
ドラマ『アマデウス』モーツァルト役・小野田龍之介さん×サリエリ役・山寺宏一さんの公式インタビューが到着!
2026年4月17日(金)よりU-NEXTにて全話独占配信開始となった、天才作曲家モーツァルトの半生を描くドラマ版『アマデウス』。
配信開始を記念し、日本語吹替版 モーツァルト役・小野田龍之介さんと、サリエリ役・山寺宏一さんの公式対談インタビューが到着しました!
また、本作の予告編映像も公開されました。
<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>
日本語吹替キャスト モーツァルト役 小野田龍之介さん×サリエリ役 山寺宏一さん特別対談インタビュー
──ジャンルの垣根を越えて活躍されるお二人ですが、共演前のお互いの印象はいかがでしたか?
モーツァルト役・小野田龍之介さん(以下、小野田):実は我々、今日が初対面なんです。
サリエリ役・山寺宏一さん(以下、山寺):すれ違ったことはあるのですが、お話しするのは初めてですね。
小野田:僕は幼い頃から様々な「山寺ボイス」で育ってきましたので、本当にたくさん学ばせていただいています。今回、僕がモーツァルト役をやらせていただくにあたって、サリエリ役に山寺さんがいらっしゃると知り、すごく心強かったです。自由に演じても山寺さんなら物語を絶対的に盛り上げてくださるだろうと思い、とにかくワクワクしていました。
山寺:僕は、サリエリ役だと最初に話を聞いてめちゃめちゃ嬉しくて、次に気になったのは「モーツァルトは誰がやるんだろう」と。そこで小野田さんだと聞いて、ミュージカル界からこれはすごいと思って。僕がミュージカルに出た経験なんて少しばかりですから、第一線で活躍されている方々を心からリスペクトしているんです。しかも、僕が吹き替えで関わった『メリー・ポピンズ』のバートと同じ役を演じられていたり、モーツァルトの歌も歌われていたりと、ご縁の深い方がやるということで「これはいいぞ」と思って、今日お会いするのを非常に楽しみにしておりました。
──台本を読まれた際や、実際の映像をご覧になった時の印象はいかがでしたか?
小野田:物語的には急展開が毎回多かったですね。「急にそうなるのか」と驚かされたり、関係性がぐっと近くなったり。モーツァルトの視点から言うと、結構いろいろ劇的に話が進んでいって、魅了されながら収録しました。
山寺:映画版の『アマデウス』は、僕が声優としてデビューしたぐらいの年に日本で公開されて、夢中になって観た記憶があります。モーツァルトはもちろん、サリエリがすごく印象に残っていました。そこに今回、その役が来たので、一度見直そうかとも思ったんですが、影響されてしまうから見ない方がいいなと考えました。ピーター・シェーファーの原作を基にしているとはいえ、ドラマ版でどうなるんだろうと思いながら台本を読み、映像を見たら「もう最高だ。これができるのか」と震えました。
小野田:本当に美しい映像ですし、俳優さんの表現も素晴らしい。すごい没入感があって、本当によくできたドラマでした。
山寺:映画も長い作品でしたが、ドラマだからこそさらに尺を使って丁寧に描ける。その分、プレッシャーもすごかったですが、映画とはまた違った楽しみ方ができると思います。
小野田:(U-NEXTで配信中の)映画版も楽しみつつ、見比べるのはすごくいい見方かもしれない。それぞれに魅力があると思いますし、今回のドラマは現代の作品として、今の人にぜひ観てほしいです。映像技術も含めて、見比べることで通じるものもたくさんあると思います。
山寺:演出にもいろんな仕掛けがありますし、今は言えないですけど「え?」と驚くようなところもあるので、映画とは違った新しい楽しみ方ができると思います。
──小野田さんは、モーツァルトをどのように捉えて演じられましたか?
小野田:今回、この作品で声優デビューをさせてもらいました。ナレーションの経験はあったのですが、何かに命を吹き込むというのは初めてです。
山寺:それがいきなりモーツァルト役で主役!
小野田:心臓がバクバクでした。でも、飛び込むにはすごく没入感がある良い人間ドラマで、やりがいもあって、とても充実した収録でした。モーツァルトはミュージカルや芝居でも多く描かれている人物なので、キャラクターとしても捉えやすかったですし、彼の人生にも寄り添いやすかったですね。非常に難しい役ではありましたが、思い切って挑むことができました。彼の自由奔放さや、それゆえの孤独感、押しつぶされていく様など、声で演じているんですが、自分自身がその人生を生きているような感覚になれるくらい劇的な人生で、非常に楽しい収録でした。
山寺:最初にこの作品というのはすごいね(笑)。奔放な天才と言われながら、ドラマの中での浮き沈みも激しくて、かなり壮絶な人生でしたね。
小野田:ハイテンションから始まり、どんどん押しつぶされていき、結構急ピッチで進んでいくので。でも、最初に吹き替えのやり方を教えていただいてからは、かなり自由にやらせていただきました。声だけで表現することは独特でしたが、だんだん普段の芝居と感覚が近づいてきて、すごく有意義でした。
山寺:役との親和性もあると思うけど、吹き替えの仕事が合っているんだろうね。
小野田:劇中でモーツァルトの音楽が流れるので、それに引っ張られて、天才性や葛藤も演じやすかったです。無我夢中で演じさせていただきました。
──山寺さんにとって、サリエリはどのような役でしたか?
山寺:非常に難しい役でしたが、小野田さんと同じく、本当にやりがいがありました。大げさかもしれませんが、声優デビューして41年の中でも、5本の指に入るくらい「やれてうれしい」と思える役ですね。この年齢になったからこそできる役なのかなとも感じましたし、「声優ってなんて素晴らしくて、幸せな仕事なんだろう」と改めて思いました。
ポール・ベタニーの芝居も本当にすごくて、それを声で演じられる喜びを感じながら収録しました。モーツァルトと絡むシーンでは、小野田さんの声を聴きながらテストをすることもあったんですが、正直、ミュージカルで活躍されていても吹き替えは簡単ではないので、どうなんだろうと思っていたんですが、見事でしたね。
小野田: いやあ、嬉しいです。ありがとうございます。
山寺:「おっ、モーツァルトだ」と思って演じられたので、そのイメージのまま絡んでいるつもりでやらせていただいて、より気持ちを乗せることができました。実際は別々に収録しているんですが、しっかり絡んでやりたかったですね。
サリエリは老年期と若い頃の両方を演じる必要があって、その演じ分けも難しかったですが、とにかくポール・ベタニーの芝居が圧倒的だったので、そこから盗むような感覚で取り組みました。
──モーツァルトとサリエリ、どちらかのキャラクターに共感できる部分はありましたか?
山寺:僕は完全にサリエリですね。自分が演じているというのもありますが、もう嫉妬の塊ですから(笑)。嫉妬ばっかりしていて、「しなくなりますように」って祈るくらいです。
小野田:サリエリはだいぶ歪んでますけどね(笑)。
山寺:人を貶めたりはしませんよ(笑)。よくないと分かっていても、人をうらやましいと思ったり、どうしても比べてしまう。この仕事は特に比較されるので、彼の気持ちはすごく分かります。
小野田:僕もやはり演じたモーツァルトに共感します。何事にも大胆に飛び込んでいくエネルギーは、周りから見れば自由奔放やわがままに映るかもしれませんが、その生き様には深く共感できます。演じたからこそ、とても愛せるキャラクターになりましたし、今回この作品に飛び込めたのも、そういう彼の「やってみたい」「挑んでみたい」というエネルギーに共感したからだと思います。ただ、彼のように孤独にはなりたくないですけどね(笑)。できれば楽しく最後まで生きていきたいです。
山寺:他にも魅力的なキャラクターがたくさんいて、皇帝も好きでした。最初は無責任な印象もありましたが、モーツァルトのことを認めて、最後はサリエリに託す、というところは少し切なくなりました。皆様お芝居が素晴らしい。
小野田:一瞬の表情からも、人間ドラマが絡みつく様子が見て取れますよね。
山寺:本当に細かくて、緻密な作品です。
──嫉妬というテーマがありましたが、お2人がこれまでの仕事で他者の才能に圧倒されたり、嫉妬したりした経験はありますか?
山寺:僕は、自分にはできないことをやっている人はみんなすごいと思っています。エンターテインメントに限らず、どんな仕事でも、自分がいくら頑張ってもできないなと思えることをやっている人は、嫉妬というより本当に尊敬ですね。エンタメで言うと、やっぱりミュージカルです。僕は踊れないし、歌も好きではありますけど本格的にやってきたわけではないですし、体力もそこまでない。毎日舞台に立っているミュージカル俳優の方々を見ると、本当にすごいなと思います。ご苦労もあると思いますが、そのすべてに圧倒されて、目の当たりにして感嘆することが多いですね。
小野田:僕も、同業の俳優に対して嫉妬することはあまりないです。舞台は生身の人間が演じるので、毎回2〜3時間、自分とは全く違う人生を生き続けるのは本当に大変なことですし、純粋に尊敬します。でも、お世辞ではなく、今日、存在に圧倒されたのは山寺さんです。僕にとって初めての声優の仕事で、幼い頃から大好きだったキャラクターの声を担当されていた方とご一緒できるなんて、数奇な運命だと感じています。
子どもの頃は誰が声をやっているかなんて意識していなかったんですが、振り返ると自分が好きだったキャラクターはほとんど山寺さんでした。今、俳優としてキャラクターを演じ分ける時にも、「どんな声色がいいかな」と考えると、自然と山寺さんの演じてこられた役が頭に浮かぶことが多くて。声に圧倒されるというか、嫉妬とは少し違うんですが、「この音いいな、この声いいな」と思うことがすごくあります。これも職業病かもしれません。
──嫉妬や憧れが、エネルギーになることはありますか?
小野田:ありますね。そういう感情も含めてエネルギーになると思います。たとえネガティブな感情だったとしても、それをどう変換するかは自分次第ですし、何かを見たり聞いたりして影響を受けること自体がすごく大事なことだと思います。
山寺:アカデミー賞を取るような俳優の吹き替えをやらせていただくことがありますが、その存在に圧倒される一方で、その声を自分が担当できるということにすごく幸せを感じます。チャップリンの無声映画に声を当てるイベントを長くやっていて、それが縁で『独裁者』の吹き替えも担当させていただきました。その時に改めて、チャップリンは動きだけでもすごいのに、しゃべってもやっぱりすごいんだと感じて。最後の有名な演説を吹き替えた時には、「これは追いつけないな、天才ってこういう人なんだ」と思いました。でも、それを自分が演じさせてもらえているということに、すごく幸せを感じましたね。天才に少し近づけるような感覚があって。
──本作の音楽は現代的なアレンジが施されていますが、この音楽や映像美は、お二人の演技にどのようなインスピレーションを与えましたか?
小野田:演じていて、すごくエネルギーになりました。
山寺:吹き替えのいいところって、音楽が入っている状態で演じられるところなんですよね。俳優さんたちは演奏シーンを除いて、実際に演じている時にはどんな音楽が流れるのか分からないことが多い。でも吹き替えは、すでに音楽がある状態で演じられるので、それに引っ張られることも多いです。アニメの場合も音楽もセリフも入っていない状態で収録するので、吹き替えだと頼ってしまうこともありますが、ものすごくやりやすいです。
小野田:特にこの作品はモーツァルトの世界観なので、音楽がとにかく大事です。音楽に潰されていったり、音楽に影響されたりするので、演じる上でも本当に大きな力になりました。口ずさむシーンもあって、すごく面白かったです。
──普段、集中力を高める時やリラックスしたい時に、助けにしている音や音楽はありますか?
山寺:音楽はものすごく聴きます。ほぼずっと何かしら聴いているくらいで、ジャンルも幅広いです。
小野田:僕はそれこそ毎日聴きますし、歌います。ただ、作品に入っている時は、その作品以外の音楽が聴けなくなるんです。ブロードウェイやロンドン、韓国など、いろんな国で上演されている作品が多いので、全世界の人たちのものを毎日聞くことを心がけています。日本語になった時って、どうしてもアプローチが限られてしまうじゃないですか。その中で、例えばイギリスっぽいフレージングをどう日本語に落とし込むか、とか。英語だけだと難しい部分もあるので、いろんな言語のニュアンスを取り入れて、自分の中で日本語に返していくような感覚です。
なので、一つの作品に入ると、その作品の音楽をひたすら聴き続けます。出演が決まったら、世界中の音楽をずっと聴いている状態ですね。ちょうど今『メリーポピンズ』をやっているので、山寺さんの声も1日1回は必ず聴いています(笑)。かなり偏った聴き方になっていると思います。最近はポップスもあまり聴かなくなりました。自分が歌う時に影響されてしまうので。
山寺:気晴らしやリセットするために他の音楽を聴くということは?
小野田:音楽じゃないですが、音を聴きたくなくなって、笑い声や人間の声だけを聴いています。もう職業病ですね。
山寺: すごいね。僕は、今やっていないけども、モノマネ番組に出る時はずっとそのモノマネの曲ばっかり(笑)。音楽はオールジャンル好きなので、家でリラックスしている時はジャズっぽい曲や、あんまり邪魔にならないイージーな曲を聴いて、トイレではいつもクラシックが自動的に流れています(笑)。中学生の頃からロックや洋楽も好きなので、本当にオールジャンルですね。
──最後に、お互いに聞いてみたいことはありますか。
山寺:(小野田さんに)初めて吹き替えをやってみてどうでしたか?舞台とは違って、一人でマイクの前に立つ収録だったと思いますが。
小野田:最初は「なんて孤独な作業なんだ」と思いました。でも続けていくうちに、映像の中の俳優さんたちが本当に共演者のように感じられて、モーツァルトの背中を押してくれているような感覚になっていきました。やればやるほど声優という仕事に魅了されて、この仕事でしか味わえない没入感と興奮があるなと感じました。あと、この作品はハンガリーの劇場が使われているらしくて、以前ミュージカルのコンサートでハンガリーへ行ったことがあり、その劇場も知っていました。なじみのある街並みの感じが助けになって、すごく一体化できました。
山寺:それが一番大事なことですね。その世界の中に入っている感覚になれるのはすごいことです。どうしても合わせることに夢中になって、作業的になりがちですが、心から没入できるかどうかは大事だと思うので、素晴らしかったです。
小野田:ラッキーでした。
山寺:今回は一人での収録でしたが、本来はみんなでやることも多いんです。若い頃、周りには大先輩がたくさんいて。今でも90代で現役の方がいらっしゃるくらいで、その中で演じるのは本当に大変なんですよ。そういう現場も、ぜひ味わってほしいですね。
小野田:それはちょっとドキドキしますね(笑)。でも、10年後くらいに頑張って挑戦してみたいです。
小野田:(山寺さんに)僕もお聞きしたいのですが、吹き替えだと俳優さんの顔やお芝居がありますよね。一方でアニメのように元の声がない場合は、声のチョイスってどうしているんですか?
山寺:事前に「こういうキャラクターです」という設定資料をいただくので、その造形や台本を読んで、役回りや性格から「どんな感じで演じようか」「どんな声にしようか」と考えていきます。もちろん現場でスタッフや共演者とのバランスで変わることもあります。声質だけでなく、演技の方向性や喋り方も含めて調整していく感じですね。テンポなどはある程度決まっている部分もありますが、いただいた情報を一度自分の中で消化しています。いろんな考え方があって正解は一つではないので、ある程度自由に考えています。
小野田:様々なキャラクターを見させてもらっているじゃないですか。今の声に落ち着いているとしても、最初は全然違う声で挑んでいたのかな、とか。ディスカッションの中で変わっていくこともあるんですか?
山寺:いろいろありますね。他のキャストと被ってしまったら「じゃあ変えよう」となることもありますし、例えば男3人組みたいな役で、練習していた声と先輩が似てしまって「お前が変えろ」なんてこともありました(笑)。見た目も似ていたりすると、無理やり変えることもありますし、モノマネが好きなので、何かに引っ張られてしまって「変えて、変えて」ということもあります。でもやっぱり、人間に当てるのは難しいですよ。生身の俳優がそこにいて演技しているわけですから、それを違う言葉で表現するのは不可能かもしれないけれど、面白くてしょうがない。
小野田:アニメーションとはまるで違いますよね。向こうに“実際に喋っている人”がいますもんね。
山寺:そうですね。それがお手本でもあり、手がかりでもあるので、なるべく寄り添うようにしています。今回はものすごく丁寧に、特に台本がすごく細かくて、息の吸い方まで書いてあったんです。吹き替えでもそこまで指定されることはあまりないので、驚いたと思います。でもその“息”一つにも、その人の心情を表す大きな手がかりになる。モーツァルトの音楽を聴いてため息をつく。嫉妬なのか、怒りなのか、羨望なのか、感動なのか。ため息一つで違う。そこまでスタッフも見ているので、こちらもきちんと応えないといけないなと思いながら演じました。それもすごく楽しかったですね。そんなところも是非見てほしいですね。
──これから作品をご覧になる方に向けて、注目してほしいポイントをお願いします。
小野田:美しい映像技術と、俳優さんたちの緻密な演技に圧倒されると思います。それを日本のチームがどういう日本語版に仕上げたのか、僕自身も楽しみにしています。ぜひ皆さん、一緒にこの『アマデウス』を堪能しましょう。
山寺:映画版の『アマデウス』が大好きな方はもちろん、この作品を知らない方、クラシックに興味がないという方でも絶対に楽しんでいただける作品です。僕は「声優をやってて良かった」と震えるほど思って、涙しながら演じました。大傑作です。ぜひU-NEXTで全話しっかりと、できれば繰り返し見てください。皆さんの心に響く作品だと自信を持っています。ぜひご覧ください。
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