
【アニメ世論調査2026結果発表その3】ぶっちゃけ倍速視聴はする? 何話まで見たら切る? 噂とは違う結果になった「視聴に関するトレンド」をまとめました
平成から令和に変わって久しい現在。サブスクでの配信が一般的になり、アニメを視聴する環境も大きく変化しました。
時間や場所を問わず好きなタイミングでアニメを楽しむことができ、それにあわせて作品との向き合い方も多様化しています。
そんな中、アニメの視聴スタイルや、視聴作品の見つけ方など、周りのオタクたちがアニメとどんな風に付き合っているのか気になる方も多いのではないでしょうか?
アニメイトタイムズでは、今年5月に「2026年 令和のアニメファン世論調査」 と題したアンケートを実施!さまざまな切り口から「オタ活の今」をうかがいました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!
本稿では、今回実施したアンケートのうち「視聴に関するトレンド」についての結果を発表します!視聴時間から、倍速視聴、ながら見、情報収集まで、アニメの視聴に関する内容をギュギュっとまとめました。
どういった回答が令和のアニメファンから集まったのでしょうか?ぜひチェックしてみてください!
アニメ世論調査2026これまでの調査結果
基本情報
●回答者の年齢
10代前半:24人(5.8%)
10代後半:73人(17.5%)
20代:117人(28.1%)
30代:122人(29.3%)
40代:46人(11.0%)
50代:29人(7.0%)
60代以上:6人(1.4%)
●回答者の性別
男性:90人(21.6%)
女性:305人(73.1%)
回答しない:22人(5.3%)
アンケート結果
アンケート内容(視聴に関するトレンド)
今回実施したアンケートのうち、アニメの視聴に関するものは以下の通りです。
・アニメの「倍速視聴」はしますか?
・アニメを「見ながら」主に何をしていますか?(ながら見の実態)
・アニメが何話まで放送された時点で、今期の「継続(視聴継続)」か「視聴中止(何話切り)」を決めますか?
・今期の覇権アニメや、新しく見る作品はどうやって見つけていますか?
・アニメの最新情報や口コミはどこで拾っていますか?
アンケートにご回答いただいた方の総数は417人。多くの方にご協力いただきました!それでは早速、気になる結果を見ていきましょう。
倍速視聴
Q. アニメの「倍速視聴」はしますか?
・絶対にしない(等倍・公式のテンポ至上主義):201人(48.2%)
・OP・EDや、前話の振り返りだけ飛ばす:181人(43.4%)
・日常系や、ストーリーがあまり動かない回だけ倍速にする:21人(5.0%)
・基本的にすべて1.2倍〜1.5倍速以上で見ている:14人(3.4%)
・話題についていくため、1話目だけ倍速でチェックする:0人(0.0%)
近年、限られた時間を有効活用しようとする意識の高まりから、「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する考え方が多くの人々の間で広がっています。
その一例として挙げられるのが、動画などの「倍速視聴」です。再生速度を通常よりも上げることで視聴時間を短縮し、効率的に内容を把握しようとしたり、より多くのコンテンツを楽しもうとしたりする人も少なくありません。
そこで本アンケートでは、アニメの倍速視聴をするかどうかを「基本的にすべて1.2倍〜1.5倍速以上で見ている」「OP・EDや、前話の振り返りだけ飛ばす」「日常系や、ストーリーがあまり動かない回だけ倍速にする」「絶対にしない(等倍・公式のテンポ至上主義)」「話題についていくため、1話目だけ倍速でチェックする」の5項目でうかがいました。
この中で最も多かったのは「絶対にしない(等倍・公式のテンポ至上主義)」。なんと全体の48.2%を占めており、多くの方がアニメを倍速視聴せず、しっかりと作品を視聴されているということが分かりました。
そのあとには「OP・EDや、前話の振り返りだけ飛ばす」(43.4%)、「日常系や、ストーリーがあまり動かない回だけ倍速にする」(5%)のように、基本的には通常のテンポで楽しみつつ、状況に応じてスキップや倍速視聴を使い分ける方が続きます。
そして最も少なかったのが「基本的にすべて1.2倍〜1.5倍速以上で見ている」(3.4%)となり、アニメ視聴についてだけ見ると、タイパを重視する考え方とは正反対の結果となりました。10代前半から60代の方まで世代別に見た場合も、ほぼ同じ傾向が見られます。
倍速視聴が広く知られるようになった現在でも、通常どおりの速度で視聴する人は少なくありません。その背景には、アニメを「情報」として効率的に消費するのではなく、「体験」として楽しみたいという意識があるのではないでしょうか。
アニメには、ストーリーはもちろん、映像表現や音楽、声優さんの演技など多彩な魅力があります。それらの魅力を存分に味わうため、作品本来のテンポで楽しむことに重きを置く方も多いはず。
また、ひと息つける趣味の時間にまで効率を求めない方が一定数存在することも考えられます。さらに、制作者が意図した演出を尊重したいという思いや、そもそも倍速視聴の必要性を感じていないことも背景の一つかもしれません。
約半数の方が倍速視聴をしないという結果からは、タイパが重視される時代においても、作品をじっくり味わいたいというニーズが根強く存在していることがうかがえます。
対して、倍速視聴をしている層は確実に存在はしています。「日常系や、ストーリーがあまり動かない回だけ倍速にする」「基本的にすべて1.2倍〜1.5倍速以上で見ている」と回答したのは、35名で全体の8.4%です。
倍速視聴する方たちは、全体の割合と比べてみても年齢も性別もあまり変化は見られませんでした。
また、「1週間のうち、アニメの視聴時間はどれくらいですか?」という質問に関しては興味深い傾向がありました。
●全体
1時間未満:112人(26.9%)
1〜3時間:162人(38.8%)
3〜5時間:76人(18.2%)
5〜10時間:32人(7.7%)
10時間以上:35人(8.4%)
●倍速視聴のグループ
1時間未満:9人(25.7%)
1〜3時間:12人(34.3%)
3〜5時間:5人(14.3%)
5〜10時間:3人(8.6%)
10時間以上:6人(17.1%)
倍速視聴をしている層は「10時間以上」と回答した方の割合が倍以上に増加しています。大量のアニメを見るために倍速視聴をしている可能性も考えられます。
さらには、今回の質問は「1週間のうち、アニメの視聴時間はどれくらいですか?」という時間に関しての質問で、「1週間のうち、30分アニメの視聴本数はどれくらいですか?」という数の質問ではありませんでした。そのため、全体と倍速視聴グループで、見ている本数の違いはわかりません。
つまりどういうことかと言うと、倍速視聴をしないグループが1時間で2本のアニメを見ている間に、倍速視聴のグループは4本見ている可能性もあるということです。
「OP・EDや、前話の振り返りだけ飛ばす」は全体の約4割!タイパを意識しつつもアニメをしっかり楽しみたい方が多い?
一方、OPやED、そして前話の振り返りだけは飛ばす方が、全体の約4割を占めていたのも印象的です。ここからは、タイパを意識しながら作品を視聴している方が多いことがうかがえますが、それは必ずしもアニメに対する関心の低さを意味するものではありません。
その背景には、限られた時間の中でも本編をしっかり楽しみたいという意識があるのではないでしょうか。OPやED、前回の振り返りをスキップすることで、その分の時間を本編の視聴にあてている方も少なくないと考えられます。
サブスクの中にはOPやEDをスキップできる機能を提供しているサービスもあり、そうした点もこの視聴スタイルを後押しする要因の一つになっているのかもしれません。
実際、アンケート結果では、OPやEDなどのスキップは比較的広く浸透している反面、倍速視聴のように本編そのものの視聴速度を変える行動をとる方の割合は限定的です。
この違いには、OPやEDなど本編以外の部分を省略するスキップに対し、倍速視聴は物語のテンポや演出といった体験そのものに関わるため、受け入れ方に差が生じているのではと推測します。
倍速視聴を含め視聴スタイルには幅がありながらも、いずれも自身にとって重要な部分に時間を割り当てながら、作品を楽しんでいる点では共通していると言えるでしょう。




































