これからもRASの音楽を聴いてブチ上がっていただければと思います！――12th Single「Bad Kids All Bet」ロングインタビュー｜パレオ役・倉知玲鳳さん×チュチュ役・紡木吏佐さんが示す「ブレない」RAISE A SUILENの軸

RAISE A SUILEN 12th Single「Bad Kids All Bet」が、2025年1月8日（水）にリリース！

表題曲『Bad Kids All Bet』は、RAISE A SUILEN（RAS）の初期衝動「Change the world」を改めて掲げた楽曲。スマートフォン向けゲーム「バンドリ！ ガールズバンドパーティ！」においても、対象イベントストーリー・楽曲ともに人気を博しています。

アニメイトタイムズでは「Bad Kids All Bet」リリースを記念して、パレオ役・倉知玲鳳さん、チュチュ役・紡木吏佐さんにインタビューを実施。メンバー集結から約7年。改めて、RASメンバーへの印象や想いをお伺いしました。

2024年から2025年にかけて行われる「RAISE A SUILEN ZEPP TOUR 2024-2025『PANDEMONIUM』」で感じた確かな手応えと意気込み、そしてRASのキーボーディスト、DJとして抱く2025年の個人目標に至るまで、RASのブレない魅力がたっぷりと詰まったロングインタビューをお届けします。

集結当初のRASメンバーの印象は？

――パレオとチュチュの関係性も相まって、倉知さんと紡木さんが並んでいるとしっくりくるな、と思って撮影を見ていました。

チュチュ役・紡木吏佐様（以下、紡木）：あら、感謝感激です！

パレオ役・倉知玲鳳様（以下、倉知）：ありがとうございます！

――最初の顔合わせの瞬間について、覚えていらっしゃいますか？

倉知：ブシロードの本社だったよね？

紡木：会議室だったと思う。あのときが「はじめまして」だったかな。

倉知：全員が「はじめまして」の状態で集まったね。

紡木：そうそう。誰が来るとも聞かされておらず、「バンドのメンバーが集まります」とだけ言われていて。（当時の倉知さんは）震える子鹿のようでしたね。

倉知：（笑）

紡木：みなさんのオーラがすごくて！　（倉知）玲鳳ちゃんが隅の方で小さくなって座っていたのが印象に残っています（笑）。

倉知：そうだったね（笑）。緊張しやすい性格も相まって、「こんなに綺麗なお姉様方に囲まれて、田舎から出てきたばかりの私は大丈夫だろうか……？」と部屋の一番左の角に座っていて……。（笑）。

紡木：当時は……まだ20歳になったばかりだった？

倉知：そうそう。しかも、まだ学生だったんだよ。なので、異世界に迷い込んでしまった感じもありましたね（笑）。でもつむちゃん（紡木さん）も、歳はひとつしか変わらないじゃない？

紡木：私は21歳で、大学生でしたね。なのに、一番遅くに到着して……（笑）。

倉知：あれ、そうだったっけ？

紡木：そうだったのよ。扉を開けたら全員揃っていて「あれ!?」ってなっちゃった（笑）。「すみません……」って言いながら入っていきましたね。

――そんな紡木さんの最初期の印象はいかがでしたか？

倉知：実はその日、つむちゃんが来てくれて、ちょっと安心したんです（笑）。つむちゃんの明るいキャラクターもありますし、年齢も同じくらいで「仲良くなれるかも」と瞬間的に思いました。

RASのみなさんは本当に良い方々なのですが、やはり初対面だと緊張感もあって……。そんな中、つむちゃんが飛び込んできてくれてよかったな、と（笑）。

――Raychellさん、夏芽さん、小原（莉子）さんは音楽活動の経験も豊富な方々ですし……。

倉知：恐縮してしまいましたね。背筋が伸びる感覚でした。

――出会いから約7年ほど経ちましたが、メンバーのみなさんに関する現在の印象はいかがですか？

紡木：約7年……。

倉知：そんなに経つんだ。あっという間だったね。

紡木：それだけ時間が経っていれば、印象も変わりますよね。夏芽さんのファーストインプレッションは、「高身長」「カッコイイ」「金髪のお姉様」ですよ。「おギャルさん!?」と思っていましたが、その夏芽さんがRAS随一の乙女ですから！

倉知：たしかに！　一番印象が変わったのはなつぴー（夏芽さん）かもしれない！

紡木：ギャップがあったよね。RASはこういうところも面白いなと思います。

倉知：みんな、各々に優しさと面白さがあって個性も違うので、この5人で集まれて本当によかったなと思います。ここに至るまでのキャリアも、全く違う面々なので、自分たちの力で同じメンバーを集めようと思っても、実現できなかったと思うんです。

『BanG Dream!』で出会うことができて、そしてRAISE A SUILENを組むことができて本当によかったなって。

――改めて、奇跡的な出会いですよね。ちなみに、紡木さんから見た倉知さんの印象には、何か変化はありますか？

紡木：何にも飲まれず、ずっとピュアで、素敵だなといつも思っています。

倉知：わー！　なんだか恥ずかしい！（笑）

紡木：どこに行っても腰が低いし、約7年経った今も初心を忘れずに物事に取り組んでいて、とにかく素敵なんです。

倉知：未だにどこに行ってもあわあわしてしまうし、特にライブの前になると「あれは準備したっけ？　これは大丈夫かな？」と落ち着けなくて……。もうそろそろドシッと構えられるようになりたいのですが……（笑）。

――倉知さんは、紡木さんに対する印象の変化を感じるときはありますか？

倉知：つむちゃんは今も昔も変わらずムードメーカーで、常に周りを明るくしてくれるし、ハッピーな空気を出してくれるんです。その空気感があるから、練習中などで何かあると、つむちゃんにすぐ相談しちゃいますね。

紡木：そうだね。相談は随時です、随時。でもそれで言うと、（倉知さんは）スタッフさんがおっしゃったことや指示を、一言一句完璧に覚えているんです。なので、「迷ったら倉知」の感覚があって。

倉知：ええ？（笑）　でも、私がつむちゃんに相談することもたくさんあるよ。

紡木：支え合って生きているね。

倉知：そうだね。こうして、細かいことでもすぐにお話できる関係性はありがたいです。

――積み上げてきた歴史が感じられますね……！　小原さんについてはいかがでしょうか？

倉知：出会った当時のりこぴん（小原さん）は、チェックのお洋服をよく着ていた印象があります。

紡木：たしかに！　アイドルさんみたいだったね。

倉知：今もチェックを着ていることがあるけど、最近は色々な装いが見られて嬉しいなって。

紡木：大人レディで、綺麗なお姉さんだよね。

倉知：より、美しさに磨きがかかった印象です。あとは、演奏のすり合わせをしているときに特に感じるのですが、言語化が上手なんですよね。ライブでは一緒にシンメトリーな動きをすることが多いですし、楽器の役割も上モノ同士なので、頼りになるお姉さんです！

紡木：いつも論理的に説明をしてくれるから、物事の舵切りも上手だなと思っています。

倉知：出会ってすぐの頃は、見た目のイメージも相まって「ふわっとしている人」なのかなと思っていたのですが、良い意味で違ったね。

紡木：うんうん。「しっかり者」さんです。

――Raychellさんはいかがですか？

紡木：母ですよ。我らが母です。

倉知：そうだね。そういえばチェルさん（Raychellさん）の印象って、あんまり……

倉知・紡木：変わってないよね！

紡木：集結当初からまとめ役ですし、常にとなりにいてくれるお母さんのような存在です。

倉知：うんうん。常にストイックな一面も含めて、一番印象が変わっていないのはチェルさんですね。

紡木：眼の前の一曲に対して妥協することなく、詰められるところまでトコトン詰める。そうして作り上げた音楽をお客さんに届けて喜んでもらう、というスタンスが変わらないんですよね。

やっぱりお母さんだなぁ……（Raychellさんから）産まれたのかなって、思うときがあります。

一同：（笑）

倉知：私も私も！　年子だね（笑）。

紡木：（笑）。こんな感じで、それぞれ個性の違う5人ですが、全員集まった際のステージが大好きです。