アシェンバート伯爵家主催の素敵なおもてなし。TVアニメ『伯爵と妖精』イベント「伯爵と妖精 活動写真上映会」開催
19世紀のイギリスを舞台に描かれるロマンチック・ファンタジー作。10月7日よりチバテレビ、テレビ埼玉ほかで放送開始のTVアニメ『伯爵と妖精』の第1話完成披露試写会が、9月28日、横浜のワーナー・マイカル・シネマズみなとみらいで豪華キャストを集めて開催された。
出演は、リディア・カールトン役の水樹奈々さん、エドガー・J・C・アシェンバート役の緑川光さん、レイブン役の杉田智和さん。鷲崎健さんの司会進行で、お伽の世界に出てくる“妖精”と、華麗さの象徴である“伯爵”を組み合わせた注目のTVアニメ『伯爵と妖精』の魅力に迫るトークを展開した。
●“口説き魔”エドガーのリディアへのアプローチに注目!! ついにベールを脱いだ『伯爵と妖精』第1話
イベントは第1話の上映よりスタートする。
妖精が見えるというちょっと変わった少女、リディア・カールトンは“妖精博士(フェアリードクター)”の女の子。ある日、父親に会うためにロンドンへ向かう途中で、彼女は1人の美男子と出会う。彼こそ、妖精の棲む地の領主たる青騎士伯爵、またの名を妖精国伯爵(アール・オブ・イブラゼル)の現当主、エドガー・アシェンバートだった。
強引でどこか胡散臭さがありながらも、どこか貴族の気品漂わせるエドガーより「助けてほしい」と懇願されたリディアは、彼に連れられてしまうことによって2人冒険の旅が始まる。
秀麗に描かれるキャラクターたち。リディアの明るく、困っている人を放ってはおけない性格と、エドガーのところ構わず女性を口説く立ち振る舞いは、見るものを惹き込み、作品世界へといざなっていく。そんな30分がオンエアに先駆けて届けられていったのだ。
上映後、続くトークコーナーを始めるべくステージに姿を見せた鷲崎健さんからは、エドガーの華麗なる登場と活躍を受けて「ザ・緑川光でしたね」とまずは第1声。それほどに緑川さん演じるエドガーの一挙手一投足が注目される第1話であったことが窺い知れるのだが、さっそくその第1話を、ひいてはTVアニメ『伯爵と妖精』をキャストたちはどう捉えているのかお聞きすべく、本日の出演者である緑川さん、水樹さん、杉田さんの3人の呼び込まれる。そして鷲崎さんより質問を投げかける形でさまざまなトークが繰り広げられていった。
●3人っていったいどんなキャラ? キャストが語るキャラクター紹介
まずは1話を受けての感想について、緑川さんから「リディアがかわいく、レイブンはエロい」とのコメントが上がった。いやいやそれは違うとばかりに杉田さんからは「リディアがかわいく、エドガーはエロい」との声も上がる。そんな2人の意見を取りまとめるように水樹さんは「エドガーがキラキラと光っていた。レイブンは登場しただけで笑いが取れるズルいキャラ」と感想が語られた。
では、そんなキャラクターたちをキャストたちはどう捉えているのだろうか? 1人1人を掘り下げてみると、エドガーについて緑川さんは「エドガーを演じるのは気持ちいいです。自分はシャイな方なので、エドガーがうらやましいですね。似ているところは謎めいた過去をもっているところでしょうか」と触れると、それに対して「私が思い描く緑川さんのイメージそのものがエドガーです。声を掛けられただけで体がポ~っとなってしまいます」と水樹さんが、リディアひいては女性ファンを代弁するかのようなコメントを送ると、「重苦しい過去をもっていてもそれを表面にださないところが緑川さんとエドガーの共通点ですね」と杉田さんは、実に従者のレイブンらしいのコメントが寄せるのだった。
また、リディアについては水樹さんが、「これほどまでに口説かれることは日常では絶対にないことなので、一生分口説かれたような思いです。リディアは好奇心が旺盛で、困っている人が何かしてあげたいと思う女の子。そんなところが自分と似ているのかなと思います」と触れると、「意志の強さ、信念の強さは共通しています」と杉田さん。「水樹さんはまるで2次元のキャラクターのようなんです」と緑川さんが返した。
さらに、エドガーの従者レイブンを演じる杉田さんが「レイブンは人のようで人ではないもの。エドガー以上に謎めいた存在です。ダンスがなかなかシュールなのですが(笑)、自分には、パーフェクトな立ち振る舞いができないので彼の行動には憧れます」と触れたのに対し、「レイブンは特殊なオーラを放っていて、杉田さんと共通している」と緑川さん、「イベントのトークでの杉田さんもそうですが、どこから話のネタを仕入れてくるのか? とにかく収集能力がすごい!」と水樹さんが返した。トーク中、随所に見せる杉田さんの他作品を含めたさまざまなアニメのネタに、思わず飛び出してしまった水樹さんのコメントだった。
このほかにも、優希比呂さん演じる猫の姿をした妖精のニコ、子安武人さんが演じるケルピー、神谷浩史さんが演じるポールにもキャラクターの紹介の話は及んだ。
●エンディングテーマ曲にも注目!!歌うのは緑川さん!
さて、注目すべき点がもう1つ。エドガーを演じる緑川さんは、なんと自身単独では初となるエンディングテーマ「my fairy」も歌唱を担当していることが紹介された。
「1話では、大事なシーンの中で流れていたので、もしかして聞こえていなかったんじゃないかな」と少々照れながらも、「2話ではバックの絵が男性キャラクターのオールヌードの絵になります。リディアのために歌った曲なのに、この絵は…と驚きました(笑)。違う意味でリディアのためになってしまっています」と笑いを取ることも忘れなかった。
その2話以降の展望については、それぞれ「アクションが楽しめる作品になっていきます。とりわけレイブンのアクションにご注目ください」(緑川さん)
「エドガーとリディアの関係性が深まっていく展開にご期待ください!」(水樹さん)
「キャラクターの過去が次第に明らかになっていきます。伏線も多く、毎回見逃せません」(杉田さん)と見どころを語ってトークコーナーを締める。
このあと、イベントはサイン入りポストカード、アフレコ台本、番宣ポスターが当たるプレゼント抽選会が行われ、そしてエンディングへ。
「毎週の収録はとても楽しいです。エドガーの歯の浮くようなセリフに、内容の濃いストーリー展開。逃さずにチェックしてもらえたら嬉しいです」(水樹さん)
「ファンタジックな世界観に浸るのもよし、キャラクターに自身を投影して見るもよし、ぜひノベルの方も手に取っていただき、見ていただきたいなと思います」(杉田さん)
「エドガーはとにかくたくさん喋る、とても演じ甲斐のあるキャラクターです。エドガーの伝えたい思いを欠かさずに見てほしいなと思います」(緑川さん)
と、それぞれメッセージを送ると、「伯爵と妖精 活動写真上映会」は幕を閉じる。
アール・オブ・イブラゼルの現当主、エドガーがフェアリードクターのリディアの力を欲した理由と、2人が出会うことによって始まる新たなる冒険。そしてそれぞれのキャラクターに秘められし謎の数々と、毎週先の展開が気になるTVアニメ『伯爵と妖精』をイベントに参加できた方も、残念ながら来られなかった方もぜひとも注目して見てほしい。
TVアニメ『伯爵と妖精』放送局
チバテレビにて10月7日より毎週火曜日25:15~
テレ玉にて10月7日より毎週火曜日25:30~
テレビ神奈川にて10月8日より毎週水曜日25:15~
テレビ愛知にて10月9日より毎週木曜日26:28~
サンテレビにて10月9日より毎週木曜日26:10~
KBS京都にて10月9日より毎週木曜日26:00~
AT-Xにて10月10日より毎週金曜日10:00~(リピート放送あり)にて放送開始。