「ベルリ 撃進」上映(約94分) 12:28~14:12 劇場版『GのレコンギスタⅢ』「宇宙からの遺産」上映(約104分) 14:17~14:47 舞台挨拶(約30分)
14:57~16:38 劇場版『GのレコンギスタⅣ』「激闘に叫ぶ愛」上映(約101分) 16:48~18:23 劇場版『GのレコンギスタⅤ』「死線を越えて」上映(約95分)
◆登壇者(敬称略): 嶋村侑(アイーダ役)、寿美菜子(ノレド役)、富野由悠季総監督、吉田健一(キャラクターデザイン)、安田朗(メカニカルデザイン)

『Gのレコンギスタ』作品情報

『Gのレコンギスタ』とは

富野由悠季氏が「ガンダム」のTVアニメシリーズとして、『∀ガンダム』以来15年ぶりに手がけた作品(2014年、全26話)。

総監督として指揮するのみならず、全話の脚本も自ら手がけるなど精魂を注ぎ「少年ベルリの出会い」の物語が描かれ、2019年から2022年にかけて新規カットを加えた全5部作の劇場版としても公開された。

TV放送年月

2014年10月~2015年3月
製作:サンライズ(現:バンダイナムコフィルムワークス)、MBS

劇場上映

劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」(2019年11月29日[金]~)
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅱ』「ベルリ 撃進」(2020年2月21日[金]~)
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅲ』「宇宙からの遺産」(2021年7月22日[木・祝]~)
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅳ』「激闘に叫ぶ愛」(2022年7月22日[金]~)
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅴ』「死線を越えて」(2022年8月5日[金]~)
製作・配給:バンダイナムコフィルムワークス

ストーリー

宇宙移民と宇宙戦争の歴史となった宇宙世紀が終焉後、しばらくの刻が流れた。

新たな時代、リギルド・センチュリー(R.C.)を迎えた人類の営みと繁栄は、平和と共にこのまま続いて行くものだと思われていた。

R.C.1014年。

地上からそびえ立つ地球と宇宙を繋ぐ軌道エレベータ、キャピタル・タワー。

地球上のエネルギー源であるフォトン・バッテリーを宇宙よりもたらすが故に神聖視された場所である。

そのキャピタル・タワーを守護すべく組織されたキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムは、初めての実習の最中、いずれの国の技術でもない高性能モビルスーツ、G-セルフの襲撃を受ける。
作業用モビルスーツのレクテンで交戦したベルリはG-セルフの捕獲に成功する。

しかし、G-セルフを操縦していたアイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊の少女に何かを感じるベルリ。

それは見たこともないはずのG-セルフに対しても同じだった。

そして、特定条件を満たさなければ動かないはずのG-セルフをベルリは何故か起動させてしまう。

キャピタル・タワーを襲撃する宇宙海賊とアイーダの目的、G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命、その果てに待ち受けるリギルド・センチュリー全体を揺るがす真相。

全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ。

メインスタッフ

企画:サンライズ
原作:矢立 肇・富野由悠季
総監督・脚本:富野由悠季
キャラクターデザイン・作画チーフ:吉田健一
メカニカルデザイン:安田 朗、形部一平、山根公利
デザインワークス:コヤマシゲト、西村キヌ、剛田チーズ、内田パブロ、沙倉拓実、倉島亜由美、桑名郁朗、中谷誠一
美術監督:岡田有章、佐藤 歩
色彩設計:水田信子
音響監督:木村絵理子
音楽:菅野祐悟
撮影監督:田中 唯
撮影監督補佐:脇顯太朗
CGディレクター:藤江智洋
編集:今井大介

キャスト

ベルリ・ゼナム:石井マーク
アイーダ・スルガン:嶋村 侑
ノレド・ナグ:寿 美菜子
ラライヤ・アクパール:福井裕佳梨
クリム・ニック:逢坂良太
マスク:佐藤拓也
マニィ・アンバサダ:高垣彩陽
ミック・ジャック:鷄冠井美智子
バララ・ペオール:中原麻衣
ドニエル・トス:辻 親八
ケルベス・ヨー:須田祐介

公式サイト
公式X(@gundam_reco)

(C)創通・サンライズ
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