
芸人・髙羽がシリアス展開に闖入! さらに伏黒が領域展開を発動──TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」第57話「東京第1結界④」(第3期 第10話)を振り返ろう! 第58話「東京第1結界⑤」の見どころもお届けします!
人の負の感情から生まれる化物・呪霊と戦う呪術師たちの奮闘を描いた大人気漫画『呪術廻戦』(著・芥見下々先生)。2020年にテレビアニメ化されて以降、劇場版を含めたアニメシリーズは公開・放送されるたびに大きな話題となりました。
そんな本作のテレビアニメシリーズ第3期目となる「死滅回游編」が2026年1月より放送開始。本稿では各話ごとにファンが注目したポイントや盛り上がった箇所を中心にその内容を振り返っていきます。
今回は第57話(第3期第10話)「東京第1結界④」。伏黒恵とレジィ・スターの戦いが始まり、迫力あるアクションが繰り広げられました。さらに、芸人・髙羽史彦の予想外の登場や、伏黒による領域展開「嵌合暗翳庭」の発動など、注目ポイントも盛りだくさん。シリアスとコメディが入り混じる怒涛の展開となった第57話の見どころを振り返ります。
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
失意の麗美——「私を守るって、私を好きって言ってよ!」
第57話は、伏黒とレジィ・スターの対峙からスタート。第55話に続き、レジィは「羂索の本当の目的は、強者だけが残った回游に爆弾を落とすことではないか」と仮説を語ります。そして、その“爆弾”に備えるために強い仲間を集めていると説明し、伏黒を仲間に引き入れようと説得。
しかし伏黒は、麗美の存在を例に挙げながら「コイツがそんなに強いとは思えない」と一刀両断。レジィが麗美を使い捨てのコマとして扱っていると指摘します。ところが当の麗美はそれを受け入れず、レジィのことを本気で自分の“騎士(ナイト)”だと信じている様子。
とはいえ、伏黒自身もレジィ一味を“点”として見ている点では同じ立場。交渉は決裂し、戦闘が始まります。
レジィ一味の点を奪うため、生け捕りにしたい伏黒。一方でレジィ側は最初から全力です。身体の一部を爆弾に変える術式を使う術師・黄櫨折(はぜのきいおり)の攻撃により、伏黒は間一髪で逃れたもののダメージを負ってしまいます。
爆発には麗美も巻き込まれ、レジィたちが彼女のことを気にかけていない事実が明らかに。麗美は伏黒に「私を守るって、私を好きって言ってよ!」と懇願しましたが、伏黒は口先だけの“クズ人間”として麗美を見放します。第55話から続く伏黒の冷たい視線が、今回も強く印象に残る場面でした。
シリアス展開に髙羽が降り立つ!
戦闘の最中、伏黒たち泳者(プレイヤー)の前にコガネが現れ、新たな総則(ルール)として「泳者同士で点の譲渡が可能になった」ことが告げられます。虎杖が無事に目的を果たしたことが判明し、伏黒の目的はひとまず達成されました。しかし、この場を切り抜けるのは容易ではありません。
伏黒は襲いかかってきた針千鈞(はりちづる)を返り討ちにし、5点を獲得。迷いなく相手を殺すその姿からは、伏黒の覚悟の強さが伺えます。しかし状況は依然として厳しく、レジィと黄櫨という強敵を同時に相手にしなければならない厳しい展開に。
そんな中、突如として現れたのが、冴えない芸人だったはずの髙羽史彦。2対1で劣勢だった伏黒を庇って爆発を受けた髙羽は、「ダメージ0だぜぇ!」という台詞とともに決めポーズ。その頭からは血が噴き出しており、場の空気は一気にコメディへと変貌します。
髙羽が誰の味方なのか分からない状況の中、黄櫨が「オマエ、どっちだ(現代の術師か、受肉した過去の術師か)」と問いかけます。ところが髙羽は、この質問を「自分が面白いかどうか」を問われたのだと勘違い。そこで披露したのが、懇親のギャグ「余計なお世Wi-Fi」でした。
原作では、伏黒・レジィ・黄櫨の微妙な表情がコマごとに描かれていましたが、アニメではその“間”が丁寧に表現されています。長い沈黙と気まずい空気が続き、視聴者まで居心地の悪さを感じるほど。キャラクターたちの戸惑った仕草や表情も相まって、髙羽という存在のイレギュラーさがより際立つ演出でした。
まったく笑わないレジィたちに対し、髙羽は彼らを“クソ客”と一喝。そして目にもとまらぬ速さで黄櫨にキックを叩き込みます。「赤(血)はご法度だが暴力は肯定派」という謎のポリシーを掲げる髙羽は、ハリセンやカンチョーなど芸人らしい攻撃で黄櫨を圧倒。アクションシーンでありながら、もはや完全にコメディの様相を呈していました。
こうして場が分断されたことで、伏黒はレジィとの1対1の戦いへと突入します。
伏黒VSレジィ! 領域展開「嵌合暗翳庭」を発動
戦闘の中で明らかになったレジィの術式は「再契象(さいけっしょう)」。レシートに記された商品やサービスの契約内容を再現できる能力です。レシートから商品を出すことはもちろん、高級旅館に泊まったレシートを使えば疲労を一気に回復することも可能となります。
伏黒は水を生み出す式神・満象(ばんしょう)で対抗しますが、レジィはサーフボードやぬいぐるみなど状況に応じた品を次々と出現させて巧みに対応。爆発によるダメージも残る中、本来単体で使う満象を他の式神と併用している伏黒は徐々に追い詰められていきます。
伏黒が逃げ込んだのは総合体育館。ドローンや原付バイクを使って悠々と追いついたレジィは、トラック2台による猛攻をしかけます。戦闘前にレジィが「お互い出力の高い大技を持たない消耗戦になる」と語っていたのは、この攻撃を隠すためのブラフだったのです。
万事休すと思われたその瞬間、伏黒が切り札を切ります。伏黒の領域展開は未完成ですが、すでに存在する空間を利用すれば話は別です。体育館という現実の空間をそのまま領域に転用し、伏黒は領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」を発動。ここで第57話はエンディングを迎えました。
なお、アニメで領域展開「嵌合暗翳庭」が描かれるのは第38話以来。レジィとの激しいアクションシーンも相まって、SNSでは「伏黒がかっこいい!」と大きな反響を呼んでいました。
原作では何巻・何話の内容?
アニメ第57話で描かれた伏黒とレジィ一味の戦いは、原作コミックス第19巻・第167話以降の内容に当たります。また、原作で同じく第167話で描かれた“羂索が何者かと会議しているシーン”はアニメでは第55話のラストに配置されており、原作とは一部エピソードの順序が入れ替えられています。
アニメ放送をきっかけに原作を読み返したい方はもちろん、これから初めて『呪術廻戦』の原作に触れるという方も、ぜひ第19巻を読んで内容を振り返ってみてくださいね。
第58話「東京第1結界⑤」の見どころは?
苛烈を極める伏黒とレジィの戦い。伏黒は領域展開を発動したものの、本人の言う通りその領域は未完成です。果たしてこの戦いはどのような決着を迎えるのでしょうか。次回第58話「東京第1結界⑤」にも注目です。
さらに気になるのは、突如として登場した髙羽の存在。シリアスな戦場を一変させた彼は、一体どのような能力を持つ術師なのか。今後の動向にも注目が集まります。
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— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) March 12, 2026
「#死滅回游 前編」
第57話(第3期 第10話)
ご視聴ありがとうございました!!
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「死滅回游 前編」
次回第58話(第3期 第11話)
「東京第1結界⑤」
3月19日(木)深夜0:26(24:26)~
放送をお楽しみに!!#呪術廻戦 #jujutsukaisen pic.twitter.com/Q1S2yYF3Sn
[文/柴山夕日]
作品情報
あらすじ
ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。
そこに単独で乗り込む現代最強の呪術師・五条悟。だが、そこには五条の封印を目論む呪詛師・呪霊達が待ち構えていた。
渋谷に集結する虎杖悠仁ら、数多くの呪術師たち。
かつてない大規模な呪い合い「渋谷事変」が始まる―。
そして戦いは、史上最悪の術師・加茂憲倫が仕組んだ殺し合い「死滅回游」へ。
「渋谷事変」を経て、魔窟と化す全国10の結界(コロニー)。
そんな大混乱の最中、虎杖の死刑執行役として特級術師・乙骨憂太が立ちはだかる。
絶望の中で、なおも戦い続ける虎杖。
無情にも、刃を向ける乙骨。
加速していく呪いの混沌。
同じ師を持つ虎杖と乙骨、二人の死闘が始まる——
キャスト
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
































