映画
『ガルパン』10年の積み重ねが“可愛い”に繋がる――佐咲紗花×ChouCho×渕上舞インタビュー

『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』楽曲ロングインタビュー|佐咲紗花さん&ChouChoさん&渕上舞さんが語る、“らぶらぶ”な新境地と『ガルパン』の積み重ね

『ガールズ&パンツァー』シリーズのスピンオフ作品『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』。2025年12月から2026年4月にかけて全4幕で劇場上映が行われました。

本作を彩るオープニング&エンディング楽曲は、これまでの『ガルパン』シリーズとはひと味違う、“ポップでキュート”な魅力にあふれた楽曲に。今回、アニメイトタイムズではオープニングテーマを手掛けた佐咲紗花さん、ChouChoさん、そしてエンディングテーマを歌唱する渕上舞さんにインタビュー。

制作の裏側はもちろん、レコーディング秘話、映像の感想や『ガルパン』という作品への思い、そして6月28日に開催予定のイベント『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶカーニバルです!』への期待まで、たっぷり語っていただきました。

 

 

ChouChoさんも驚いた“超ポップ”な楽曲オーダー

──まずはオープニングテーマについてお伺いします。舞台挨拶で佐咲さんが「普段のChouChoさんっぽくない曲で驚いた」というお話をされていましたが、ChouChoさん的にはいかがでしたか?

ChouChoさん(以下、敬称略):最初にいただいたオーダーが、私が普段あまり作らないような、かなりポップ寄りの楽曲だったので、「えっ、これを私がやるんだ!?」ってすごくびっくりしました。

でも、『らぶらぶ作戦』っていう作品自体が、これまでの『ガルパン』とはまた違うコミカルさや可愛らしさを持った作品なので、その世界観に合わせて、自分の中でもかなり新鮮な気持ちで作っていきました。

──佐咲さんが作詞された歌詞を見た時の印象はいかがでしたか?

ChouCho:もう、「これは絶対に私には書けない!」って思いました(笑)。

すごくキャッチーで、可愛いワードがたくさん入っていて。しかも、ただ可愛いだけじゃなくて、メロディにちゃんとハマっているんですよね。本当に、さやっぺに書いてもらえてよかったなって思いました。

佐咲紗花さん(以下、佐咲):ありがとうございます。

──作詞の際に意識されたことなどはありますか?

佐咲:今回は、とにかく“らぶらぶ感”ですね。“可愛い!”を全力でやり切りたいなって思っていました。ただ、私自身も長く『ガルパン』に関わらせていただいているので、“ガルパンっぽさ”は絶対に失いたくなくて。

だから、ただ可愛い単語を並べるんじゃなくて、「このキャラクターたちが歌っている空気感」を意識しながら書いていました。

──レコーディングは一緒に行われたのですか?

ChouCho:はい。同じ日に録りました。

まず私が録って、そのあとさやっぺが録って、最後に二人で一緒にマイクの前に立ってコーラスを収録したんです。

──実際にやってみて、いかがでしたか?

ChouCho:最初、私は自分の普段の楽曲のテンション感に近い感じで歌ってしまっていたんですけど、そのあとさやっぺのテイクを聴いた時に、「私、全然テンション足りてない!」って気づいたんです(笑)。そこから、「もっとポップに!」「もっと可愛く!」って録り直しました。

佐咲:私は逆に、かなり得意な感じの曲だったので、ディレクションでも「そのままで大丈夫!」って言っていただいていたんですけど、二人の声を重ねて聴いた時に、ChouChoちゃんが「まだいけるな」ってなって。「もっと可愛い部分出せます!」「もっと“わちゃわちゃ感”出せます!」ってなりました(笑)。

──かなり熱量の高い現場だったんですね。

佐咲:そうですね。『らぶらぶ作戦』って、キャラクターのデフォルメ感とか、コミカルな可愛さがすごく魅力の作品なので、その空気感を音楽でもしっかり出したかったんです。

──『最終章』では、シリーズの積み重ねや“卒業式”のような空気感を持つ楽曲も多かったと思います。そこから、またこういうポップな方向へ振り切る難しさはありましたか?

ChouCho:最初は不安もありました。そもそも、こういう曲調自体あまり作ってこなかったので、「自分にできるのかな?」って。でも、逆に全然違う方向性だったからこそ、すごく楽しかったんですよね。同じようなタイプの曲を続けて作る方が、実は難しかったりするので。

──佐咲さんは、完成した楽曲を聴いてどう感じましたか?

佐咲:本当に新鮮でした。音の使い方も、ピコピコした電子音だったり、かなりコミカルな方向に振り切っていて。『ガルパン』でこれまでChouChoさんが担当してきた楽曲のイメージとはかなり違ったので、「こんな世界もあるんだ!」って驚きました。

でも、それが『らぶらぶ作戦』の空気感にぴったりハマっていて。「作品のコメディ感をここまで音楽で表現できるんだ!」って感動しました。

 

“ガルパンらしさ”がどんどん深まっていく構成になっているので、フルサイズでぜひ聴いてほしい(ChouCho)

──オープニング映像もぴったりとハマっていました。

ChouCho:もう、本当に情報量がすごくて。短い時間の中に、「どれだけキャラクター出てくるの!?」っていうくらい詰め込まれていて。ずっと観ていて楽しい映像でした。

佐咲:しかも、“ガルパン愛”がすごいんですよ。最初は「あれ、このままテレビシリーズのOP始まる!?」って思うくらいオマージュがあって。

でもそこから、『らぶらぶ作戦』らしい方向へ一気に振り切っていく。本当にファンが喜ぶポイントを分かって作られているなって感じました。

──細かい部分までかなり作り込まれていますよね。

佐咲:『ガルパン』って、ファンの皆さんが何回も観て考察してくれる作品なんですよ。

だからこそ、「何回観ても新しい発見があるように」っていう作り込みが、本当に細かいところまでされているんだと思います。

──楽曲の中で、特に注目してほしいポイントはありますか?

ChouCho:劇場ではワンコーラス版になるんですけど、ぜひフルサイズで聴いてほしいです。

後半になるほどメロディが重なり合っていったり、“ガルパンらしさ”がどんどん深まっていく構成になっているので。Dメロもかなりこだわりました。

佐咲:歌詞にも、これまでの『ガルパン』楽曲のタイトルやフレーズへのオマージュをたくさん入れているんです。

“Nonstop Daydream”っていうタイトルも、かなり悩みました。でも、「このスピンオフ世界線って、ずっと終わらない白昼夢みたいだよね」っていう感覚が、みんなの中で一致していたので、このタイトルにして良かったなって思っています。

 

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