『魔法の天使クリィミーマミ』の名曲を太田貴子さんがセルフカバー！2月24日にアルバム1リリース。来年2月8日には記念ライブも開催！！

　一世を風靡した、ぴえろ魔法少女シリーズの第1作目で、多くの人に愛されてきた『魔法の天使クリィミーマミ』。25周年を記念して当時、太田貴子さんが歌っていた『クリィミーマミ』の主題歌、挿入歌などをセルフカバーして収録したミニアルバム「デリケートに好きして（21st century ver.）」が12月24日にリリースされる。

　太田さんは作品中でヒロインの森沢優と、優が変身したアイドル、クリィミーマミを演じつつ、OP曲、ED曲、挿入歌なども担当していたが、その名曲の数々を再びレコーディングした。テレビアニメのOP曲「デリケートに好きして」、ED曲「LOVEさりげなく」、挿入歌「BIN・KANルージュ」、OVA『魔法の天使クリィミーマミ～Long Good-Bye～』のテーマ曲と、ボーナストラックにはLD-BOXとDVDメモリアルボックスの特典だった「Zutto Kitto Motto」を、優の幼なじみ、大伴俊夫役の裕さんとのデュエット曲として収録している。ジャケットはキャラクターデザインを担当していた高田明美さんの描き下ろしとなっている。

　レコーディング後に行われた取材では、クリィミーマミのTシャツを着た太田さんと、水島裕さんの楽しい掛け合いが繰り広げられたり、当時を振り返って爆笑したり、和やかな雰囲気の中で終始、にこやかな表情のお二人が印象的だった。

　なお太田さんは来年2月8日にCD発売記念ライブが予定されている。『クリィミーマミ』直撃世代の人も、その後に巡り合った人、カバー曲で知った人もオリジナルソングを生で聴ける絶好のチャンスをお見逃しなく！

――『クリィミーマミ』が25周年を迎えての感想と、今回のCDの企画についての想いをお聞かせください

太田さん：25年経ってまた『クリィミーマミ』の歌を歌えることにビックリしていて、まだ夢のようです。ここまで多くの方に愛されているということはそれだけ素晴らしい作品だったんだなと再認識できました。この作品に携わる前にマミの絵を見て「やりたい！」と即決したんですけど、この作品に関わることができて本当にラッキーだったと思います。
　今回、マミの曲を改めてレコーディングさせていただくことは新たに出発するような、またデビューしたような新鮮な気持ちになれました。ディレクターさんからは「何でそんなに声が変わってないの？」と言われて、私自身はよくわからないんですけど（笑）。
　今回のCDをリリースして皆さんがどう受け止めてくださるのかはわかりませんが、私はただ楽しくてウキウキしながらレコーディングしています。デビュー当時はプロデューサーさんなどのアドバイスのままに歌ったんですけど、25年経った今、レコーディングは苦労するんじゃないかと思っていましたが、あの頃の記憶が自然とよみがえってきてテンポよく楽しんで歌えました。

水島さん：オタ子は動きながら歌っているよね。ぜひ皆さんにお見せしたい。そう言えば、アフレコでもよく動いてたよね。僕らは動かずにしゃべる概念があるけど、おたこ（水島さんによる太田さんの愛称）はよく動いてた。それがあのセリフの元なんだね。
　このCDについては、僕はおたこにおんぶにだっこ状態なので（笑）。今回の企画は同窓会のように懐かしい気はするけど、25年という月日をあまり感じませんでした。おたこは声が変わってないと言っていたけど、当時はふわんと歌っていたのが今回はもっと芯が出てきたような。表現もすごく変わって、今のほうが素敵だなと思います。俊夫のセリフもこれまで時間が経って経験したことがいい味付けになっていればいいんですが……。

太田さん：俊夫がいなかったら優ちゃんもいなかったんですから！　俊夫との絡みが一番おもしろかったし、裕さんだから私、できたのかもしれない。

水島さん：絶対、思ってないでしょ！（笑）　そう言ってくれるのはうれしいけどね。　


――今回のミニアルバムについての印象は？

太田さん：マミの曲はすべてシングルにしてもおかしくないような素晴らしい楽曲ばかりだなと思っていましたが今回、ミニアルバムとしてまとめて収録できて、しかも全体的にポップな感じに仕上がってよかったです。

水島さん：マミのベスト版って言ってもいいよね。選曲も印象的な曲を集めていて。

太田さん：豪華ですよね。カラオケも入ってるし。

水島さん：アレンジもいいよね！！25年前のテイストは残っているけど、新しい魅力も加わってて。

太田さん：きらびやかな感じで。またクラブミックスバージョンとかハウスっぽいアレンジもあって、「こんなふうになるんだ！」と驚きました。マミを知らない人ものれる、テンポがよくてカッコイイ曲になってます。高田明美先生の描き下ろしのジャケットも洗練されたかわいらしさがあって。何年か経ったらプレミアが付くんじゃないかなと（笑）。

水島さん：言うよネェ～（笑）。


――お二人で歌われている「Zutto Kitto Motto」はどんな曲ですか？

太田さん：アニメのLD-BOXとDVDメモリアルボックスの特典用の曲で、アップテンポで聴き心地がいい曲です。その時は一人で歌っていましたが今回は裕さんと二人で歌わせていただきました。

水島さん：僕が半分、分けてもらって（笑）。

太田さん：でもデュエットした時、和気あいあいと癒されるような感じで、「何でこんなに息が合うんだろう？」と思うくらい、順調に進んで、あっという間に歌入れが終わって。

水島さん：合わせてみました。

太田さん：なんだ！　そうだったのか（笑）。

水島さん：オタ子とマミのアルバムなので僕は気持ちを合わせてついていくだけで。間奏の部分では優と俊夫の掛け合いのセリフを入れることになりました。そこがおもしろいですね。きっと最終回っぽいニュアンスの会話が入るのかなと思っています。先ほど、WEBサイト用にセリフを収録したんですけど、何の違和感もなく、一瞬で昔に戻れました。それはオタ子がいてくれるからで、お互いがそろうとすぐ戻れるね。

太田さん：裕さんは昔と変わらず世話好きで、今回も助かってます。


――マミの楽曲はこれまで中川翔子さんほか、たくさんの方にカバーされ、愛されてきたので今回の企画を喜んでいる方も多いと思います

水島さん：中川さんは偉いね。いいところに目を付けてるよネェ～（笑）。

太田さん：それはありがたいです。私のライブにも18歳の方が来てくださって、何で知ったのか、聞いてみたら何回目かの再放送で見たらしくて。10代の方にとっては新鮮に映るんでしょうね。

水島さん：25年前にマミを見ていた人と、それ以降、マミに触れた人がどういう感想を持ってくれるのか、個人的には気になります。でも本放送から何度か再放送されたり、パッケージ化されていくたびにたくさんの人のハートをつかんできたということなんですよね。それは作品のチカラ！いいタイミングでいい作品に出会えてよかったね。

太田さん：そうですね。私がひと目ぼれしたくらいですから。自分で太鼓判押しちゃいますけど（笑）。


――皆さんへメッセージをお願いします

太田さん：私のライブにはコスプレしてくれる子も多くて、今もこんなに愛されているんだなと実感しています。今回、ミニアルバムをリリースすることで昔からのファンの皆さん、そして最近ファンになってくださった方はもちろん、またたくさんの皆さんに『クリィミーマミ』と素敵な曲達を聴いていただくことができて本当にうれしいです。当時の良い部分はそのまま残しつつ、今の新しさもミックスされた素敵なCDになったと思います。ぜひ聴いてください。来年2月8日にはCD発売記念ライブを行いますので、生で歌うマミの名曲達を聴きに来てくださいね！

水島さん：おたこがやる場所で、僕も来年の7月18日にデビュー30周年ライブをやりますのでそちらもよかったら遊びに来てください。シークレットゲストに太田貴子さんをお呼びする予定ですので（笑）。その時に1曲と言わず、いっぱい歌おうね。

太田さん：そうですね。今回のCD、そしてこれからも『クリィミーマミ』をよろしくお願いします。


太田貴子CD発売記念ライブ『CreamyTAKAKO 3rd performance“STAND UP!”』
2009年2月8日（日）
東京・表参道FAB
13時開場　14時開演（開場・開演時間は変更する場合があります。詳細は公式サイトをご覧下さい。）
前売　5,000円、当日　5,300円（共に税込、ドリンク代別）
12月6日より太田貴子公式サイト先行発売、12月27日よりローソンにて発売予定

太田貴子「デリケートに好きして（21st century ver.）」08年12月24日発売
2200円（税込）
発売：ティームエンタテインメント