『黒執事』がついに舞台化で記者発表会を取材

コミックもアニメも大人気!『黒執事』がついに舞台化決定!「―その執事、友好―」の記者発表会を取材

 TBS・MBS系で好評放送中の人気TVアニメ『黒執事』の舞台化が決定。5月28日~6月7日までの期間、10日間の日程で東京・池袋のサンシャイン劇場で上演される。脚本・演出、浅沼晋太郎、音楽、和田俊輔、出演、松下優也、阪本奨悟ほか。音楽と闘いを融合させた音楽舞闘会を繰り広げていく。

 上演に向けて行われた記者発表には、セバスチャン・ミカエリス役の松下優也さん、シエル・ファントムハイヴ役の阪本奨悟さんが参加。コメントを寄せていただいた。

 「ファントムハイヴ家とっておきのおもてなし」を音楽舞闘会という新たなジャンルの舞台で魅せる公演への意気込みを以下に紹介していく。

(C)枢やな/「生執事」製作委員会

(C)枢やな/「生執事」製作委員会


<物 語>

 若くして、名門貴族・ファントムハイヴ家の当主となったシエル・ファントムハイヴと、ファントムハイヴ家に仕えるセバスチャン・ミカエリスとのアクションシチュエーションコメディ。
わがままな主人のいかなる命令を難なくこなす、セバスチャンはすべての仕事において完璧を記する執事であった。

 舞台ではそんなファントムハイヴ家の非現実的だが、日常の一幕を追う。ある日、舞踏会の準備に大わらわのファントムハイヴ家に、鹿鳴館が建てられたばかりの日本から3人の客人が現れた。女王陛下からの「丁重なおもてなしを」という命により、彼らを舞踏会に招待するファントムハイヴ家一同。ところが華やかな宴の席に、招かれざる者が侵入する。日本からの客人にまつわる混乱の始まりが、幕を開けようとしていた。


――出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください

松下優也さん(セバスチャン・ミカエリス役):いつもは歌手として活動させていただいていますが、今回舞台は初めての経験となります。『黒執事』という作品は、アニメを通してマンガも知り、たいへん人気のある作品だと理解しています。今回、こうしたチャンスをいただけたことを嬉しく思っています。

阪本奨悟さん(シエル・ファントムハイヴ役):原作を読んでみて、独特の世界観がとても心に残りました。またシエルとセバスチャンとの関係がとても魅力的で、それを舞台でどう表現していくのか、演じるのをとても楽しみにしています。


――演じる役柄についての印象と役づくりについてお聞かせください

松下さん:完璧に執事をこなすセバスチャン。ファンの方がイメージするセバスチャン像に近づけるように意識したいと思っています。ですが、自分の周りには執事がいないですし(笑)、セバスチャンは、非現実的な能力を持ち合わせるキャラクターです。なので原作でのセバスチャンを観察、研究して挑戦していきたいです。

阪本さん:自分が思う貴族像は、原作のシエルとピッタリと合っていて、気高く、ツンとしていて、それでいて賢い。でも、とてもズルい面も持っていると思います。そんな貴族であるシエルと自分とは、環境がまったく異なりますが、それでも少しでもシエルに近づけるように、キャラクターだけでなく貴族も研究して臨みたいと思っています。


――舞台の観てもらいたいところ。ファンへのメッセージ

松下さん:初めての舞台なのですが、これまでの音楽活動を生かせるように頑張っていきたいですね。歌にしても、ダンスにしても、またアクションにしてもセバスチャンを意識して、仕草、所作など表現できればと思います。
 私自身、黒執事ファンでもあるので、アニメ・マンガの世界観を大事に、そして舞台の世界観も大事に、共演者、スタッフとともに頑張っていきたいと思います。

阪本さん:僕は芝居や歌が好きで、自分にとって舞台はとても楽しい表現の場なんです。『黒執事』は世界観が独特なものだと思います。その世界観をお客さんに感じてもらえるような舞台にと頑張っていきたいと思います。表現しているすべてが見どころですね。僕らの役に対する想いと、愛し方もぜひ感じてもらえたら嬉しいです。


 お互いの印象を「同じ兵庫出身でここまでミュージカルができる人がいたなんて驚きです」(松下さん)、「松下さんは兄と同じ年なのでついていくような気持ちでいます」(阪本さん)と語る2人。その舞台での活躍が注目される。

(C)枢やな/「生執事」製作委員会
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