
夏の風物詩アニサマの会場で開催されているDAMカラオケステージを分析! 毎年歌われているアニソンカラオケ定番曲や各年のブームが見える結果に
2025年夏に開催20回目を迎えたアニソンライブイベント『Animelo Summer Live(アニサマ)』。会場となるGMOアリーナさいたま(旧さいたまスーパーアリーナ)が、2027年春まで大規模改修工事を実施しているため、今年の『Animelo Summer Live 2026 -Messenger-』は幕張メッセで開催される。また、開催日も例年より1ヶ月半早い、7月10日(金)・11日(土)・12日(日)となるのだが、暑い夏であることは変わらないだろう。
そして、7月11日(土)・12日(日)限定で「LIVE DAM WAO! Presents アニサマ-Messeenger-カラオケステージ」を幕張メッセ 展示ホール7~8にて開催!ここでは、過去3年間のアニサマカラオケステージで、どんな曲が歌われてきたのかを簡単に分析しながら紹介していきたい。
過去3年、毎年歌われているカラオケで歌いたくなる名曲とは!?
まず初めに、カラオケステージで歌われた回数が多い曲を調べたところ、過去3年間、毎年歌われている曲があった。それがμ'sの「夏色えがおで1,2,Jump!」(4回)と涼宮ハルヒ(CV.平野綾)の「God knows...」(3回)だ。
前者は『ラブライブ!シリーズ』を代表する夏曲で、暑い夏に野外でみんなと盛り上がれるナンバー。そして後者は、時代を超えて愛され続けている、アニソンを代表する名曲で、2024年のアニサマでは、平野綾が「God knows...」を歌うなど、アニサマとの親和性が高い1曲だ。
また、複数回歌われている曲だと、T.M.Revolution×水樹奈々の「Preserved Roses」も3回歌われている。夏のイメージがある西川貴教と声優アーティストとして長くアニソン界を牽引する水樹奈々は、何度もアニサマに出演しているアーティストなので、その人気の高さが伺える。
その他には、小倉唯「Baby Sweet Berry Love」、和田光司「Butter-Fly」、鈴木このみ「This game」、『ウマ娘 プリティーダービー』から「うまぴょい伝説」、千綿ヒデノリ「カサブタ」、B小町「サインはB」が2回歌われているのだが、同時にこの3年間は、それほど被りもなく、さまざまな楽曲が歌われていることも読み取れた。ちなみに『金色のガッシュベル!!』のOPテーマ「カサブタ」を歌う千綿ヒデノリは、「Butter-Fly」の作詞・作曲をしているシンガーである。
アーティスト別で見るとμ'sが多く、そこから小倉唯、i☆Ris、鈴木このみといったアニサマ常連組と『マクロスΔ』からワルキューレが名を連ねる形になっていた。
声出しが可能となった2023年。アニソンに増える難易度の高い曲
次に、年ごとにカラオケステージを振り返っていきたい。まずは2023年。アニサマのタイトルは『Animelo Summer Live 2023 -AXEL-』。「アクセル全開、最高速度で鼓動する心音(おと)を響かせて突っ走れ!」をテーマに、ロックなライブを繰り広げた。コロナ禍を経て、声出しが可能になったアニサマで「あの熱狂が返ってきた!」という喜びがあったのを覚えている。
2023年を代表するヒット曲と言えばYOASOBIの「アイドル」だろう。アニソンアイドルとして活躍し、カラオケステージにも常連となったゲストの上月せれなさんが、この高難易度楽曲を歌唱し、会場を湧かせていた。ここ数年のアニソンは、曲の難易度がかなり上がってきていて、カラオケではなかなか入れにくくなってきている印象がある。それでも、アイドルグループ・天空のシラバスが「一度だけの恋なら」(ワルキューレ)を歌ったり「ウタカタララバイ」(Ado)や「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」(MAISONdes)を歌う猛者もいた。
アニサマ出演アーティストの曲では、「RESISTER」(ASCA)や「God knows...」(平野綾)、「Redo」(鈴木このみ)などが歌われている。さらにこの年は、アニソンの王道と言える人気曲も多く歌われ「Rising Hope」(LiSA)、「Butter-Fly」(和田光司)、「空色デイズ」(中川翔子)、「ETERNAL BLAZE」(水樹奈々)など、時代を越えて愛されている曲は実際カラオケとの相性も良いと言えるだろう。
全体的にロックな曲が選ばれていたこの年のカラオケステージだが、観客と一緒に盛り上がるのもカラオケステージの醍醐味。その意味では、「うまぴょい伝説」や「Q&A リサイタル!」(戸松遥)も、良いアクセントになったはずだ。
アイドル曲が多めでバンド系のロックが少なかった2024年
2024年のタイトルは、『Animelo Summer Live 2024 -Stargazer-』。アニサマでしか見ることができない世界を目指すべく、“星を見つめる者”という意味のタイトルが付けられていた。
出演アーティスト関連曲で歌われていたのは、オーイシマサヨシ「インパーフェクト」、GRANRODEO「Can Do」、大橋彩香「ワガママMIRROR HEART」、小倉唯「Baby Sweet Berry Love」、鈴木このみ「This game」、芹澤優「最悪な日でもあなたが好き。」、B小町「サインはB -アイ Solo Ver.-」などが歌われている。
この年のアニサマは、声優アーティスト・アニソンシンガー・アイドルコンテンツが多く出演していたので、カラオケの選曲もその傾向は強かった。出演者に関連付けると、TrySail/ちゅーたん(CV.早見沙織)feat.HoneyWorksから、mona(CV:夏川椎菜)の「ファンサ」、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのユニット・みらくらぱーく!「ド!ド!ド!」などもある。当たり前のことだが、アニサマを観に来たファンの好みが、カラオケの選曲にそのまま影響している印象だ。
また、2024年前後の大きなトピックとして、バンドアニメが爆発的な人気となったことが挙げられる。2022年の『ぼっち・ざ・ろっく!』の大ヒットから、23年の『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』、24年の『ガールズバンドクライ』。そして、その勢いは25年の『BanG Dream! Ave Mujica』へと続いていく。このあたりの楽曲が多く歌われているのかと思いきや、結束バンドの「ギターと孤独と蒼い惑星」のみ。アニサマには、MyGo!!!!!とAve Mujica、そしてトゲナシトゲアリが出演していたので意外な結果でもあるが、ぜひ今後歌ってみてほしい。
ちなみにバンド曲と言えば、カラオケで確実に盛り上がるロックチューン、UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」も歌われていた。UNISON SQUARE GARDENの田淵智也は、DIALOGUE+のプロデュースや、内田真礼といった声優アーティストへの楽曲提供など、その後アニソン界で大活躍(※戸松遥の「Q&A リサイタル」も田淵智也が作詞・作曲)。オーイシマサヨシとともに、アニソン界に新たな風を吹き込み、シーンを大きく変えたアーティストとして、あらためてその偉大さを感じている。
時代を越えて愛される王道アニソンがたっぷり歌われた2025年
2025年のタイトルは『Animelo Summer Live 2025 “ThanXX!”』。アニサマ開催20回目のアニバーサリーを迎え、全ての仲間に感謝の想いを込めた“ThanXX!”(サンクス!)がテーマとなっている。出演者もアニサマの歴史を築き上げてきたアーティストたちの名前が並んでいた。
出演アーティスト関連曲で歌われていたのは、SPYAIR「アイム・ア・ビリーバー」、内田真礼「ギミー!レボリューション」、fripSide「only my railgun」、i☆Ris「Realize!」「幻想曲WONDERLAND」、LiSA「だってアタシのヒーロー。」、小倉唯「Raise」「Baby Sweet Berry Love」、JAM Project「限界バトル」など。「ギミー!レボリューション」や「Baby Sweet Berry Love」はコールをして、みんなで騒げる曲だが、それ以外はスピーディーで力強い王道のアニソンが並んでいる印象だ。
また五條真由美「DANZEN!ふたりはプリキュアVer.MaxHeart」、MAHO堂「おジャ魔女カーニバル!!」、角田信朗&いはたじゅり「ケロッ!とマーチ」、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」、きただにひろし「ウィーアー!」など、THE アニソンといった王道かつカラオケ定番曲が歌われていたのは、アニサマのテーマにちなんで、昔ながらのアニソン好きが会場に集まっていた証拠だろう。
TVアニメは『鬼滅の刃』や『葬送のフリーレン』といった壮大なファンタジー作品がヒットし続けているが、前者ではMAN WITH A MISSION × miletの「絆ノ奇跡」、後者ではヨルシカの「晴る」が歌われていて、主題歌も人気が高いことがわかった。また、アニメではないが『ラブライブ!シリーズ』初の越境ユニットとして突如現れ、世界的にバズったAiScReamの「愛♡スクリ〜ム!」は、2025年最大のサプライズと言えるだろう。関連動画の総再生数190億回とあまりにも衝撃的な楽曲を純情のアフィリアがカラオケステージで歌唱し、会場を盛り上げてくれた。
カラオケステージには様々な企画があり、さらにゲスト枠もあるので、その場で参加した方が選んだ楽曲だけではないのだが、実際に歌われた曲目だけを見てみると、その年のアニサマのテーマや出演アーティストに影響されていることがよくわかる。
個人的には、アイドルコンテンツだけでなく『けいおん!』から脈々と受け継がれているバンドコンテンツの楽曲がもっと歌われてほしいという想いがあるが、今年のカラオケステージも、熱く盛り上がることは間違いないだろう。
そして、今年のアニサマのタイトルは『Animelo Summer Live 2026 -Messenger-』。20回という節目を終え、新たな一歩を踏み出したアニサマには、いきづらい部!や青木陽菜、さらに大ヒットした映画『超かぐや姫!』から、夏吉ゆうこ(かぐや from 超かぐや姫!)といった新しい顔ぶれが出演する。
今年のカラオケステージでは、DAMアニメ部公式SNSで事前に募集した楽曲の中から課題曲が発表されるとのことで、どのアーティストのどんな楽曲が選ばれるのか、とても楽しみだ。
【LIVE DAM WAO! Presents アニサマ-Messenger- カラオケステージ】
日程:2026年7月11日(土)、12日(日)
時間:12時00分~12時45分(両日)
場所:幕張メッセ 展示ホール7~8
課題曲:
賞品:精密採点80点以上獲得で狐森あにかオリジナルペットボトルホルダーをプレゼント
参加賞:ビッグエコー割引券


































