
『薬屋のひとりごと』×令和七年神田祭 コラボ発表会見 イベントレポートが到着! 大塚剛央さん(壬氏役)が和装で神田明神に登場
3月17日(月)、日本三大祭としても知られる神田祭の令和七年神田祭発表会見が開催されました。
本イベントでは、令和七年神田祭と、TVアニメ『薬屋のひとりごと』のコラボレーションが発表。
イベントのキービジュアルや施策などが発表された本イベントの模様をお届けします。
『薬屋のひとりごと』×神田祭 コラボ発表会見 イベントレポートが到着!
晴天の中、神田明神の本殿を背に写真撮影に臨んだ樋口高顕千代田区長、神田明神 権禰宜の松本和嶺氏、壬氏役の大塚剛央。その後行われたコラボ発表会見では、令和七年神田祭の概要と『薬屋のひとりごと』とのコラボの発表が行われました。
はじめに登壇した樋口千代田区長からは、日本三大祭のひとつである神田祭と千代田区との関係性について触れ、千代田区民にとっても江戸由来の祭礼文化である神田祭は誇りでありシビックプライドであると説明。そしてサブカルの聖地・秋葉原のある神田明神らしい取り組みである『薬屋のひとりごと』とのコラボについて、区長自身も第1期からアニメを見始めたと明かし、「秋葉原の氏神様である神田明神らしいなと思っております。千代田区といたしましては、こういった御祭礼は地域コミュニティの求心力になっていると感じております。祭礼を通じて地域コミュニティが結束を高めていくという意味もあると思っています。私も本年の神田祭を楽しみにしています」と話しました。
続いて登壇した神田明神の岸川禰宜からは、二年に一度、一週間にわたり行われる神田祭についての由来や概要の説明が行われました。そして、平成11年頃よりはじまったアニメ作品とのコラボについて、漫画、アニメとの親和性の高い神田明神ならではであるとの説明がされ、岸川禰宜より令和七年神田祭が『薬屋のひとりごと』コラボすることが発表、合わせて巫女衣装に身を包むの猫猫・小蘭・子翠、そして神田祭を楽しむ壬氏・高順が神田明神の境内に集合した描き下ろしコラボビジュアルが解禁となりました。コラボビジュアルを使ったポスターは、108町会の氏子に配られ、神田・日本橋・秋葉原などに掲出されます。今回のコラボ実施にあたっては、昨年行われた原作『薬屋のひとりごと』と神田明神資料館のコラボの御縁をきっかけに、薬の知識で事件の解決していく猫猫と、薬の神を祀っている神田明神との共通点がきっかけとなっています。
その後、着物に身を包んだ大塚が登壇。大塚は「(着物姿は)身が引き締まりますね。素敵な機会をいただきありがとうございます。(神田明神は)通っていた声優養成所がお茶の水にあり、当時、年に1度の審査のたびに初詣も兼ねて神田明神にお参りに行くというのを、同じ養成所のクラスメイトと行っていたので、こうやってイベントで来ることができてとても嬉しいです」と神田明神での思い出を語りました。
神田祭とのコラボにあたり解禁されたコラボビジュアルについては「壬氏や小蘭は、こういったコラボは楽しんでやるタイプで、それぞれキャラクターの性格が見えるんですが、今回は猫猫が珍しくにこやかで素敵だなと思いました」と感想を述べました。
岸川禰宜は「最近は、アニメとのコラボも毎回実施させていただいているので、氏子の皆様から今年はどのアニメとコラボするの?とよく聞かれます。千代田区の観光協会に今回の「薬屋」とのコラボを伝えると、すごく盛り上がっております。秋葉原があるというのは神田明神にとってもアニメを受け入れる素地があるといいますか、満を辞して『薬屋のひとりごと』とのコラボが実現したという感じですね」と話しました。
会見ではコラボグッズも解禁となり、コラボビジュアルを使用した缶バッチや再生アクリルを使用したアクリルスタンドや、持ち塩、御朱印帳、豆菓子などが紹介されました。コラボグッズは、3月22日(土)より神田明神文化交流館1F、そして3月22日(土)AM9時よりオンラインにて販売が開始いたします。岸川禰宜は「明治神宮では再生アクリルの感謝祭を行なっていまして、今回のコラボにつながるご縁もその感謝祭でいただいたものです。本日、大塚さんともご縁をいただきました。こういったご縁をいただけるのが神社だと思いますので、そういった意味で今後もコラボを進めていきたいと思います。神田祭でまたお会いしましょう」と挨拶しました。
話は間も無く第2期2クール目を迎える『薬屋のひとりごと』について。
大塚は2期の反響について「第1期に引き続き、第2期も盛り上がっていて反響を肌で感じています。放送時間も変わり、より多くの皆様に楽しんでいただけているじゃないかなと思います。油断していたら見逃してしまうような、何度も見返したくなるような仕掛けがたくさんありますよね。まだ明らかになっていないことが多いですが、さりげない伏線の貼り方をしているのでこの後の展開も楽しんでいただきたいです」と物語が後宮の闇の核心に迫っていく描写についても語りました。これまでの放送でのお気に入りシーンを聞かれると第7話『選択の廟』を挙げ、「壬氏としても大事な話ですし、アニメで見た時に音楽や芝居、スタッフ皆さんの力が結集したお話になっていました。劇場版みたいなクオリティで、最後は鳥肌が立ちました」と話しました。
これからの放送に向けては「皆さん考察しながら見てくださっていると思うのですが、まだ語られていない部分がたくさんありますし、壬氏が伝えられていない秘密、それを踏まえて猫猫との関係がどうなっていくのかは見どころです。原作をご存知の方はこの先の展開も分かっていらっしゃると思いますが、アニメで色・音・芝居が付いてより浮かび上がってくるもの、スタッフ一同そこを練り上げて作っている作品なので、1カット1カット見逃さずに楽しんでいただければ」と挨拶。
最後に、会見の締めとして「今回の神田明神さんと『薬屋のひとりごと』のコラボを通じて、相乗効果で良い方向に向かっていただければ関わっているものとしては、こんなに嬉しいことはないなと思いますし、またこんなコラボがあったら嬉しいなと思いますので、僕ももっと沢山の方に知っていただけるよう、良い作品を届けられるように、引き続き頑張って作品作りに向き合っていきたいと思います。何より皆さんにこのコラボを楽しんでいただけたらと思っております」と挨拶し、幕を閉じました。
イベント概要
■日時:2025年3月17日(月)
■会場:神田明神内EDOCCO STUDIO
■登壇者(敬称略):
樋口高顕(千代田区長/ひぐちたかあき)
岸川雅範(神田明神禰宜/きしかわまさのり)
大塚剛央(壬氏役/おおつかたけお)
『薬屋のひとりごと』と神田祭とのコラボについて
神田明神でお祀りしている一之宮・大己貴命=だいこく様は、 縁結びの神様として広く知られていますが、国土開発、殖産、そして医薬・医療に大きな力を発揮いたします。
また二之宮の少彦名命=えびす様は、商売繁盛、医薬健康、開運招福の神様として知られています。
『薬屋のひとりごと』の主人公・猫猫は、作品タイトル通り、“薬師”の少女。後宮の中で起きる様々な事件を薬や毒の知識で解決していく物語。
昨年、原作『薬屋のひとりごと』と神田明神資料館がコラボをしており、原作のイラストを担当しているしのとうこさんのイラストや、神田明神所蔵の「えびす様」に関する浮世絵などを合同展示したコラボも実施しており、 その御縁もきっかけに、薬の知識で事件の解決していく猫猫と薬の神を祀っている神田明神とのコラボを行う運びとなりました。
協賛:アクリルグッズ等再生利用促進協議会について
近年、キャラクターグッズ等の開発材料としての需要が高まっているアクリル素材。残念なことに、そのリサイクルはまだまだ未熟です。
つくる喜び・つかう楽しさを、未来に向かって持続可能なものにするため、アクリルグッズ等再生利用促進協議会を発足いたしました。ポスト・コロナ時代、次に起こるとされている飛沫防止アクリルパーテーションの大量廃棄問題も目の前に控えています。
捨てられてからでは遅い。リサイクルを『当たり前』に。我々は、廃棄アクリル材の回収とアクリル材のリサイクル技術の両面から、具体的なアクションを推進してまいります。
『薬屋のひとりごと』作品情報

あらすじ
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。
ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
キャスト
(C)日向夏・主婦の友インフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会