7月の2大新番組を堂々先行上映!「フロンティアワークスpresents 2009夏の新番組試写会イベント うみねこのなく頃に×プリンセスラバー!」イベントレポート!
2009年6月21日、東京・AKIHABARAゲーマーズ本店にて、『うみねこのなく頃に』『プリンセスラバー!』の先行上映会&トークイベントが開催された。
『うみねこのなく頃に』は、竜騎士07さん原作の同名PCゲームをアニメ化したもの。主人公・右代宮戦人を中心に、右代宮家の遺産相続、六軒島大量殺人事件、魔女・ベアトリーチェの伝説等、様々な事件と謎が展開していく。7月1日~、チバテレビ他で放映中だ。
そして『プリンセスラバー!』は、ソフトメーカー・Ricotta原作の、同名PCゲームをアニメ化したもの。突然、セレブな人生を歩むようになった主人公の有馬哲平と、4人のヒロイン(シャルロット=ヘイゼルリンク、シルヴィア=ファン・ホッセン、鳳条院聖華、藤倉優)を中心とした恋物語。時には学園もので、時にはちょっとHに、更には豪快なアクションも盛り込まれた作品だ。7月5日より、チバテレビ他で放映予定。
この日は、放映に先駆けて、各々の第1話を初上映。更に、『プリンセス~』からは金澤洪充監督とシャルロット役の柚木涼香さん、『うみねこ~』からは、今千秋監督とベアトリーチェ役の大原さやかさん、OP曲「片翼の鳥」を歌う志方あきこさんが登場し、トークショーを展開してくれた。柚木さんは「収録現場はとても楽しいですが、哲平が他の女の子キャラと仲良くしてると、腹が立ちます(笑)」とコメント。大原さんは「スタッフからは、“貫禄と気品”“もっとエロく!”と言われて、少し混乱しました(笑)」と話してくれた。
他にも、制作&収録秘話が続々と明かされ、観客達も大喜び。両作品の7月本放映に超期待である。
今回は、更に詳しい当日の模様を、以下にお届けしよう!
●アフレコ現場はテンション高し!
まず最初は、『プリンセスラバー!』第1話が上映され、その後はシャルロット役の柚木涼香さんと金澤洪充監督によるトークショーが開始された。柚木さんは「シャルロットは、一国のお姫様で、見かけはお姉さんぽいですが、実は一番子供っぽいかもしれません。その分ピュアな女の子で、嫌味がなくて私は大好きです。収録は基本、テスト、ラステス、本番とやっていくんですが、私も共演者の皆さんも、どんどんテンションが上がって、本番はおかしな事になってきてます(笑)」と話してくれた。
●柚木さんはシャルロットそのもの!
また、金澤監督曰く、柚木さんはシャルロットそのものだという。それを受けた柚木さんは「なんかもう、演じてて腹立つんですよね。他の女の子キャラ、そりゃあもう可愛いですよ。可愛いさ。可愛いけど、だって一応、メインヒロインだと思って演じてるのにさ、哲平は、他の女の子のところへ行っちゃうし……。だからシャルロットが面白くないシーンになると、みんながマジメにお芝居してる後ろで、“哲平、何やっちゃってんのよー!”って文句を言ってるわけです。本番は我慢してますけど(笑)」とのことだ。
そして金澤監督は、今後の見所について「4人のヒロインと哲平の距離感を、楽しんでもらいたいなと思います。どんどん哲平に近づいていく動きや、演出を観てほしいですね。後は、夜寝る前のアニメーションなので、気軽に観ていただいて、スッキリとしていただければと思います。色んな意味で(笑)」と話してくれた。
●ベアトリーチェの演技は、気品とエロく!
続いて、『うみねこのなく頃に』第1話の上映タイムへ移行。当日の朝完成したばかりのOPムービー+2日前に完成したばかりの本編という、出来たてほやほやだ。その後は、ベアトリーチェ役の大原さやかさん、今千秋監督が登場。大原さんは「収録で、竜騎士07先生からは“ベアトリーチェの初登場は、悪者っぽさを前面に出して、貫禄と気品を存分に出して下さい”って言われて、いざやってみたら“もっとねちっこく!エロく!”って言われて、自分の中でも、あーって混乱してました(笑)」とコメントしてくれた。登場は5話からなので、乞うご期待だ。
そして今監督は「大人キャラが多いので、アダルトな雰囲気を意識しつつ作っていきたいと思います。キャラはみんな好きですが、コスプレするなら金蔵がいいです(笑)」と話してくれた。
●志方さんがOP曲の制作秘話を披露!
ここで、もう一人のゲスト・志方あきこさんが登場。志方さんは、本作の幻想的なOP曲を担当し、原作ゲーム版の主題歌も担当していたアーティストだ。「最初は、何についての詞なんだろうと思うかもしれませんが、物語が進んでいくと、あっと思っていただけるような仕掛けをしています。OPムービーを見せていただいて、すごく雰囲気が素敵で感動しました!」と志方さんはコメント。また、曲中で複数の男女がコーラスをしているように聞こえる箇所は、全て志方さんが自分の声で、イタリア語で歌っている等、驚きの制作秘話が紹介された。
他にも出演者全員登場して、プレゼント大会も開催。出演者達によるサイン色紙をゲットするため、ジャンケン勝負が白熱していたぞ。
●監督&役者&歌手から想いを込めて
そして最後に、出演者達からファンのみんなへのメッセージが語られた。金澤監督は「この作品で目指したかったのは、語り合うツールとして、観てほしいということです。ファン同士で語り合ったり、これを観てガレキを作ったり、たまにネットで喧嘩したりと楽しんでいただければと思います」とコメント。
柚木さんは「男子も女子も楽しめる作品になっています。スタッフも真剣にエロに取り組んでいます!7月5日から始まりますので楽しみにしていて下さい」と話してくれた。
今監督は「『うみねこ~』は、お話が難しいというか、アニメのフィルムとしても、自分としても初めての試みが沢山あります。大変ですが、楽しいところも沢山あります。そういうところも、観ていただけたらと思います」とのこと。
志方さんは「私も皆さんと一緒に放映を楽しんでいきたいと思います。マキシCD「片翼の鳥」(※8月19日発売)は、今、C/W曲を作っているところです。“七杭姉妹”の歌を可愛く、えぐるように作っています(笑)」とコメント。
大原さんは「『プリンセスラバー!』ほどエロはありませんが、その分、別の(推理劇やホラー要素としての)ドキドキが味わえると思います。楽屋で、実は金澤監督も原作ゲームのファンということで、色々お話を伺いました。ベアチリーチェは、ユーザー1人1人の声で形作られる役なんだって感じましたので、皆さんの応援の声をお待ちしています(笑)」と話してくれた。