
娘に強引に勧められた『プロセカ』も今や私の趣味に――『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』を娘と鑑賞して気付いたこと|「きっと届くはず」ミクの歌声と想い あなたはひとりじゃない
ちなみに、我が家の推しは……
娘の最推しは「25時ナイトコードで」(通称ニーゴ)の暁山瑞希ちゃん。最初に娘から紹介されたニーゴは落ち着いていて、衣装もシックなレースや黒のフリルで、アラフォーの私も目を惹かれました。
またニーゴは、ネット上(ナイトコード)で連絡を取り合いセカイ(現実の世界とは異なる、人々の“本当の想い”を映し出した不思議な世界)で合流する、という現代ならではの楽曲制作をする高校生。
その姿にカルチャーショックを受けました。実際、今は息子の通っている公立小学校でも小学1年生の頃から1人1人にパソコンが配られ、パソコンを使うことが当たり前の世の中である事を身に染みて感じます。
そんなニーゴの瑞希ちゃんが、昨年のイベントで東雲絵名ちゃんに自分の悩みを上手く伝えられず、しばらく“現実の世界”から姿を消してしまった時、娘は「瑞希がいない!会えない!」と悲しそうにしていました。
その後瑞希が戻ってきて、より一層ニーゴの絆が深まったようで娘も安心していましたが、瑞希ちゃんは娘にとって中学生になってからの特別な推しで、服装も真似してみたりショートカットだった髪も伸ばし始め、グッズも集めて机に飾ってみたりと憧れになっているようです。
一方、私の推しはLeo/needの天馬咲希ちゃん。彼女は以前、身体が弱く、入院をしていてなかなか学校に通えなかった、という過去があります。しかし、友達や兄の司くんに励まされ、今ではそんな大変な事があった様子など見せずに、あんなに元気な可愛らしい女の子になっていることに胸を打たれました。
また、Vivid BAD SQUADを見ていると、自分も学生時代の仲間と男子2人女子2人でカルテットを組んで活動していたので、自分の学生時代を思い出して胸が熱くなります。
『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』公開が発表!
娘とともに豊かな『プロセカ』ライフを送っていた私に、突如嬉しい知らせが舞い降ります。
『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』公開!
もちろん絶対観に行こう! と娘と意気投合! あの大好きな『プロセカ』のみんなが動く! 大スクリーンで観る事・聴く事ができるだなんて楽しみで仕方ない……と、年内から楽しみにしていました。
そして、一緒に観に行こう! と誘ってくれる娘。お友達の前では泣くのも恥ずかしいから……と言っていました。中学生女子なりにお友達や周りに気を遣う中、私という存在が、気を遣ったりせず心地いい、と思ってもらえているようで、そんな娘の気持ちがとても嬉しく思いました。
また、手がかかった小さい頃の娘ではなく、一緒に映画に行けるようになって、ポップコーン売り場では率先して並び、車庫出しも手伝ってくれる娘。本当に頼もしくなったなと、嬉しくなったものです。
いざ、映画公開!!
年も明け、『プロセカ』の映画公開が近づく中、娘は「今月は楽しみがいっぱいあるから学校や勉強頑張れるよ。『プロセカ』の映画はもちろん何回か一緒に観に行きたいし、その後も『地縛少年花子くん』の花子くんミュージアムに連れて行ってもらえるし! お母さんいつもありがとう!」と、週末まで自分は学業、お母さんは仕事を頑張ろう! と励ましてくれました。そんな前向きな姿に、私も見習おうと思うほどでした。
2025年1月17日金曜日、遂に『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』が公開! 私たち親子は学校等の都合で、2日目の土曜日に観に行きました。