下川みくにが10周年記念アルバム『Heavenly』を3月18日にリリース!海外ライブツアー映像や『フルメタル・パニック!』のOP集などを収録したDVD付き!4月5日には10周年記念ライブも開催!
アニメ『フルメタル・パニック!』シリーズのOP曲や『BLUE DRAGON 天界の七竜』のED曲などでおなじみの下川みくにさんが、アーティスト活動10周年を迎える今年、自身の誕生日前日の3月18日にオリジナルアルバム『Heavenly』をリリースする。『BLUE DRAGON 天界の七竜』のED曲「イ~じゃナイ!?」、「蕾~tsubomi~」の2枚のシングル曲に加え、1コーラスだけだった曲「あの日に帰りたい」を今回、完全版で収録。更にシングル「Bird」のカップリング曲だった「手紙」と、その続編として作られた「手紙~第2章~」、「Naked」は5枚目のシングルでファンからの人気も高い曲をセルフカバーするなど10年分の感謝の気持ちが込もった1枚になった。またスウェーデンの音楽プロデューサー・Negin氏による新曲「Shooting Star」、中国の名曲「ねずみは米が好き」のカバーなど、随所に進化した姿が見えてくる。もちろん下川さんのやさしい歌声と、シンパシーを感じる歌詞は今まで通りで、アーティスト・下川みくにの魅力を身近に感じられる。
なお、このアルバムはDVD付きで、アジア5カ所を回った海外ツアー映像、「イ~じゃナイ!?」、「蕾~tsubomi~」のPV、『フルメタル・パニック!』シリーズ3作のOP映像、下川さん自身の解説も聴けるスライドショー風のフォトブック、エジプト旅行の際に蔵出し映像などあますところなく収録し、10周年記念の永久保存版映像集になっている。
アルバムリリース後には東名阪のキャンペーン、そして4月5日には東京・ Shibuya O-EAST にて10周年記念ライブ『Mikuni Shimokawa 10th Anniversary Live 2009 「Eternity~皆さんこれからもよろ祝▼~」』(▼はハート)も控えている。『Heavenly』からの曲やファンに人気の曲、下川さんにとって思い入れの深い曲など、スペシャルなセットリストになりそう。更に影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、奥井雅美さんほか、豪華ゲストも駆けつけ、夢の共演も実現! 下川さんの10周年をみんなで祝おう!!
●この10年を振りかえって……
――今年アーティスト活動10周年を迎えましたが、この10年を振り返ってみた感想は?
下川さん:作詞・作曲からライブ、ミュージカル挑戦など、やること、やることが初めてで、「どうなるんだろう?」と自分でも手探りの状況の中、経験していくことで前に進みながら歩んできた気がします。新しい出会いもたくさんあって、人とのつながりの大切を改めて実感しています。これまでの10年もたくさんの方に支えられてきて、これからもいろいろな人と出会って、成長していければいいなと思っています。
――昨年の9周年ではセルフカバーアルバムをリリースしましたが、10周年に出すアルバムはどんなイメージで作られたんですか?
下川さん:10年というのは大きな節目になるので悔いがないように想いを全部アルバムに詰め込めればいいなと。これまで自分の中で最高の瞬間もたくさんあったけど、同じくらいに悲しいことや苦い思い出もあって。正直、もう思い出したくないとようなこともあったけど、振り返ればどれも私にとって大切な時間や出来事だったんだなと受け止められるようになったんです。そんな10年のいろいろな出来事を、このアルバムの中で歌として歌詞に込めて包んであげようと思って作ったので、この1枚は等身大の私であり、私そのものになりました。思い入れが強くてギリギリまで制作していたので、みんなをヒヤヒヤさせてしまったかも(笑)。
――タイトルの由来と決めた時期を教えてください
下川さん:タイトルを決める時、最初に浮かんだもので決定することもあるんですけど、今回はレコーディングをあと1、2曲を残すのみという段階までタイトルを考えてました。制作の過程でも詞の内容を変えたり、作っていく中で少しずつ形も変えていったこともあったし、あまりにも想いが込み上げ過ぎて、悩んでしまって。でも終盤に差しかかった頃、周りのみんなから「おめでとう」や「10年歌い続けるのはすごいことだよ」という、うれしい言葉をいただいたりして。これまで応援してくれたみんなに「ありがとう」の言葉を伝えたいなと思ったんです。その想いは天にも昇るような気持ちじゃないかと浮かんできて、このタイトルに決めました。
――今回5枚目のオリジナルアルバムでもあるわけですが、収録曲の内容を見ると企画盤じゃないかと思うほど、いろいろなアプローチやいろいろな意味を持つ曲がたっぷり収録されていますね
下川さん:記念になるアルバムでもあるので今までと同じではダメだと思って。例えば、シングル「南風」のカップリングだった「あの日に帰りたい」では1コーラスだけだったので今回は完全版の形で収録したり、シングル「Bird」のカップリング曲だった「手紙」、その続編となる「手紙~第2章~」を入れたり。1つの歌が生まれたらそれで完成形ではなく、歌っていくうちに違う言葉をのせたくなることもあると思うんです。そんなところも私らしいかなと。あと「Naked」は5枚目のシングルでファンのみんなからも人気のある曲で、『9-Que!!- 下川みくにセルフカバーアルバム』にも収録希望が多かったんですけど、残念ながら入れることができなかったので今回入れたくて。
――1枚のアルバムの中で下川さんの10年の出来事や想いが見えてくるモニュメントのような感じもします
下川さん:今まで私の歌を聴いてくださった方には私の10年の歩みを振り返りつつ、懐かしんでいただけるのではないでしょうか。公式サイトで収録曲を発表した時、「この曲は学生時代、ラジオで聴きました」とかそれぞれの想いが届いてきて。長く愛してくださる楽曲もたくさんあるので、そういう曲も織り交ぜつつ、進化した私、新しい私の姿も見てほしい気持ちもあって。今、やりたかったことをすべてやらせてもらえたかもしれません。集大成と言ってもいい1枚になりました。もちろん初めて聴いていただく方にもいろいろなカラーの曲が入っていて、私がどんな人間なのか、どんな歌を作る人なのかを知っていただけると思います。
――10年を経てもなおチャレンジし続けることがあると。確かに中国の名曲「ねずみは米が好き」のカバーなど意欲的ですよね
下川さん:たまに昔のことを思い出したり、過去の記憶も大切だけど振り返ってばかりじゃダメだから。新しい自分を夢見てるのに後ろばかり見てても進めないし。今回の新曲も自分にとって挑戦になる曲もあって、レコーディングも時間がかかりました。気合が入り過ぎたこともあるけど(笑)。
●やさしい歌声で彩られた14曲
――1曲目に収録された「Shooting Star」はインパクトが大きかったです。今までと違った下川さんを見せたいという意欲も伝わってきました
下川さん:スウェーデンの音楽プロデューサーのNeginさんに作っていただきましたが、今まで歌ったことのないタイプの曲で私も衝撃を受けたし、新境地を開拓してくれた1曲になりました。
――人生の中にあるワンシーンを切り取ったような曲ばかりで、どれも身近に感じられます。例えば「フレンズ」では厚い友情がテーマになっていて
下川さん:私はひとりの人間として、女性として感じたことや心の奥にある気持ちがストレートに伝わったらいいなと思いながら作ったので、そう感じてもらえたらうれしいです。「Shooting Star」ではいろいろな夢があるように、運命や人生も変えられるんだよと背中を押してあげたくて。「Chain」は自分が生まれ育った北海道で作った曲だし、「あの日に帰りたい」はふと故郷を思い出せるそんな瞬間を感じてほしいなと思って。いろいろな想いで作った曲ですが、聴きながら今の自分に重ね合わせるのもいいですし、いろいろな人生を旅している感覚で聴いてもらうのもいいかなと思います。14曲の中で1曲でも心にとまるフレーズや共感できる瞬間を持ってもらえたらいいですね。
――大きな意味で10年という歳月を共に歩んできた仲間へのメッセージにも聴こえるアルバムだなと思います
下川さん:応援してくれるみんなから届く声がいつも自分に大きな力を与えてくれて。そんなみんなと会えるライブが近づくと元気が出てくるし、ステージに立つとみんなが一緒に歌ってくれたりするのを見ると、悩んだり、辛かったことも忘れてしまうんです。あるライブでお客さんから「同じ時代に生まれくることができてよかった」と言ってもらった時はすごくうれしかった。私も「こうして出会えることは運命なんだ」と思っているし、みんなと出会えたから生まれた曲、生まれた想い、できたことがあるので。みんながいればこれからもどんなことも乗り越えられると信じています。そんな感謝の気持ちをアルバムの最後、アカペラで歌った「Epilogue~ありがとうのうた~」に込めました。
――今回1枚通して聴いて思ったのは素直で身近な想いを綴った歌詞に共感しやすいのは下川さんの寄り添うようにやさしい歌声があるからだろうなと
下川さん:ありがとうございます。人の声がうらやましいと思ったこともあるんです。「どうして私はこんな声なんだろう」って。でもいろんな作品や楽曲と出会ったり、周りのスタッフに自分ではわからなかった引き出しを引っ張りだしてもらうことで、「この声を好きだと言ってくれる人もいるし、自分にしか出せない声なんだ。だから大切にしよう!」と。そして「この声でどんな曲を歌ったらみんなが元気になるかな、喜んでくれるかな」と思えるようになりました。今は私とみんなの間には歌という温かいつながりがあって、そこからどんどん枝分かれしながら伸ばしていって、いろいろな想いを伝えたいと思っています。
●10年の歩みが詰まったDVDにはレア映像も!
――このCDには下川さんの10年分の想いや魅力が十分詰まっていますが、DVDにも10年の歩みがパッケージングされたような……
下川さん:たっぷり詰まってますね。本当に全部収録できるのか心配したくらい(笑)。これまでDVDも何枚か作ってきたけど今回「普通じゃつまらない」って言ったら、昔にエジプトに行った映像をスタッフが見つけてきて、「これも入れよう!」って。すごく恥ずかしかったけど、「そうだね!10周年だもんね!!」と(笑)。あと昨年、『2008Asian Lovers Tour』という海外ツアーをして、その時の様子をエピソードもお話ししたりはしましたが、やっぱり実際の映像を見て、あの感動を一緒に味わってほしくて、5カ所でのライブの模様も入れました。それと私、写真集を出したことがないんですけど、本じゃなくてDVDでBGMをバックにスライドショーとして見てもらうのもおもしろいかなって。私も副音声でおしゃべりしてます。
――更に2枚のシングルのPV、そして下川さんがOP曲を担当したアニメ『フルメタル・パニック!』のOP映像集もファンにはうれしいでしょうね
下川さん:私もうれしかったです! 3作に渡ってOP曲を担当させていただいた大切な作品なので、決まった時にはビックリしました。「tomorrow」、「それが、愛でしょう」、「南風」という曲を知っていても、アニメを見たこともない方もいらっしゃると思うのでこれを機にアニメにも興味を持ってもらいたいですし、アニメを見てくださった方は作品のことを思い出してもらえたらいいなと思います。
――DVDも単品でもリリースできるボリューム感があります
下川さん:実はスタッフも発売日に出せるかなと心配していたくらいで。詰め込み過ぎたかも(笑)。スタッフのみんなの頑張りもあって、素敵な記念アルバムができました。長く楽しんでもらえるCDとDVDになったと満足しています。
●そして豪華なメンバーによるライブにも期待
――このアルバムをリリースした後には東名阪のキャンペーンが控えています
下川さん:最新シングルの「蕾~tsubomi~」をリリースした時にはキャンペーンがなかったので寂しかったんですけど、今回はその「蕾~tsubomi~」も入ったアルバムを持ってみんなに会いに行きます。アルバムを作ったからにはただ「聴いてください」というのは私的にはありえなくて(笑)。私がみんなのところに行って、実際聴いてもらうのが使命だと思っているので、名古屋と大阪ではミニライブをやります。
――そして4月5日には東京で10周年記念ライブが行われます。ゲストが豪華で、しかも追加発表もあって、どれだけすごいライブになるんだろうと期待が高まります
下川さん:影山ヒロノブさんと遠藤正明さんは『アニぱら音楽館』で共演させていただいた大先輩で、ずっと一緒に歌いたいなと思っていました。影山さんも「何かあったら言えよ」と温かい言葉を下さって、見守ってくださって。奥井雅美さんは作詞してくださった曲もあるので、その曲を一緒に歌えたらいいなという思いもあって。その夢も叶ってうれしいです。普段はなかなか見られない貴重な共演だと思うので私自身も楽しみです。そして私の大切な友人達とも同じステージに立てることもうれしいですね。
――10年分の想いを込めるステージと言うと選曲や構成なども悩みどころですね
下川さん:そうなんです。私自身、何曲歌ってきたのかもわかってないし(笑)。たくさん曲はあるけど私が今、伝えたいと思う曲を歌います。みんなの思い出の曲もあると思うし、私にとってターニングポイントになった曲も当時を振り返りながら歌いたいし、もちろん『Heavenly』からもたっぷり聴いてほしいなと思ってます。この10年の集大成であり、今の下川みくにが見えてくるステージで、みんなへのありがとうの気持ちを込めて、私らしいライブができたらいいですね。
――皆さんへメッセージをお願いします
下川さん:10周年を飾る年にふさわしい1枚ができたと思うのでぜひたくさんの方に聴いてもらいたいです。そしてキャンペーンやライブでみんなの前で歌えることを本当に楽しみにしています。これまで歌以外にもいろいろ挑戦させていただきましたが、やっぱり芯としてあるのは歌うことで、歌があるからこそ私の中で伝えたい想いや歌詞が生まれて、メロディと重なって曲になりました。歌詞に込めた想いを一人でも多くの人に何か感じてもらって、糧にしてもらえるような曲をこれからも歌っていきたいです。みんなと私をつなげるのは歌であり、今後も素敵な曲を作って、1曲でも多く聴いてもらえるように頑張ります!
『Heavenly』/下川みくに
2009年3月18日発売
CD+DVD 3,675円(税込)
発売:ポニーキャニオン
<アルバム発売記念イベント>
3月21日(土)大阪・ディスクピア日本橋 16:00~
3月29日(日)名古屋・ナディアパーク 14:00~
4月11日(土)東京・ポニーキャニオン 時間未定
Mikuni Shimokawa 10th Anniversary Live 2009 「Eternity~皆さんこれからもよろ祝▼~」(▼はハートマーク)
4月5日(日)東京・ Shibuya O-EAST
17:00開場 18:00開演
GUEST:影山ヒロノブ、遠藤正明、奥井雅美、上田愛美、藤岡麻美、久志麻理奈、松本江里子、嶋野蘭、加藤真由、Napsaq(松ヶ下宏之、伊藤多賀之)
チケット:自由6,000円(税込・整理番号付)
各プレイガイドにて好評発売中
問合せ:チケットぽーと(03-5403-3330)