【GUNDAM BIG EXPO】ファン待望のメインキャストがついに初披露! 『機動戦士ガンダムUC』スペシャルステージ
8月21日から23日まで、東京ビッグサイトで開催された『機動戦士ガンダム』30周年記念大博覧会「GUNDAM BIG EXPO」。2日目となる8月22日には、『機動戦士ガンダム』の舞台となった“宇宙世紀”シリーズの最新作『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』のステージイベント「機動戦士ガンダムUC ―The beginning of UC―」が行われた。
『機動戦士ガンダムUC』は、『亡国のイージス』『真夏のオリオン』などで知られる作家・福井晴敏さんにより「月刊ガンダムエース」(角川書店)で連載されていた小説。劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から3年後の宇宙世紀0096年の物語となる。スペースコロニー・インダストリアル7の工業専門学校に通う少年・バナージ・リンクスが、オードリー・バーンと名乗る謎めいた少女と、白いモビルスーツ・ユニコーンガンダムと出会ったことにより、政府の最高機密「ラプラスの箱」をめぐる宇宙規模の抗争に巻き込まれていく、というストーリーだ。
●主人公・バナージ役は内山昂輝さん!
今年4月のアニメ化発表以降、ファンの高い注目を集めるなか、今回ついに『機動戦士ガンダムUC』のメインキャストが発表された。発表されたキャスト陣から、主人公のバナージ・リンクス役・内山昂輝さん、オードリー・バーン役・藤村歩さん、リディ・マーセナス役・浪川大輔さん、マリーダ・クルス役・甲斐田裕子さん、ミヒロ・オイワッケン役・豊口めぐみさん、アンジェロ・ザウパー役・柿原徹也さん、タクヤ・イレイ役・下野紘さん、ミコット・バーチ役・戸松遥さんがステージに登場すると、会場から歓声と拍手が巻き起こる。そして福井晴敏さんをゲストに迎え、キャラクターやモビルスーツの設定、『機動戦士ガンダムUC』の世界観などについてトークを展開した。
イベントでは約2分間のPVも初公開。物語の始まりを予感させる迫力ある映像に、これからアフレコに臨むメインキャストの皆さんも「頑張って良い作品にしたい」と意気込みを語っていた。
●イベント終了後のコメントを紹介!
ステージ終了後、福井晴敏さんとメインキャスト陣からコメントをいただいたのでご紹介しよう。
――ステージ終了後の感想をお願いします。
福井晴敏さん(原作):「またやりすぎちゃったかな」という反省がありますけど、お客さんの期待をじかに見ることができて良かったと思います。
内山昂輝さん(バナージ・リンクス役):重圧とワクワク感がありました。とりあえずお風呂に入りたいです(笑)。
藤村歩さん(オードリー・バーン役):会場の皆さんの熱気と初めてPVを見て、福井先生がおっしゃったこともあってプレッシャーを感じました。でもこれから実際に演じていくのが楽しみという気持ちが大きいので、皆さんに良いものを届けられるように今から頑張りたいと思います。
浪川大輔さん(リディ・マーセナス役):キャスト発表まで「絶対にしゃべるな」と言われていて、1カ月くらいずっと我慢していました。やっとこれで言えると思うと、気分よく日々過ごせそうな気がします(笑)。
豊口めぐみさん(ミヒロ・オイワッケン役):原作小説を読んでいる方は、それなりに声をイメージしていると思うんですけど、私が出演することによって、それがどんな反応になるのか全然分からなかったので緊張しました。イベントが終わってほっとしました。今日初めてメインキャストが一堂に会して、楽しい現場になりそうな気がしています。
柿原徹也さん(アンジェロ・ザウパー役):『ガンダム』というタイトルは何回も聞いていたし自分でも観ていたので、すごい作品だということは分かっていました。でも、いざ自分が出演することになるとやっぱり実感がなくて。今日、実際にステージに立ってお客さんの反応を見て、ステージから降りたときに改めてこの作品の偉大さが分かりました。これから命をかけてアフレコに臨みたいと思っています。
戸松遥さん(ミコット・バーチ役):私もすごく緊張していましたが、ステージに立って大勢の方たちの前でご挨拶するという、今までにない経験をさせていただきました。本当にこの作品の偉大さも実感できましたので、私も全力で頑張っていけたらいいなと思っています。
――福井さんにお聞きしますが、『機動戦士ガンダムUC』の小説を書くにあたり、自分ならではのこだわりなどはありましたか?
福井氏:それを言えば、宇宙世紀の続きを書こうとか、時代設定を『逆襲のシャア』から3年後にしようというのも、こだわりといえばこだわりですからね。ファンの人たちが何を求めているのか、というのをまとめていくときに「これかな?」と選ぶこだわりというか。ファンが求めているものを選択していった感じですね。
――内山さん、藤村さん、福井さんは本日初公開されたPVを見てどう思いましたか?
内山さん:いままでバナージを演じるうえで、自分がどう頑張るかと考えていたんですけど、今日PVを見て、絵とアニメーションの相乗効果で、もっと高みに連れていってくれそうなすごい映像だったので、ワクワクしていました。頑張りたいと思います。
藤村さん:私の演じるオードリーが画面に映ったときに「この子に私は命を吹き込むんだ」と、すごくドキンとして緊張しました。目の輝きとか、表情の動きとか、どんな仕草なんだろうとか、2分のなかのほんの少しかもしれませんけど、彼女の存在感を感じようと努力していました。本当に美しくて迫力があって、それをさらに私たちが命を吹き込むことによって、皆さんに感動を与えられたらいいなと。全力で臨みたいと思います。
福井氏:頑張って期日までに間に合わせるようにしますので、あたたかい目で見守っていただければと思います。
なお、『機動戦士ガンダムUC』は1話50分、全6話のOVAとして2010年春より展開予定。Blu-Ray Disc・DVDの映像パッケージ、イベント上映、インターネット配信など、全世界同時期に発表するクロスオーバー展開を企画している。
『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』
OVA全6話、2010年春より展開予定
<スタッフ>
原案:矢立肇、富野由悠季
監督:古橋一浩
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン原案:安彦良和
アニメーションキャラクターデザイン:高橋久美子
モビルスーツ原案:大河原邦男
メカニカルデザイン:カトキハジメ、佐山善則、石垣純哉、玄馬宣彦
設定考証:小倉信也
ストーリー:福井晴敏
<キャスト>
バナージ・リンクス:内山昂輝
オードリー・バーン:藤村 歩
リディ・マーセナス:浪川大輔
マリーダ・クルス:甲斐田裕子
アンジェロ・ザウパー:柿原徹也
タクヤ・イレイ:下野 紘
ミコット・バーチ:戸松 遥
ミヒロ・オイワッケン:豊口めぐみ
フル・フロンタル:池田秀一
サイアム・ビスト:永井一郎
カーディアス・ビスト:菅生隆之
アルベルト:高木 渉
スベロア・ジンネマン:手塚秀彰
フラスト・スコール:小山力也
ダグザ・マックール:東地宏樹
>>『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』公式サイト
>>ガンダム30周年記念サイト
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