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小野大輔ら登壇『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章』舞台挨拶公式レポート

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』完成披露舞台挨拶の公式レポートが到着! 小野大輔さん、桑島法子さん、鈴村健一さん、赤羽根健治さんらが登壇

『ヤマトよ永遠に』と『宇宙戦艦ヤマトⅢ』を原作に、新解釈を加えて再構成、全7章で展開される『ヤマトよ永遠に REBEL3199』。「第三章 群青のアステロイド」が4月11日(金)より上映開始となります。

このたび、3月19日(水)に行われた、第三章完成披露舞台挨拶の公式レポートが到着しました!

イベントには、小野大輔さん(古代進役)、桑島法子さん(森雪役)、鈴村健一さん(島大介役)、赤羽根健治さん(南部康雄役)らが登壇。見どころや各キャラクターの活躍について、トークを展開しました。

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』完成披露舞台挨拶 イベント概要

■日時:3月19日(水) 舞台挨拶 20:45~21:25 ※上映後舞台挨拶
■場所:新宿ピカデリー シアター1(新宿区新宿3-15-15)

■登壇者(敬称略)
小野大輔(古代進役)
桑島法子(森雪役)
鈴村健一(島大介役)
赤羽根健治(南部康雄役)
福井晴敏(総監督)
ヤマトナオミチ(監督)
進行:中村繪里子(桐生美影役)

 

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』完成披露舞台挨拶 公式レポート

この日の舞台挨拶は、第三章上映後に実施。ステージにキャスト、スタッフ陣が登壇すると、満席の会場からは万雷の拍手が送られた。第二章ではどん底を味わった古代だが、第三章では、それを乗り越えた姿が描かれる。

そんな第三章について、小野は「第二章の時は、福井さんからも絶望の底まで落ちてもらいますと言われて、覚悟をして臨んだのですが、やはりその通りでした。雪を失って、さらにサーシャまで失った。それは古代もそうでしたが、自分自身も演じていてつらかった」と正直な思いを吐露しつつも、「でも僕が第三章で思ったのは、ひとりじゃないんだということ。『2199』の時にヤマトの艦橋にいたクルーが、それぞれの場所で一生懸命生きて、戦っていることにグッときました。こうして古代としてヤマトに乗り込めたこと。ここまで来られたことを誇りに思いました」と晴れやかに語った。

そんな第三章について福井総監督が「われわれの今の気持ちはたったひとつ。よく間に合ったなということ」と語ると、客席からは大きな拍手。「今回も間に合わないんじゃないかと思っていましたが、本当にギリギリまで粘って、なんとか着地したという感じ」と安堵の表情を見せた福井総監督。そしてその言葉を補足するように、ヤマト監督も「ヤマトをつくるのは本当に大変なんですよ。」と付け加えた。

一方、古代の盟友・島大介を演じる鈴村は、『2202』の第七章以来、6年ぶりの「ヤマト」舞台挨拶となった。「忘れないでいてくれてありがとうございます。島は主に『ワープ!』と言う、という仕事をしていたんですが、最近(宇宙戦艦ヤマトが)ワープをしなくなったので。もうちょっとワープしてくれていいんだよと思っております」と笑いながら語り、「最近の島は、真田さんが難しいことを説明する時に、『ということは?』と促すような、合いの手を入れるようにしています」と会場を笑わせた。

古代とは付き合いも長く、言葉を交わさずとも、アイコンタクトで理解し合う関係性となっているが、そのことを踏まえて鈴村も「それをアニメでやられると本当に僕の出番がなくなっちゃうんです。言葉を越えちゃってるから。だから画面には島はよく出ているし、古代のことをちゃんと見ているんだなというのは、絵ではよく分かる。だから『島、いいぞ』とは思うんですけど、心の3分の1くらいは『もっとしゃべれ』とちょっとさみしい気持ちになる」とボヤいてみせて会場は大笑い。

そんな鈴村との共演は小野にとっても特別なものがあるようだ。「古代を13年やってきて、自分とシンクロしている部分がある。鈴さんに怒られるのも僕だから。だから今日の舞台挨拶も一緒に立つと安心感が半端ない。鈴さんとはこれまで、いろんな仕事を一緒にしてきて、本当に島のような存在だなと思っております」と小野も全幅の信頼を寄せている様子だったが、対する鈴村は「え? 俺死ぬの? 急に褒められると怖くなる」とおどけてみせて、会場は大いに沸いた。

一方、本シリーズでは敵に捕らえられている雪だが、司会を務める中村の「最近では敵の士官であるアルフォンたちとの暮らしに馴染(なじ)んでいるのでは……?」という指摘に、「そうですか?」と桑島。「アルフォンの話をする時にも、桑島さんがまんざらでもない感じがあって。徐々にアルフォンの方に……」と軽口をたたく赤羽根に、古代の気持ちになって「やめろ!」と制した小野。

そんな小野のやきもちも「あの環境に慣れたからじゃないかな」と軽くいなした桑島だったが、「雪の本心は後々種明かしができると思うので……今日は言わない方がいいですかね」とキッパリ。今後の展開に期待を持たせた。

さらに第三章では、これまで以上の活躍をみせる南部を演じるにあたり赤羽根は「今回は父との確執がクローズアップされているので、父に対する彼の思いをストレートにぶつけられたらいいなと思って演じていました。南部は古代と似ているというか、大人になっても青臭いというか、感情に突っ走るところがある。アフレコではスカルダート役の内田直哉さんと一緒に録らせていただいて。僕はけっこう熱のこもった芝居をしていたんですけど、内田さんは本当に説得力のある雄大な芝居で。そういうのも楽しい空間でしたね」と述懐。

また第四章の予告編においては、南部の悲痛なる言葉が発せられ、さらなる苦境が予想されるものとなっていたが、赤羽根も「僕も最初は分からなくて、これはどういうことなんですかと聞いてしまったくらいなので。ぜひ第四章も楽しみにしていただけたらと思います」と期待をあおった。

そして第三章では、予告編でも登場し、ファンからの期待の声も多かった新造戦艦“アリゾナ”の活躍もポイントとなる。「もちろん今後、さらに活躍しますので楽しみにしていただきたいですね。でも果たして誰が艦長になるんですかね?」と福井が期待をあおると、キャスト陣も「ワンチャン、島かも」「いや、地球の子どもたちかも」などなど、彼らが予想合戦を繰り広げ、ステージは大盛り上がり。

そんな中、今後の注目ポイントについて「サーシャの行く末ですね」と語った小野は、「第三章を改めて見返すと、古代はずっとサーシャと言っているんですよ。今までは雪だったんですが、サーシャに対しても、雪と同じくらい大切な存在なんだという気持ちが芽生えてきた。章を重ねるごとにサーシャが愛おしくなってきているので幸せになってほしい」としみじみ語った。

さらにヤマト監督が「今回のメカ戦のカット数もすごくて。スタッフからも苦情が来る程でした。今後も楽しみにしていただけたら」と今後もハイクオリティーのメカ戦が繰り広げられることをあらためて語った。

そんな大盛り上がりの舞台挨拶もいよいよ終了の時間に。登壇者を代表して福井総監督が「現在も休む間もなく絶賛、制作が続いております。第四章の予告編をご覧になっていただいたかと思いますが、次は『ヤマトよ永遠に』はちょっとお休みして、『宇宙戦艦ヤマトIII』がはじまる、という感じになります。今、音の作業が全部終わったんですけど、音楽を入れたらものすごく『宇宙戦艦ヤマトIII』っぽかったんです。そんなところも楽しみにしていただけたらと。そして今回の第三章もキャスト、スタッフ一丸で作りましたので、ご友人の方などにお声をかけていただきつつ、今ちょうど50周年の展覧会もやっていますから。その流れで観に来ていただけたら」と会場に呼びかけた。

『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』作品情報

ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド

あらすじ

宇宙戦艦ヤマトが不在となった地球では、デザリアムと共存する奇妙な日常が始まろうとしていた。
あの加藤志郎の忘れ形見・翼が通う小学校にも、デザリアムの少女フルールが転入。彼らは次第に周囲に馴染み、人々はそれを受け入れていく――

だが本当にデザリアムは、不幸な歴史を変えるために現れた善意の使者なのか。
旧ヤマト艦隊クルーを中心とするパルチザンはその正体を世間に訴えるべく、大規模な反抗作戦を計画するのだが......。
一方、宇宙戦艦ヤマトは透明戦艦グロデーズの追撃を振り切り、ガルマン星系に立ち入ろうとしていた――。
すべてを失った古代進は、再び立ち上がることができるのか。
そしてさらわれたサーシャの運命はいかに――!?

キャスト

古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
サーシャ/真田澪:潘めぐみ
真田志郎:大塚芳忠
島大介:鈴村健一
土門竜介:畠中祐
揚羽武:上村祐翔
北野誠也:鳥海浩輔
南部康造:松本忍
藤堂信乃:塩田朋子
神崎恵:林原めぐみ
藤堂早紀:高垣彩陽
芹沢虎鉄:玄田哲章
藤堂平九郎:小島敏彦
アルフォン:古川慎
イジドール:堀江瞬
ランベル:江口拓也
サーダ:井上麻里奈
スカルダート:内田直哉

(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会
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