巨大ロボット＆バスケットボール！ロボットアニメでスポーツアニメ！新たなスタイルがクール！TVアニメ『バスカッシュ！』アフレコにおじゃましました！

　『マクロスF』など数々のヒット作を送り出してきた河森正治氏のプロデュースによるTVアニメ『バスカッシュ！』。4月よりMBS・TBSほかで放送開始が予定されている新作アニメのアフレコ取材が下野紘さん、伊藤静さん、中村悠一さんほか人気キャストをお迎えして行われた。

　上空に月が浮かぶアースダッシュと呼ばれる惑星では“ビックフット”と呼ばれる大型マシーンが様々な用途で使われ、人々の暮らしの手伝いとなっていた。そして競技用のビックヒットに乗ってのバスケットボール“ビックフットバスケ（BFB）”が世界中の人々を夢中にさせる中、アースダッシュのとある街・ローリングタウンに住む少年・ダンは、妹・ココの足の自由を奪ったビックフットを憎んでいたが、偶然ビッグフットに乗せられたことで、彼の伝説がはじまっていく――。

　オンエアに先駆けて行われたアフレコ取材ではメインキャストが集合。色彩豊かなTVアニメ『バスカッシュ！』の見どころと、ビックフットと呼ばれるロボットがバスケを行う奇抜なストーリー、それぞれにさまざまなバックボーンを抱えるキャラクターの魅力を語った。その時のコメントを紹介するとともに、河森正治氏の新作アニメは一体どのようなものなのか？　その全容にせまってみよう。

●個性豊かなキャラクター紹介と演じての感想

伊藤静さん（セラ・D・ミランダ役）：セラはなぜか優秀な遺伝子を欲しがっています。強い人が好きみたいで、自身もビックフットバスケが速くて強いにもかかわらず、自分よりも強い男の遺伝子を求めています。

下野紘さん（ダン・JD役 ）：ダンは、ビックフットと呼ばれるロボットがきっかけで妹のココが足を怪我してしまったため、ビックフットを憎んでいたはずなのですが……。気が短く、勝気でオレ様的な性格ですが、だけどバカ（笑）なのが特徴的です。

中村悠一さん（アイスマン・ホッティ役）：アイスマンもダンとは違う理由で、何かに怒りをもっています。ビックフットバスケのプレイヤーになっていますが、その経緯まではまだ謎です。彼が何に対して怒っているのかは、ぜひ見てほしいところですね。

津田健次郎さん（ガンツ・ボガード役）：ガンツはダンの幼なじみで親友。いわゆる悪ガキ仲間になります。ビックフットバスケはやりませんが、サポートしたり一緒に遊んだりと、ダンを盛り上げます。

小林由美子さん（ベル・リンドン役）：ベルはダンの友達で大柄のキャラクター。将来、建築家を目指していて、ビックフットには乗らずに、ガンツとともにダンをサポートの役割を果たします。

遠藤綾さん（スパンキー役）：スパンキーはダンのマスクになる自由自在な小動物。ダンとはくされ縁のような、友達のような相棒のような関係です。ダンとは喧嘩もするけど、いつも傍らにいるようないい間柄です。

花澤香菜さん（ココ・JD）：ココは小さい頃はダンと仲がよく、一緒によくバスケをしていました。
足を怪我してからは心を閉ざし、兄に冷たい態度を取ってしまいます。ですが心の中では兄を思っている、そんな女の子です。


●“ビックフットバスケ”がストーリーのポイント!!　作品の見どころ

伊藤さん：ビックフットバスケをしているシーンはスピード感があふれる爽快感ある動きになっています。そんなところをぜひ見てもらいたいです。みんな個性的で濃い人が集まってきている。そんなキャラクターたちが絡んでいく様子がきっと楽しいと思います。

下野さん：絵がきれいです。収録していてとても面白いと感じています。本編はもちろん、それ以外のところでも小ネタが多く、細かなところでも楽しんでいただけると思います。

中村さん：色使いが今までにあまりない鮮やかさで、深夜に見ると少しビックリしてしまうのではと感じさせるほどです。日本的ではない色使いをぜひ見てもらいたいと思います。

津田さん：地球であるようなないような、不思議な世界が魅力的だと思います。

小林さん：伊藤静さん渾身のお色気シーンが見どころですね。ピチピチとした肌が男性諸君はお楽しみに待っていてください。

遠藤さん：女の人たちがみんな魅力的なんですよね。男性も含めて1人1人違う個性が印象的で、またいろんな人種の方がいるところも広い世界観を感じさせます。第一印象は色彩が不思議に感じられたことで、淡い感じ色使いの中に、ビックフットの原色の色が鮮やかに映える。ぜひオンエアではそんなところをチェックしてほしいなと思います。

花澤さん：独特の世界観がしっかりと描かれていて、すんなりと入り込める。キャラクター1人1人にどんなバックボーンがあるのかが気になります。たぶん明かされていくと思いますので乞うご期待!!


●ビックフットバスケのプレイヤーキャラを演じるキャスト3人にビックフットとバスケの見どころなどお聞きしてみました

伊藤さん：技と言うよりは、街を破壊して喜んでいるんですよね（笑）。細かなルールはよくわからないけど、みんなが熱中するほど派手でアグレッシブだと感じます。

下野さん：ダンクが好きですね。ダンの得意技はダンクシュートで、なぜダンクにこだわるのか？　オンエアで確かめていただけたらなと思います。

中村さん：デストロイという技を持っているらしいです。どうやら彼の技の中でもキモになっていくものなので、注目していただきたいところですね。


●オンエアへ向けての視聴者へのメッセージ

伊藤さん：魅力盛りだくさんの面白い作品。収録中もキャスト一同、楽しんでやっています。ぶっ壊れた人たちが多く、見ていて楽しめると思います。どうぞオンエアをお楽しみに。

下野さん：人間模様も単純に見えて複雑。そして試合のスピード感もあり、キャラクターの気持ちの流れの移り変わりは頭の中で考えてしまうと追いつかない、直感でいかないと間に合わないものを感じています。そのスピード感を体感していただきたいのと同時に、内容もどんな方が見てもきっと面白いと思います。
収録スタジオでもみんな楽しく和気あいあいとしながら、汗と涙と絆によってつくり上げられている『バスカッシュ！』。放送にどうぞご期待ください。

中村さん：ここまで自分の中の考えが及ばなかった作品は初めて、個人的に衝撃的でした。先の展開もそうなのですが、現在置かれている状況でさえも自分の想像の範中を超えていて、河森正治さんは改めてすごいと思いました。ぜひみなさん楽しんで見てください。

津田さん：アナログっぽく見せながらもハイテクであり、ヨーロッパのようでアジアンチックだったり、激しいんだけれども静かでせつない空気が流れていたりと、相反するものが練り込まれた不思議な世界観が魅力的です。ぜひそれらを体感していただけたらと思います。

小林さん：オリジナル作品なので、今後どうなっていくのか？毎回先の展開を楽しみにしながら、楽しく収録しています。個人的にはダンのことがいろいろと心配です（笑）。みんなと一緒になって盛り上がっていける作品だと思っていますので、応援よろしくお願いします。

遠藤さん：毎回台本をいただくたびに、監督の頭の中ではどこにゴールを置いているのか？と気になってしまうほど、想像を上回る展開になっていて魅力的に思います。熱血モノに見えるけれども、とてもお洒落な作品で、そこにスパンキーがどこまで絡めるのか、毎週頑張って演じています。

花澤さん：全体的に会話のテンポが面白くて外画の雰囲気を感じ、ワクワクする作品です。個人的にはココがいつ心を開いてくれるのか気になります。


　上空に浮かぶ月にある都市“ムーニーズ”には高度なテクノロジーが存在し、アースダッシュの人々にとって、夢と希望の象徴となっている。果たして、ダンたちはその地へと降り立つことができるのか？　ダンがつくる伝説とともに、その動向が気になる一作となっている。


TVアニメ『バスカッシュ！』
2009年4月より、MBS・TBS系全10局にて放送開始

4月2日よりMBSにて毎週木曜日深夜1時30分より放送開始
※以降毎週木曜日　深夜1時25分より放送

4月3日よりTBSにて毎週金曜日深夜2時より放送開始
※以降毎週金曜日　深夜1時55分より放送


＜STAFF＞
原作：河森正治、ロマン・トマ／サテライト
プロジェクトプランナー：河森正治
監督：板垣伸
シリーズ構成／脚本：佐藤竜雄
キャラクターデザイン：吉松孝博、SUEZEN、そえだかずひろ
メカコンセプトデザイン・美術監督：ロマン・トマ
CGIディレクター：原田丈
色彩設定：久保木裕一
音楽：AudioHights、吉川慶
シューズデザイン協力：NIKE
アニメーション制作：サテライト

＜CAST＞
ダン・JD：下野紘
セラ・D・ミランダ：伊藤静
アイスマン・ホッティ：中村悠一
ミユキ・アユカワ：浅野真澄
ココ・JD：花澤香菜
フローラ・スカイブルーム：釘宮理恵
ガンツ・ボガード：津田健次郎
ベル・リンドン：小林由美子