
原作を読んで思わず“涙”……「あの時の自分も、あれでよかったんだな」と思えるようになったーーTVアニメ『氷の城壁』氷川小雪役・永瀬アンナさんインタビュー
2026年4月2日(木)からTBS系28局にて全国同時放送がスタートするTVアニメ『氷の城壁』(原作:阿賀沢紅茶)。
感情をあまり表に出さず、必要以上に人と関わらない女子高校生・氷川小雪が、親友の美姫や、その友人である湊、陽太との交流を通して少しずつ心を開き、自分の気持ちと向き合っていく恋愛ストーリーです。繊細な感情の揺れ動きと、等身大の高校生たちの関係性が丁寧に描かれる本作は、共感を呼ぶ青春群像劇として多くの読者の支持を集めてきました。
本作の放送開始を記念して、アニメイトタイムズでは氷川小雪役を演じる永瀬アンナさんにインタビューを実施。原作を読んだ際に「思わず涙した」という作品の魅力をはじめ、小雪というキャラクターとの向き合い方、印象に残っているシーンやアフレコでのエピソードなどについてお話を伺いました。放送とあわせてお楽しみください。
世代ど真ん中の話題作! 同級生から一斉に連絡が来て「頑張ろう」と思えた
ーーまずは作品全体の印象についてお聞かせください。
氷川小雪役・永瀬アンナさん(以下、永瀬):原作の漫画を読んでいた時に、自然と涙がこぼれてしまって。こうした体験をしたのはこの作品が初めてでした。自分が中学生や高校生の頃に感じていた違和感・モヤモヤを、優しく言葉にしてくれているような感覚があったんです。今までずっと強張っていた肩の力がふっと抜けるような安心感をくれた作品でした。
一方で、絵柄はとても可愛らしいですし、シリアスな部分とコメディのギャップも面白くて。そういうバランスも読んでいて印象的でした。
ーー「肩の力が抜けた」というのは、作品に「それでいいんだよ」と認めてもらえたような感覚だったのでしょうか?
永瀬:そうですね。私は「自分は間違っているんじゃないか」「こんなふうに思うのはおかしいんじゃないか」と、不安になることが多かったんです。でも、その感情をちゃんと言語化してもらえたことで、少し救われたような気持ちになりました。
ーーご自身の経験に重ねることも?
永瀬:ありましたね。私はどちらかというと、人間関係をうわべだけで繕ってしまうことが多かったんです。あまり深く関わるとお互いに気を遣わなきゃいけないし、負担が増えるような気がしてしまって。だから、人の話を「うんうん」と聞くだけで終わらせてしまったり、何かを言った後に「今の言葉、相手を傷つけていなかったかな?」と一人で反省会を始めてしまったり……。
でも、この作品ではそういう気持ちを一つひとつ噛み砕くように描いてくれていて。それを読んでいるうちに、「あの時の自分も、あれでよかったんだな」と思えるようになりました。
ーー本作のどんなところに魅力を感じましたか?
永瀬:ネガティブな感情を、ネガティブなままで終わらせないところが本当に素敵だと思っています。読んでいて涙が出たのも、そういった後ろ向きな気持ちをうまく言葉にしてくれていたからなんです。それが、「だから自分は今までこうだったんだ、本当はこうしたかったんだ」という発見や気づきにつながっていく。その過程がとても繊細に描かれているんですよね。そういうところはやっぱり『氷の城壁』ならでは、阿賀沢紅茶先生の作品ならではの魅力なのかなと思いました。
だからこそ、この作品は本当に老若男女問わず刺さる物語なんじゃないかなと思っていて。「あの頃の自分ってこうだったな」と思い出したり、「周りから見ると自分はこう見えていたのかもしれない」と振り返ったりできる、そんな作品だと思います。
ーー原作はいつ頃から読まれていたのでしょうか?
永瀬:作品自体を知ったのは高校2年生くらいの頃ですね。みんな作品を読んでいたので、本当にど真ん中の世代だったと思います。私が本格的に原作漫画を読んだのはオーディションが決まってからでしたが、私の出演が発表されたときに、中高の同級生から一斉に「氷の城壁にアンナが出るの⁉」と連絡が来て(笑)。同じ年代の人たちが共感して楽しんでいた作品なんだなと改めて感じましたし、すごく元気をもらいました。「頑張ろう」と思えた瞬間でした。




































