『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』第1話・第2話先行上映会&トークショー実施|伊南羽桜さん、稗田寧々さん、世界さん、田村真佑さんら登壇
2024年12月17日(火)に開催の『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』先行上映会&トークショーより公式レポートが到着しました。
峯田大夢さん、伊南羽桜さん、川井田夏海さん、稗田寧々さん、世界さん(EXILE/FANTASTICS)、田村真佑さん(乃木坂46)ら声優陣と、零さん、田中有紀さんら主題歌アーティスト陣が登壇。
上映された本編の感想、お気に入りのキャラクター、主題歌の制作秘話などが語られました。
『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』先行上映会&トークショーの公式レポートが到着!
2024年12月17日、2025年1月11日(土)から放送がスタートするTVアニメ『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』(通称『エパリダ』)の第1話・第2話先行上映会&トークショーが、新宿ピカデリー シアター1で行われた。
第1話・第2話上映後には、キャストと主題歌アーティストによるトークショーも実施。作品を楽しみにしているファンと初めて対面する場ともなり、映画館は大きな熱気に包まれた。おなかが空いてしまうほど(?)濃厚な内容となったトークショーの様子をレポート!
TV放送に先駆けて上映された第1話・第2話が終了すると、会場となった新宿ピカデリー シアター1は大きな拍手に包まれた。その興奮醒めやらぬ中、MCを務める伊藤遼さん(日本テレビのアナウンサー兼)の呼び込みにより、主人公ユーク役の峯田大夢さん、マリナ役の伊南羽桜さん、シルク役の川井田 夏海さん、レイン役の稗田寧々さん、バリー役の世界さん(EXILE/FANTASTICS)、キャメラット君役の田村真佑さん(乃木坂46)、オープニング主題歌を担当した零さん、エンディング主題歌を担当した田中有紀さんの8名が登壇した。
シアター1の大きさに登壇者はみな驚いた様子で、川井田さんからは「大きい!広い!」と率直な感想も聞かれた。そんな中で世界さんも「サンダーパイクから、ヤなヤツ代表です」と、会場を和ませるジョーク的挨拶もあり、温かい雰囲気でトークショーはスタートした。
【トークテーマ①本編アニメの感想について】
最初のトークテーマは、上映されたばかりの第1話、第2話について。まずは峯田さんが、「すごくなかったですか? どうですか?」と会場に問いかけると拍手の嵐が。「絵も音楽も効果音も、オープニングもエンディングも……感無量です」と興奮気味で語った。来場されたお客さんに良かったところを問いかけると、「全部―!」、「可愛いー!」といった声が届き、会場中が納得した様子。
続いて伊南さんが、「第1話から、『エパリダ』の良さが詰まっているなって。ユークの強さや、元教え子3人娘の仲の良さも」と感想を述べる。また、伊南さんにとっては初となるメインのレギュラー作品ということで、映像を観て目頭が熱くなったそうだ。川井田さんは、オープニング映像に登場しながらも、第1話・第2話には登場しなかったケモミミキャラに着目。「楽しみが増えましたね!」と、今後の見どころを教えてくれた。
お客さんにも「#エパリダをつけて発信してほしいけど、ネタバレのない範囲でというのが難しい」という話になると、世界さんが「それができるのが(ファンの)みなさんですから」と、ファンに向けて頼を置いた発言をしていたのも印象的だった。
【トークテーマ②お気に入りの登場人物】
ここからは次のテーマに移行し、「お気に入りの登場人物」について。田村さんは、「レインちゃんが大好き。口数は多くないけれど、表情がめちゃくちゃ可愛い。特に、ユークと話すときの赤らめた顔。レインちゃんは魔法道具(アーティファクト)が大好きなんですけど、私が演じるキャラメット君もアーティファクトなので、私のことも好きみたいに感じていて(笑)」と話すと、レイン役の稗田さんが感激の様子で、「両思いです! まゆたんラブ!」と告白。
ノロケるふたりに川井田さんが思わず「裏でやってください」とツッコむほど。そんな田村さんからの高評価に「この評価に恥じぬように磨きをかけます」と稗田さんはさらに気合を入れていた。世界さんは、同じサンダーパイクのメンバーであるジェミーを挙げる。オープニング主題歌を歌う零さんもこれに賛同。世界さんはその理由として「パーティメンバーなんですけど、ツンデレというか、アレ? という感じが今後いろいろ見えてきて、それが良かったりする」と回答。
零さんも、「確かにジェミーは、原作でも注目されるキャラになっています。世界さんがおっしゃった通り、アレ? というところに期待してほしい」と続け、彼女の今後に含みを持たせていた。ちなみに峯田さんも「僕もなんですよね」とふたりに賛同すると、クローバーの女性キャスト陣からはブーイングが。峯田さんは取り繕うように「(ユークじゃなくて)峯田はそうらしい」と釈明し、会場は笑いに包まれた。
そんな中、エンディング主題歌を歌う田中さんが、助け舟を出すかのようにユークを推す。「最初はサンダーパイクから厳しく言われるシーンがあるのですが、そこで腐ることなく一歩踏み出して、境遇を変えていくのが強い」とその魅力を解説。「赤魔道士という役職に対する向き合い方がストイックで、見習うところが多い」と続けると、自分のことのように嬉しそうな峯田さん。周囲から「ユークだから。勘違いしないで」と窘められつつ、「ユークは本当に優しい。クローバーと出会ったことで違った種類の優しさに変わっていくところが魅力」と、演者側からも彼の良さをアピールしていた。
【トークテーマ③主題歌の制作秘話】
ここからは主題歌の制作秘話について。オープニング主題歌「Enter」では、歌唱と共に作詞を手掛けた零さん。詞に込めた思いを問われると、「作品へのリスペクトを込めたかった。ユークだったらどう思うか、クローバーだったらどう思うかを考えて。一方で、ただ明るいだけではなく、いろんな困難に遭うところなども詞に落とし込んでいった」という。
また、冒頭の英詞部分にもユークの優しさ、まっすぐさが込められていること、2番以降の歌詞には、零としての思いも乗せながら、「ユークの強固になっていく決意や、高まっていく熱量」が反映されたことが明かされ、登壇者もその内容の深さに感心している様子だった。
一方、エンディング主題歌である「Treasure Chest」を歌う田中さんは、「ユークやクローバーの仲間たちだけでなく、そこから繋がっていく周囲のキャラクターたちも応援したくなる気持ち」を楽曲に込めて歌ったそう。冒険の楽しさ、ワクワクする気持ちを感じさせるため、「同じリズムでも抑揚を変えたり」しているとのことなので、フルバージョンも聴いてほしいと呼びかけていた。
【トークテーマ④キャストのみなさんに裏話アンケート】
4つ目のトークテーマは、キャスト陣に聞く裏話。こちらは事前に答えてもらったアンケートをベースに進行された。川井田さんが裏話として挙げたのは「アドリブ&充実のケータリング」。アドリブのシーンで印象的だったと語るのは、第2話。
「(クローバーのみんなで)乾杯をするシーンは、台本には書かれていないセリフがあります。内容は、みんなで話し合って」決めたとのこと。一方、ケータリングに関しては、「パンがあったりプリンがあったり、コーヒーがあったり」と、収録のたびに美味しいものが用意されていたという。
中でもコーヒーは、世界さんが差し入れたもの。差し入れをする理由について世界さんは「ほかの大陸からこの現場に入っているので。仲良くなるきっかけとしてのコーヒー」と説明していた。稗田さんも、「ポットでドリンクの差し入れは初めて」と感謝を伝えると、「革命児ってことで良いですか(笑)?」とケータリング界に新風を吹かせた自覚が芽生えたようだった。ところが、ひとりで収録に臨むことが多かった田村さんは、コーヒーのケータリングに巡り会えなかったそうで「そんなのあったんだー」と少し不満げな様子を見せていた。
盛り上がったケータリングの話から、再びアドリブについても。峯田さんは、田村さんが演じたキャメラット君のアドリブシーンについて挙げると、田村さんは「第1話の目を開けるときのセリフも台本にはなかったけれど、『言ってみようか』とディレクションがあって」と、台本にないセリフだったことを教えてくれた。
続いて伊南さんから明かされた裏話は、「おなかがなった」こと。「マリナが大食いを恥ずかしがるシーンでお腹がなってしまって。私もそれが恥ずかしかった」と、当時を回想。本番には音は入っておらずホッとしたそうだが、一方で、「マリナに近づけているのかな? と思える瞬間でした」と、ポジティブに捉えていた。
稗田さんは、「ドキッとするアプローチ♡」を視聴のポイントとしてピックアップ。レインとユークの関係性が変化していくところを挙げて「ユークとふたりきりで喋ったとき、いつもは見せないレインの大胆さが見えてくるので今後注目してもらいたい。普段とのギャップがすごい」と、その演技も含めて注目してほしいと話してくれた。
アンケート4つ目は、「ユークとサイモンの戦い」を田村さんがレコメンド。世界さんもその意見に同意した様子。峯田さんは「いがみ合っているふたりの関係性がどうなっていくか。一筋縄ではいかないし、サイモンがどういう人間なのかも含めて、想像していない感情が湧いてきたりもする」と補足。田村さんも、「この作品を見る上での注目ポイントです!」と強調していた。
ここでトークコーナーは終了し、フォトセッションと告知コーナーへ。第1話の放送直前特番や、新たにスタートするラジオ番組、配信情報などを立て続けに解禁。作品の配信も決まり、放送開始が間近であることを感じさせた。
【エンディング】
約1時間にわたって行われたトークショーもついにエンディング。最後は登壇者から、来場してくれたファンへの感謝、そして作品への熱い思いが伝えられた。
田中「一足先にアニメを鑑賞できたこと、そして演者のみなさんと会話をできたことをとても嬉しく思います。(この日解禁された)ノンクレジットエンディング映像も何度も聴いて、何度も観て楽しんでもらえればと思います」
零「先日の新情報発表会見のときから引き続き楽しい時間をありがとうございました。作品の大ファンとして僕も楽しみながら、みなさんと一緒に応援していけたらと思いますので、これからもみなさん、よろしくお願いいたします」
世界「トークを見ていただければわかると思いますが、とても仲の良い現場です。こういう盛り上げの場に呼ばれるのは嬉しいですが、次はサンダーパイクのメンバーと一緒に登場して、クローバーとの4対4の対決があれば良いなと思います(笑)。放送もチーム『エパリダ』のみんなで、リアルタイムで盛り上げていきたいです」
田村「第1話・第2話を観ていただいて、ドキドキやワクワクなどいろんな感情を感じていただけたかなと思います。ハラハラも含めて、来年の放送でさらにいろんな感情に出会っていただければと思います」
稗田「第3話以降も、いろんな出来事が起きますし、新しいキャラクターもどんどんクローバーと絡んでいくので期待していてください。アニメ以外でも、ラジオや配信などで盛り上げていきますので、みなさんも一緒にパーティの仲間になって、楽しんでもらえればと思います」
川井田「ケータリングの話をしたことしか覚えてないですが(笑)、今回はチーム力がすごく良くて、それが声にも乗っていると思います。普段の生活では良いことも悪いこともあると思いますが、この作品を観て、みんなで一緒に乗り越えていきましょう」
伊南「『エパリダ』は素敵なキャスト、アーティスト、そしてたくさんのスタッフのみなさんと全力で思いを込めて作っている作品です。土曜日の深夜は、“エパリダの日”として待っていただけると幸いです。楽しんで盛り上げて行きましょう!」
峯田「改めて、こういった場に立つと運が良かったなと思います。みなさんと出会えたことも、運が良かったなとしみじみ感じられたイベントでした。そういう仲間の大切さや学ぶ楽しさを教えてくれる作品です。これから信じられないくらい盛り上げていければと思いますし、みなさんもパーティの仲間ですので、一緒に盛り上げていきましょう。放送開始をお待ちください!」
いよいよ2025年1月11日(土)から放送がスタートする『エパリダ』。第1話・第2話の高いクオリティのみならず、キャスト陣・アーティスト陣の作品に賭ける思いが伝わってくる先行上映会となった。放送開始までに様々なイベントやメディア展開も続くので、作品も含めて、ぜひ楽しみにしてほしい。
『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』作品概要
あらすじ
赤魔道士のユークはそう啖呵を切って、5年間在籍したAランクのパーティ「サンダーパイク」を離脱した。彼は、他のメンバーから過小評価、否、バカにされていたことに耐えきれず、ついにその地位を捨てたのだ。
パーティを探していたユークはマリナ、シルク、レインという元教え子3人と再会し、彼女たちのパーティに加入した。「先生」と慕ってくれる彼女たちに励まされ、ユークはその規格外の魔法力とスキルを存分に発揮し、マリナたちの能力を見事に引き出すことで次々にクエストを達成。そして、配信用魔法道具(アーティファクト)「キャメラット君」による“冒険配信”を通じて、パーティ「クローバー」は世間に名を馳せていく。
そんな「クローバー」の夢は最難関迷宮【無色の闇】の踏破。それを叶えるため、様々な迷宮(ダンジョン)に挑戦するが、徐々に世界を揺るがす混沌へと巻き込まれていく――
キャスト
(C)右薙光介・すーぱーぞんび・講談社/クローバープロジェクト