「月刊コミックバーズ」連載の人気マンガ『東京探偵姫』がドラマCD化で記念イベントが『東京国際アニメフェア2009』のステージで開催!
「月刊コミックバーズ」(幻冬舎刊)で連載中の人気マンガ『東京探偵姫』がドラマCD化し、6月にリリースされることが決定した。ドラマCD発売を記念して3月20日、『東京国際アニメフェア2009』の特設ステージにてトークイベントを行なった。イベントの出演者はヒロイン・小野沢真央美役の真堂圭さん、村瀬七緒役の水島大宙さん、氷川小夜子役の木村まどかさん、森下亜梨沙役の矢野明日香さん、仲根薫子役の井上みゆさん、原作者であり、劇団ボイスマジック主宰の南原順さん、そしてまだ役名が明かされていない木内秀信さんという豪華メンバーが勢ぞろい。
●役名が秘密の木内さん、困惑(?)の進行役に!
開演するとまず出演者による寸劇風のミニドラマが行なわれた。それぞれのキャラのポジションや性格を紹介するようなイントロダクションになっていたが、役名がまだ明かされていない木内さんは困惑している様子。そんな木内さんだったが、ドラマの後は井上さんと進行役を務めることに。そのまま出演者による簡単な自己紹介とごあいさつ。
井上さんから『東京探偵姫』のクロスメディア展開についてここまでの過程を説明があった。昨年の『東京国際アニメフェア2008』でプロジェクトが発表され、秋に劇団ボイスマジックで朗読劇を行い、その後に『月刊コミックバーズ』にて連載開始、今年の2月24日にコミック第1巻が発売され、そして6月発売のドラマCD化という流れになっている。
朗読劇に出演した木村さんは感想を聞かれ、「緊張しました。こういうクールビューティみたいな役はあまりやったことがなかったので、そう見えるように頑張りました」。すると木内さんは会場へ「見えましたか?」と聞くとお客さんの「見えた!」の声に「ありがとうございます!」とうれしそう。同じく朗読劇に出ていた矢野さんは「私の役はクマのぬいぐるみに話しかけて事件を解決するんですが、舞台でも小道具としてクマのぬいぐるみを持って出て。でもそのぬいぐるみの毛がわさわさ口に入って大変でした(笑)」と笑いながら話した。また井上さんは「私は劇団の創設メンバーのひとりで『東京探偵姫』のプロジェクトに最初から関わってきたので、『このまま、ずっと私が声をやらせてもらえたらいいな』と思ってました」と言うと木内さんと水島さんから早速突っ込みが入っていた。
●収録前にイベント! 真堂さん「そんなこともあるんですね?」
ちなみにドラマCD自体の収録はまだ始まっておらず、「収録前にイベントという、こんなケースってあるんですか?」と言う真堂さんに、「さっきのドラマでそれっぽくやらせてもらいましたが、キャラのセリフを初めて読みました」と水島さん。更に「僕に至っては役名も発表はされてませんから。それなのに進行役もお願いしますと言われて」と木内さんものっかった。そんな状況下で井上さんは劇団主宰で作品の原作者の南原さんを呼び込む。
南原さんはスクリーンを用いて説明を始めた。『東京探偵姫』のマンガを描いているトリイアツコさんがイベントのために描き下ろしたイラストが映し出されると出演者からも「おおっ!」という声が上がった。続いてスクリーンにキャラが映り、キャスト名を読み上げる。「七緒役の水島だいちゅうさん……」のところで、「ちょっと待ってください! さっきお会いしたばかりなのにもうだいちゅうモードですか? 僕にはたかひろという名前があるんです!」と抗議する水島さんとのやり取りに場内は爆笑。他に小野沢菊枝役に井上喜久子さん、仲根弓磨役に福山潤さんも出演するが、「コミックの帯でキャストの最初が福山君から書いてあって、軽い嫉妬心が芽生えました(笑)」とここでも大宙節が炸裂していた。そして発表済みのキャスト以外もこのイベントで初報告と言われ、身構える木内さん。しかし津田健次郎さんの名前が出てガッカリ。木内さんは「津田健次郎知ってますか? あいつ変態ですよ!」と落とそうとするが「じゃあ、きっと仲良くなれそうです」と水島さん。そして連載中のマンガに関わった重大ニュースも。「3月末発売の『コミックバーズ』に初登場する坂本龍馬ですが、木内さんにやっていただくことになりました!」と南原さんから発表があった。しかし木内さんは「最初のミニドラマで『土佐弁で』と書いてあったので、たぶんそうかなと思ってました」と意外に冷静だった。ドラマCDにも出演することが告げられ、「スケジュールを空けておきます」。
●よりディテールが描かれるドラマCDに12月公演も期待だ!
また南原さんからは早くも劇団の12月公演が行われることと仮タイトル『マジックシスターズ』も発表された。
エンディングではそれぞれ意気込みや見どころについて出演者の皆さんは、アクションが多く、謎解きの要素が楽しい作品と口をそろえていた。朗読会やマンガで既に楽しんでいる方もよりディテールが描かれるドラマCDにも期待してほしい。最後に南原さんから「今回のドラマCDを皮切りに第二弾、第三弾と続けたいんです。そのためにも皆さんの応援をよろしくお願いします」とメッセージを送り、イベントは終わった。
なおこのドラマCDの初回生産分特典としてPV、声優・原作者インタビュー、このイベントの模様を収録したスペシャルDVDも付くとのこと。劇団ボイスマジックのHP上のみの受付で締め切りは4月23日までなのでぜひ早めに予約しておきたい。
ドラマCD『東京探偵姫~残光の剣士・沖田総司~』
発売:劇団ボイスマジック
3,000円(税込)+発送手数料500円(税込)
6月上旬発売予定