みんなで一緒に「アニメイトさん、ありがとう!」 「でんぱ組.inc & 虹のコンキスタドール × アニメイト」アニメイトシアターで開催のでんぱ組.incミニライブをレポート丨アニメの聖地からアイドルソングをお届け
「あした地球がこなごなになっても」は静かにせつなく、「キラキラチューン」はアイドルソングのど真ん中!
続く「あした地球がこなごなになっても」は、『ソラニン』や『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』などでおなじみの漫画家の浅野いにおさん作詞、作曲にはAimerやゆずなどの楽曲を手掛けた釣 俊輔さん、編曲は様々なアニメ主題歌を制作するほか、OxTやMYTH&ROIDとしても活動するTom-H@ckさんによる楽曲。
ここまでの楽曲とは一転して静かな始まりからBメロでエモく、サビで明るくなる曲調で、ポエティックな歌詞と合わせてせつない雰囲気に。
サビの「宇宙のちりになって消えたら」では後ろに倒れ掛かる小鳩さんの背中を支える高咲さんや「ぎゅっと抱き寄せて」で相沢さんが藤咲さんに駆け寄って抱きしめる姿も胸に刺さるものがありました。サビの「それだけなのお願い」では、ステージの7人もお客さんも共に手を差し伸べ合います。
2コーラス目の「夜 しじまに溶けてくかいでんぱを」では、一人床に座った天沢さんが右から左へ目線を移すと、他の6人はその指先が差す方向を見つめるシーンや「無理してるの? 無理してるよ ごめんね」では古川さんと小鳩さんが背中合わせで体育座りしてうつむく姿など叙情的なパフォーマンス。
そこから一転してアップテンポなイントロに合わせて、7人が小刻みに1回転してから左右の手を前後に早く動かして踊り始めました。「キラキラチューン」は『物語』シリーズの楽曲をはじめ、中川翔子さんなどに楽曲提供するmeg rock作詞のかわいいアッパーなアイドルソングで、振り付けも突飛なものはなくシンプル。
ここまで個性的な振りや歌い方で目と耳を引き付けてきて、どストレートな曲を持ってくるところにでんぱ組.incのセンスと幅の広さを感じさせます。アウトロ後には7人が固まってニッコリ。
最後の曲「でんでんぱっしょん」では7人がペンライトを振ったり、高速ラップを決めたりと見せ場がたくさん! でんぱ組.inc未体験の方はぜひチェックを!
次の曲のイントロが始まると、相沢さんが「お越しの皆さん、本当に、本当にありがとう! 次が最後の曲です。会場全員で楽しんでいきましょう!」と叫ぶと7人は左手にマイク、右手には自分のイメージカラーのペンライトを持って左右に揺らしながら歌うのは「でんでんぱっしょん」。『ラブライブ!』の楽曲などでおなじみの畑 亜貴さん作詞、でんぱ組.incとファンの関係や想いを歌っている超早な曲です。
Bメロの「少年はいつも心熱く」では両手で頭の上で三角を作ったり、両手でマイクを持つとフルスイングしたりと楽しそう。サビでは一度床に置いたペンライトを持ってひざ下で振ったり、頭上で円を描いたり。歌と動きが止まったので終わったのかなと思ったら再び歌い出し、最後は7人が並んで虹を描くようなキメポーズで本当に終わり。
パフォーマンスが終わると、「ありがとうございました! 以上、萌キュンソングを世界にお届け! でんぱ組.incでした!」と叫んで、7人で頭を下げます。手を振りながらステージを去っていきますが、鹿目さんと古川さんが舞台袖に入る間際に、客席に向かって「最高! アニメイト!」と言ってペンライトを挙げると、お客さんもペンライトを挙げて復唱。
そしてステージから姿が見えなくなっても「イエ~! ありがとう!」の古川さんの声が。客席からしばらく「アニメイト!」コールが鳴り響く中、ミニライブは幕を閉じました。
16年間、アイドルシーンの第一線で活躍してきた貫禄と流石のパフォーマンスを見せてくれたでんぱ組.incは、2025年1月に16年に渡る活動にピリオドを打ちます。まだ楽曲を聴いたり、生でパフォーマンスを見たことがない方にはぜひ体感してほしい彼女たちのステージ。7人の熱いアイドル魂とでんぱソウルを!
SET LIST
1.命・愛・減る・ぷゅー!
2.最Ψ最好調!
3. イッき♡いっぱつ
4.オーギュメンテッドおじいちゃん
5.あした地球がこなごなになっても
6.キラキラチューン
7.でんでんぱっしょん