5組の豪華アーティストによる夢の競演! ネオロマンス・ライヴ『ROCKET★PUNCH!3』が開催[東京・渋谷C.C.Lemonホール]
9月28日、東京・渋谷C.C.Lemonホールにて開催されたネオロマンス・ライヴ『ROCKET★PUNCH!3』。“夢のジョイントライヴ”も3回目を迎え、今回のイベントでは立木文彦さんと森川智之さんのユニット・2HEARTS、谷山紀章さんがボーカルをつとめるGRANRODEO、そして岩田光央さん、小野大輔さん、高橋直純さんという5組の豪華アーティストによる競演が実現! 会場が興奮に包まれたこのイベントの【1st公演】の模様をお届けしよう。
●GRANRODEOのパワーと小野大輔さんの熱唱で盛り上がる
熱狂のライヴはGRANRODEOの「甘い痛みは幻想の果てに」からスタート! KISHOW(谷山紀章)さんのパワフルなボーカルに、e-ZUKA(飯塚昌明)さんの鋭いギター・ソロが絡み、会場は早くもヒートアップ。前回の「ロケパン」に引き続きトップバッターをつとめる2人は、続いて9月26日に発売されたばかりの2ndアルバム『Instinct』から「Black out」を熱唱。MCでは「Black out」のPVについて「みんな見てくれた?」とKISHOWさん。PVで舞っているものについて「今日も実際にアレが舞うのではないかと危惧していたんですが……」と続けるKISHOWさんに、e-ZUKAさんが「ネオロマンス!」とストップをかけて観客を爆笑させるという一幕も。そしてステージはTVアニメ『ブラスレイター』のOP主題歌「デタラメな残像」へと移り、「GAMBiT」の激しいロック・ナンバーから爽快感あふれる「Infinite Love」へ。圧倒的なパフォーマンスを披露してステージを沸かせてくれた。
続いては小野大輔さんが登場。「ノスタルジア」「プリズム」の2曲を披露した小野さんは会場に「もす!」と挨拶。「緊張して昨日は眠れない夜を過ごしました」と言う小野さんは、「水を飲むタイミングすら分からないんです!」と心情を暴露。ライヴが始まる前に共演者やスタッフから「楽しんで来い」と励まされたという小野さんは「僕も楽しみます。皆さんも楽しんでください!」という言葉とともに「雨音」を熱唱。サックスの音色が切なさをかきたてるナンバーに「皆さんの前で披露したかった曲。生バンドでやると自分にも迫ってくるものがありました」と語る小野さん。夏の夜空を思わせる爽やかな「宙-そら-」へ曲が移ると会場からは手拍子が巻き起こり、ラストの「真夏のスピカ」を歌い上げた小野さんに観客は大声援で応えていた。
●高橋直純さん、岩田光央さんのパフォーマンスに酔いしれる
そしてステージには穏やかなピアノのイントロが流れ、「夏色の翼」を歌う高橋直純さんが登場。「僕にとって今日が夏の締めくくり。皆さんと最後の夏の思い出を作りたいと思います」と語る高橋さんは、7月に行なわれた日比谷野外音楽堂のライヴでこの曲を歌ったとき、実際に虹がかかったというエピソードを披露。さらにデビューした当時に行なった最初のライヴDVDがアンコールプレスで再発売されたことを伝えると、デビュー曲「kiss you」をアコースティックバージョンでしっとりと歌い上げた。そして9月24日に発売されたニューシングルから爽快なアッパー・チューン「パレット」を初披露し、ギターが暴れまくるロックナンバー「OK!」に続けると、高橋さんはステージを走り回りながら観客をあおり、サビの“OK!”では会場中が親指を立てて大合唱! さらに「今日ここで皆さんに会えた嬉しい気持ちをギュッと込めて、この歌をお届けします」という言葉とともに高橋さんが歌う「君に会えてよかった」では、観客も一体となって歌声を響かせた。
4組目に登場したのは岩田光央さん。「JUST SIZE」に続く「官能ダンシング」では、妖しく腰をくねらせて歌う岩田さんのパフォーマンスに会場はさらに盛り上がる。今回のステージでは新旧の曲を取り混ぜての構成となり、岩田さんは「ラブ&官能、というテーマで曲を揃えてみました」と語り、「“ラブ”“官能”ときたら、次は“失恋”(笑)。このあとは2曲続けて失恋の歌です」と続けると会場は爆笑となった。やがて始まった2曲は「君なしで」「逢いたい気持ち」。落ち着いたメロディに岩田さんの感情をむき出しにしたかのようなボーカルが重なり、その切ないナンバーに観客も引き込まれていた。そして失恋メドレーのあとはロック魂で疾走! 「僕たちは生きている」を熱く歌い、観客と一緒に10回ジャンプを決めると、ラストは新曲の「トウメイグラス」。2曲目に歌った「官能ダンシング」と両A面でリリースしたこの曲では、「いま一番伝えたいメッセージを詰め込んだ」と岩田さん。爽快でどこまでも広がっていくメロディに、会場は大きな歓声で応えていた。
●トリは2HEARTS。その世界観に酔いしれる
そしてトリを飾るのは、前回の「ロケパン2」に引き続き2HEARTS! 鎖の巻きついたマイクスタンドを前に登場したfu-min(立木文彦)さんとToshi(森川智之)さんは、9月24日に発売されたばかりの新曲「BLUE STEEL KNIGHT」を熱唱すると、マイクスタンドを蹴り上げて「ギャンブラー」へ。MCでは新曲のリリースに続き、来年2月7日にZEPP TOKYOにてワンマンライヴ決定の朗報が伝えられた。「ZEPP TOKYOを埋めつくして、オジさんたちを感動の渦に巻き込んでくれ!」と叫ぶToshiさん。「次回の約束の地は、ZEPP TOKYOで」という言葉とともに、2人は「約束の地へ」を歌い上げた。続いての「RED HOT ROSES」は大人の色香を匂わせる、グラマラスなナンバー。 曲の合間にToshiさんが「君を壊したい……」とささやくと、会場から悲鳴が巻き起こる。さらにステージでは、突如 “2HEARTSコント劇場”がスタート。酔っ払いオヤジがfu-minさん、その奥さんがToshiさんという配役で「いま何時だと思ってるの!」「いつも北千住で飲んで!」と夫婦喧嘩を繰り広げる2人。そこに音楽プロデューサーの飯塚さんからツッコミが入り、fu-minさんとToshiさんが「問題ないっしょ♪」と歌いだす。そのままアカペラで歌いながらラストの「ALL MY LIFE」へ突入! 観客を最後まで楽しませる演出に、会場は大いに盛り上がった。
アンコールでは2HEARTS、岩田光央さん、GRANRODEO、小野大輔さん、高橋直純さんの5組がステージに登場し、「ROCKET★PUNCH!のテーマ」を全員で熱唱。恒例となった「ロケット!」「パーンチ!」のコール&レスポンスでは「今回は東西対決!」という岩田さんが「関が原から西の人!」「東の人!」と会場に向かってあおると、観客も元気よく拳を突き上げて応えていく。さらにステージと会場が一体となって歌う「僕たちのAnniversary」で会場の興奮は最高潮に達し、3時間を越えるライヴは幕を閉じた。
ネオロマンス・ライヴ『ROCKET★PUNCH!3』
開催日時:9月28日(日)
【1st】11:30開場/12:00開演
【2nd】16:30開場/17:00開演
<出演>
2HEARTS(Fu-min、Toshi)/岩田光央/GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)/小野大輔/高橋直純
【1stライヴ】セットリスト
【GRANRODEO】
甘い痛みは幻想の果てに
Black out
デタラメな残像
GAMBiT
Infinite Love
【小野大輔】
ノスタルジア
プリズム
雨音
宙-そら-
真夏のスピカ
【高橋直純】
夏色の翼
Kiss you
パレット
OK!
君に会えてよかった
【岩田光央】
JUST SIZE
官能ダンシング
君なしで
逢いたいきもち
僕たちは生きている
トウメイグラス
【2HEARTS】
BLUE STEEL KNIGHT
ギャンブラー
約束の地へ
RED HOT ROSES
ALL MY LIFE
【アンコール】
ROCKET★PUNCH!のテーマ
僕たちのAnniversary