榊原ゆい×エレメンツガーデンのタッグ再び!『ギャラクシーエンジェルII 永劫回帰の刻』ダブルオープニングテーマ「月聖ノ蒼炎曲」を歌う榊原さんよりメッセージ到着!
ブロッコリーの人気コンテンツの一つとして様々なメディアで展開をしている『ギャラクシーエンジェル』。その中でもプレイステーション2向けに展開されている『ギャラクシーエンジェルII』のゲームは3部作となっており、完結編となる『永劫回帰の刻』が2009年1月29日に発売される。
オープニングテーマはダブルオープニングということでこれまでも歌われてきた佐藤ひろ美さんによる『太陽ノ紅響曲(アリア)』と、もうひとつのテーマ曲である『月聖(ゲッセイ)ノ蒼炎曲(カノン)』を声優・シンガーソングライター・ダンスの振付師といった様々な才能を持つ榊原ゆいさんが歌うことが決定しており、今回「月聖ノ蒼炎曲」を歌う榊原さんより楽曲やレコーディングの感想に加え、榊原さん自ら振り付けをしたダンスも収録されたPVについてもコメントをいただいたのでご紹介しよう!
――ギャラクシーエンジェルIIのオープニングテーマのお話を聞いたときのご感想をお聞かせください
榊原さん:『ギャラクシーエンジェル』というタイトルは有名ですし声優の友達も何人か出演していたので知っていましたが、まさか色々なつながりでこの作品のテーマソングを歌わせていただけることになるとは思っていなくてびっくりしました。
――今回榊原さんを起用した理由をお聞かせください
ブロッコリー広報 中田氏:『ギャラクシーエンジェル』は、“ダブルオープニング”という凄い文化を持ったゲームだと思っているんですが、そのうち1曲はこれまで歌っていただいている佐藤ひろ美さんにお願いするというのは自然な流れだったんですけども、もう1曲は今までとは違うイメージの人に歌ってもらうのも良いんじゃないかという案が出たときに、『H2O』というアニメの主題歌で「片翼のイカロス」を榊原さんとエレメンツガーデンさんにやっていただいてこれが非常に評判が良かったということもあって、もう1人は榊原さんなんじゃないかということでオファーさせていただきました。実際に出来上がったものを聴いてその選択は間違っていない、大正解だったと確信しております。
榊原さん:ありがとうございます。「イカロス」すごいですね(笑)。
――「月聖ノ蒼炎曲」の第一印象ついてお聞かせください
榊原さん:エレメンツガーデンさんが作った曲は、私の中で“神曲”っていう式が出来上がっています(笑)。最近は特にお世話になっているんですけど、エレメンツガーデンさんが作っていらっしゃるということで「これは来たな」みたいな感じがあって、ボーカルを入れていない状態を聴かせていただいた段階で「おお~!」と思いました。曲調的には格好いいところもあり爽やかなところもあり、でも女の子らしいところもあって色々な顔を持った曲だなと思ったので、私も色々な表情でこの歌を表現したいなと思いました。
――レコーディングをされての感想をお聞かせください
榊原さん:私『セーラームーン』が大好きなんですが、戦う女の子たちの熱さに憧れていたので歌えば歌うほど気持ちが入って、録る度に良くなっていき、たくさん歌ってしまいました。エレメンツガーデンさんとは何回か仕事をさせていただくなかで、“あうん”の呼吸で、お互い楽しみながら仕事ができているので、私が目指していた、“戦う女の子の強さ・可愛さ・壮大さ”というところを表現できたかなと感じました。
メロディー、作詞、アレンジ、ボーカル、それぞれの相乗効果があっての楽曲なので、うっかりどこかで現実に戻ってしまうところがあると、世界観が冷めてしまって駄目なんですよね。エレメンツガーデンさんの曲は、“私もギャラクシーエンジェルの一員になっている”と感じさせてくれるぐらい、作品世界に浸らせてくれるメロディーになっているので、世界観に浸りたい私にとって楽しい仕事でした。今回のレコーディングも「月聖ノ蒼炎曲」の世界に凄く浸れました。
――「月聖ノ蒼炎曲」の聴きどころは?
榊原さん:ドラマチックに作られた曲だなと思ったんですが、Aメロ・Bメロが“切な格好いい系”で、サビは凄く明るく飛んでいる感じになっています。いつも詩をちゃんと解釈するように心がけているのですが、解釈するとパートによって感情の込め方が絶対に違うんですよね。だからAメロ・Bメロ・サビの歌い方が一緒ということは絶対なく、メロディーも私の歌い方も含めてすべてが表情変化をしていますので、そこが聴き所です。
――PVについてお聞かせください
榊原さん:PVに関しては、どの監督さんもいつも私に任せてくださるので、歌った私の素直なイメージがPVになっています。戦う女の子として登場したり、月の繊細な青白い中で生まれる救世主のようなお姫様のキャラもいて、神秘的な部分も登場します。振り付けも任せていただけたので、SFチックなところや“戦う女の子”的な部分をダンスで表現して、ダンサーと一緒に踊っています。PVには残念ながら映っていないんですけど、皆で力をあわせるというギャラクシーエンジェル隊の熱い仲間の絆を表現したかったので、ダンサー3人で指を合わせるシーンもありました。
これまでもPVを撮ってきましたが、今回は初のセット撮影でした。セットが組まれるのは分かっていたんですが、実際に組まれているのを見たらうれしくてテンションも上がり、私の中での「月聖ノ蒼炎曲」のイメージが、そのままがギュっと詰まったPVになりました。
歌は耳で楽しむものですけど、私は歌は目でも楽しんで欲しいとずっと言っていて、CDを聞いて歌を覚え楽しむというのはもちろんあるんですけど、私の場合は映像でも曲を覚えて欲しいなと思っているので、そういう楽しみ方も盛り込まれています。
――セットで歌ってみていかがでしたか?
榊原さん:歌もそうですしPVを撮るときもそうなんですけど、現実の部分、自分が榊原ゆいだということを忘れ世界観に入りたいんです。表情も歌い方も仕草も、すべて歌によって変わるんですけど、何も無かったスタジオにあれだけのセットを組んで世界観を作ってくださったので「ああ、セットって素敵」と思いながら、世界に浸りながら収録ができました。
――メイキング映像も収録されていますね
榊原さん:PVで凛々しくパフォーマンスしているのとは対照的な、普段の私も映っているので(笑)、そのギャップも楽しんで下さるとうれしいです(笑)。基本的に楽しく仕事をして「榊原の仕事は楽しかったよな、面白かったよな」とスタッフさんにも楽しんでもらうのがモットーなので、馴れ合うわけではなく和気あいあいと楽しく今回も撮影させていただきました。
―――ポスターについてもお聞かせください
榊原さん:PVのセットをバラした後、そこに黒い布を敷いて鶏の羽をスタッフさんが撒いてくれたんですが、凄く幻想的なものになりました。羽を巻くとき、スタッフの方はくしゃみやせきがすごくて大変だったらしいんですけど、何故か私だけ平気でしたね(笑)。
――ギャラクシーエンジェルの挿入歌でありカップリングの『運命(ほし)のRevolution』についてお聞かせください
榊原さん:これはもうカップリングの枠を超えてます。同じ『ギャラクシーエンジェル』の世界観から作られた歌なんですけど、「月聖ノ蒼炎曲」とは違って戦闘チックというか格好良さを前面に押し出している歌になっています。女の子たちが持っている男の子以上のパワーというのが時にはあると思うんですよ。そういう皆が一致団結する力になるものを、この『運命のRevolution』で表現していると思います。男の子以上の女の子の格好良さを歌っている曲だと思っているので、歌い方もあまり女の子女の子していない感じの雰囲気で歌い上げてみました。
――初めて曲を聴いたときの感想は?
榊原さん:「月聖ノ蒼炎曲」を最初に聞いたとき、「絶対これ来た!」と思ったんです。『運命のRevolution』はカップリングということで少し大人しい曲かなと思っていたら、ですがダンサー魂に火が付くようなノリの良い力強い曲だったので「これも来たな」と思いながら歌の練習をしました。
――レコーディングはいかがでしたか?
榊原さん:ディレクションは菊田さんがやってくれたんですが、もちろんこの曲もいつもの“あうん”の呼吸でやらせていただきました。自然と出て来る力強さを素直に歌わせていただいて、そこを菊田さんに良いと言っていただけて、歌に対するお互いのイメージが同じ方向性だったので、レコーディングはサクサク進みましたね。
――『運命のRevolution』の聴きどころは?
榊原さん:やはり力強さですね。この曲はリズムがすごく格好良く、ドラムやベースが体の中に入って刻まれると凄く気持ち良い曲なんじゃないかなと思います。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします
榊原さん:CDを聴いて、DVDを見てと、聴いても観ても楽しめる迫力のある曲なんですけど、迫力がある曲だからこそライブ映えするんですよね。実際にこの間のバースデイライブで歌ってみてそれを実感し、「月聖ノ蒼炎曲」、『運命のRevolution』を改めてお披露目したいので、その際には皆さん、この迫力についてきていただきたいと思います。
『ギャラクシーエンジェル』はシナリオも膨大な壮大で凄いゲームです。このゲームと良い相乗効果が生まれる素敵な歌に仕上がったと自負していますので、いっぱい聴いていただきたいと思います。