
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇』を改めて振り返ったクライマックス上映会をレポート! 松岡禎丞さん、石上静香さん、日笠陽子さんが収録で印象に残ったエピソードとは!?
2024年10月から2025年3月にかけて放送された『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇』。その物語の終盤となる第12話から第15話までを上映するクライマックス上映会が、先日3月9日(日)に新宿ピカデリーで実施されました。
登壇者は松岡禎丞さん(ベル・クラネル役)、 石上静香さん(シル・フローヴァ役)、 日笠陽子さん(フレイヤ役)。原作者・大森藤ノ先生からのお手紙を松岡さんが代読する場面も見られました。本稿ではこのイベントをレポートします。なお、今回は最終話まで上映された後のイベントということで、ネタバレなども踏まえたトークが展開されました。まだ最終話までご覧になっていない方はご注意を。
ヘディンはヒロイン!? オッタル戦の収録は戦闘時の空気感をのせた
まずは「改めて印象に残っているシーン」を伺っていくことに。松岡さんはシルがフレイヤだと知ると見方が変わるシーンがあると告白。何もしないから一緒に寝ようとフレイヤから言われた場面では、彼女の切なげな表情が印象に残っているのだとか。
もちろん、終盤の見どころであるオッタルとの戦闘シーンの裏話もありました。収録では本来モノローグで語るシーンを台詞として発しても構わないというディレクションがあったそうで、松岡さんはその場の空気感や距離感を全てのせるかのように演じていたと告白。
ここで話題に上ったのが、島﨑信長さん演じるヘディン・セルランド。石上さんは自分の認めた相手にしか使えない3つ目の魔法“ラウルス・ヒルド”をかけた様がヒロインのように見えた様子でした。
日笠さんによると、今回の島﨑さんは松岡さん演じるベルとのシーンが多いことからか、かなりテンションが高かったように感じたとのこと。石上さんからも休憩中などに松岡さんと島﨑さん、ふたりの世界が見えたというエピソードが飛び出しました。
また、第15話のラストシーンについて語る場面も。石上さんは本番前のテスト時にベルの台詞「いけない子猫ちゃんだ」がかなりおかしなことになっていたというエピソードを語ってくれたのですが、あまりにもあんまりな言い方だったために笑いそうになってしまったそうです。なお、松岡さん的にはヘディンに見張られていたことを踏まえてのお芝居なので本気だったとのこと。
日笠さんは最終話の収録にひとりで臨む予定だったそうなのですが、松岡さんがたまたま早くアフレコ現場に来ていたことから一緒にお芝居できたことを明かしてくれました。本番ではベルの「初恋を終わらせることしかできない」という台詞に感情を揺さぶられ、次のシーンの収録へすぐに行けないくらいだったのだとか。