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春アニメ『バルよめ』第3話放送後 インタビュー【連載第4回】

「『バルよめ』は自信を持って良い作品だと言える」──新しいアプローチができたと語るツェツィの印象は“不思議な雰囲気の子”『姫騎士は蛮族の嫁』ツェツィ役・菱川花菜さん第3話放送後インタビュー【短期連載第4回】

講談社「別冊少年マガジン」連載のコトバノリアキ先生による漫画・『姫騎士は蛮族の嫁』。本作のTVアニメが 2026年4月より放送中!

“姫騎士”や“蛮族”、“嫁”といった気になるワードで構成された作品タイトルに加え、作品PVの第一声が「くっ、殺せ!」と強烈なものだったことから、注目していた方も多いかと思います。

そんな本作の放送に連動する形で、アニメイトタイムズでは出演声優陣へのインタビューを実施。第3話放送後のタイミングとなる今回は、ツェツィ役の菱川花菜さん!

今回は第3話放送後ということで、ツェツィの活躍や役作りに関する話題を中心にしつつ、これまでの物語の中で見られたセラやヴェーオルのお芝居の印象なども伺いました。収録現場が温かな雰囲気であったことが伝わってくる現場でのエピソードにも注目です!

 

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姫騎士は蛮族の嫁
西方のイルドレン王国が東方の蛮族征伐に乗り出して数百年――。王国最強と名高い“姫騎士”セラフィーナ・ド・ラヴィラントは、熾烈を極める東方征伐にて蛮族に敗れ、捕虜となってしまう。「…くっ、殺せ!」敗北した女騎士に待ち受けるのは陵辱の日々。……ではなく、蛮族王ヴェーオルとの結婚だった!熱烈に求婚されながらも、セラフィーナは強靱な意志で拒絶。しかし、異文化との接触、新たな出会い、そしてヴェーオルの素顔が、セラフィーナの心に変化を与えていき……!?姫騎士vs.蛮族王、元敵同士が紡ぐ異世界婚姻譚、開幕!!作品名姫騎士は蛮族の嫁放送形態TVアニメスケジュール2026年4月9日(木)~AT-X・TOKYOMXほかキャストセラフィーナ・ド・ラヴィラント:鈴代紗弓ヴェーオル:猪股慧士ツェツィ:菱川花菜アリッサ・マルシアス:豊崎愛生キマキ:富田美憂シディウス:神谷浩史ユファ:金元寿子ヴュフメーク:朝井彩加カルカ・ロト:小林裕介ニムハラ:久保ユリカヴァス:相馬康一グアス:菊池康弘バルハス:辻親八ナィレア:大地葉スタッフ原作:コトバノリアキ(講談社「別冊少年マガジン」連載)監督:田中孝行シリーズ構成:浅川美也メインキャラクターデザイン:菊池政芳キャラクターデザイン...

 

『バルよめ』は出てくる食べ物が美味しいお腹の空く作品

──原作や台本などでチェックした際に感じた本作への第一印象からお教えください。

ツェツィ役・菱川花菜さん(以下、菱川):最初に原作をチェックした感想は「出てくる食べ物が美味しそう過ぎる」です。漫画の中に出てくる食べ物はどれも現実にはない知らないものばかりなので、味の想像がまったくできません。だけど食べたい、美味しそうだと思ってしまう。本当にお腹が空いてくる作品だと思います。

──物語の主軸となるセラとヴェーオルについてはいかがでしたか?

菱川:ふたりを軸に物語が進んでいくとはいえ、二人の仲がそんなに簡単には進展しないので、読んでいてもどかしい気持ちにさせられました。「もう行っちゃえ!」と思わなくはないのですが、そういうところで行かないのがセラとヴェーオルですから。本当にうずうずしちゃうような恋模様なので、読んでいてキュンキュンしましたね。

──お腹が空くような作品とのことでしたが、作中の食べ物で印象に残っているものは?

菱川:竜のお肉を食べるシーンがあるのですが、その肉汁の描写が凄まじかったですね。食べたことのないものですし、竜なんて現実では食べられないものだけど、美味しそうだと思わされました。原作のコトバノリアキ先生の画力が流石過ぎます。

──担当されるツェツィの印象もお教えください。

菱川:ツェツィの第一印象は、淡々と事務的に作業や物事を進めていくような子、です。あまり感情が表に出てこない子なので、シーンごとにどんなことを考えているのだろう、思っているのだろうと注目して見ていました。

驚いた時などによく「ニャー!」とか「ニャッ!」と猫のような声を出すのですが、彼女自身が本当に猫ちゃんみたいな印象もあって、いま何を考えているんだろうと思わずこちらが気になってしまう不思議な雰囲気の子だなとも思いました。

──オーディション時のエピソードをお教えください。

菱川:オーディションの最後の課題として「ニャーで喜怒哀楽を表現する」というものが出てきたのですが、凄く難しくて苦戦しました。この一言で色々な感情を表現しなきゃならないので、自分なりの正解を探しつつチャレンジしまして……その結果として「良かったよ」と言っていただけた時は嬉しかったです。

私自身、ツェツィのようにどっしり構えた肝の据わった役を演じる経験がこれまであまりなかったので、場の空気に流されず自分のリズムやテンポをもってお芝居をするなんて、大変で覚悟がいることだけど頑張るぞと、気合が入っていたこともあるかもしれません。

──マイペースでなるべく一定のテンションを保っているようなキャラクターですよね。

菱川:そうなんです。だから、セラはかなりテンションの高いキャラクターなのですが、ツェツィとしてはそこに乗っかってはいけない。むしろツェツィはビシッと締めなきゃならないし、ツッコミ役に回らなきゃいけませんでした。

私自身は楽しいことが大好きなので、現場の空気に乗っかるのが好きなのですが、そういう時は「いや、ダメだ!」「私は私のお芝居のリズムを持っておかなきゃ」と思い直して頑張りました。

セラがかなり乙女な一面があるので、ヴェーオルとの間にツェツィのような場を引き締める第三者がいると、イチャイチャしていたとしても場がキュッと引き締まるので良い役割だなとも思っていました。

──今まであまりない役柄とのことですが、演じてみて楽しかった部分はありましたか?

菱川:かなりボソボソと短い文章を喋る子なのですが、その一言一言がしっかり意味があってズバッと鋭いんです。そういう台詞のあるところは凄く楽しかったですし、新しいお芝居のアプローチができた役だなと思っています。

──「ニャー」だけで感情を表現するという部分について。この単語に感情を乗せる上で特に難しかったものはありますか?

菱川:悲しい気持ちの「ニャー」ですね。可愛くしたいけれど萌えまでは行くとやり過ぎてしまうので、その塩梅に関してせめぎ合いがありました。最初は悲しそうにし過ぎるとツェツィのキャラクターがブレてしまうんじゃないかと思ったのですが、それでもそこに悲しさを乗せなきゃならない。そのバランス感をたくさん考えて試行錯誤しながらやらせていただきました。

あまり感情が表に出ない子だとは言いつつ、自身の経験から学んだり新しい考えを持つようになったり、ツェツィもしっかり毎日を生きています。今後は彼女に関しても凄く良い台詞やシリアスなところが見えてくるので、その時のお芝居を楽しみにしていただけたら嬉しいです。

──実際の現場での役作りについてもお教えください。

菱川:やっぱり物語の軸となるのはセラとヴェーオルなので、その側仕えとしてビシッと場を締める役割を全うしたかったんです。なのであまり自分の中でキャラクターを固めすぎず、セラとヴェーオルの声を受けてから固めていきました。

──では、そんなセラとヴェーオルの声を最初に聴いた時の印象はいかがでしたか?

菱川:第1話のセラはとにかく鉄の女のようなイメージでみんなを率いる騎士と、男性経験のなさからすぐしどろもどろになって何にでも反応するし狼狽える乙女……そのギャップがとにかく神がかっていました。

鈴代さんがそうやって全力でセラの感情を表現してくれたので、ツェツィのどっしりしたマイペースさが際立ち本当に助けてもらったなと。セラがあそこまで人間味のある声で表現されているからこそ、ツェツィも輝くことができるので感謝しかありません。

ヴェーオルは思っていたそのまま、どっしり低い芯のある声でした。ツェツィはヴェーオルの側仕えというキャラクターですが、この人に仕えたいという説得力のあるお芝居でした。もう鈴代さんと猪股さんには感謝してもしきれないです。

──PVで披露されているおふたりの声も凄まじい迫力でした。特に鈴代さんの「くっころ」の迫真ぶり は印象に残ります。

菱川:「くっころ」というジャンル、ミームがあることは知っていましたが、鈴代さんの「くっ、殺せ!」は本当に自責の念からきていることを感じるので良かったです。

──そして、第3話後なのでヴェーオルは髭を剃った後の姿も披露しています。そちらはまた違った声だそうですが……?

菱川:私は断然、髭を剃ったヴェーオルが一番好きです。収録現場も和気藹々としていたので、髭を剃ったヴェーオルを演じた猪股さんをみんなで「カッコいい!」とやいのやいのするくだりもありましたね。

声帯がまるっと変わったような物凄いギャップがあるので、別人かのように思うかもしれません。同じキャラクターだけど声が違う……それをあそこまで見事に演じ切られた猪股さんの凄さや技を、先輩は凄いなという目線で見させていただきました!

──豪放磊落を地で行く大男……でありながら少年のあどけなさがある。そういった部分は多くの視聴者に刺さりそうです。ヴェーオルはセラのような女性だけでなくきっと男性視聴者も好きになると思います。

菱川:まっすぐな少年の心が胸の中にはあるっていうのがいいですよね。男性にも刺さるキャラクターというのも面白いです。きっとヴェーオル推しやヴェーオル萌えになる方も......?

──ツェツィとしてセラやヴェーオルと掛け合う時に意識されたこと、実際に掛け合ってみた印象はいかがでしたか?

菱川:ふたりの世界には絶対に入れない。そういう良い意味での線引きがあるように思っているので、セラとヴェーオルがどんなに楽しそうでも自分はちょっと引いた「楽しそうで良いですね」くらいの立ち位置でいることは意識していました。

掛け合いに関しては、ヴェーオルには忠誠心があります。だから無礼なことは絶対にできないし、これからも側で支えたいという気持ちがある。ある意味では上司と部下のような関係だけど、それだけではない絆はちゃんとあるという意識でやらせていただきました。なので、そこまで砕けた関係性にならないように気を付けていましたね。

セラに関しては少しからかうようなところがあると思っています。ヴェーオルよりもう少し踏み込んでも大丈夫、この人なら何を言っても大丈夫……みたいなイメージですね。そういう大丈夫だとわかっている相手に対するところを意識しながらお芝居しました。

──セラに関する話題でもうひとつ。最初の牢獄での掛け合いは、ふたりのテンション感のギャップが面白い部分だったと思います。

菱川:あそこは自分の中で、今から酷いことをしますというミスリードを入れていました。普段から淡々としているけれどより淡々と冷たく、セラに対してそういう「今からあなたはどうなるかわかりませんよ?」というニュアンスを敢えて含めてお芝居していました。なので、ツェツィを演じる側からすると楽しかったのですが、セラからするとめちゃくちゃ怖かったんじゃないかなと思います。

あの時のセラは騎士としてのセラだったので、一見するとシリアスなシーンに見えるかもしれません。あの展開の最初の印象とBパートに入った時とで作品全体の印象がガラッと変わる話数ですし、鈴代さんもセラとしてそんなシリアスに乗っかってくださったので、よりあの場面は輝いたと思います!

まあ、見返す時はどうなるかみなさん知っているので、最初からギャグになってしまうのですが……(笑)。そこからBパートへ移ると、セラの表情豊かな一面が見られるのがまた面白いところでもありました。

 

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