『ささめきこと』『クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者』『OVAかのこん ~真夏の大謝肉祭~』『聖剣の刀鍛冶』メディアファクトリーの人気タイトルが一同に集結した「メディファク 秋のアニメフェスティバル 2009」が開催!
2009年9月27日、東京・一ツ橋ホールにて「メディファク 秋のアニメフェスティバル 2009」が開催された。このイベントでは、メディアファクトリー関連のアニメ4作品が登場。本放送に先駆けた1話の先行上映会や、出演キャストによるトークショーやゲーム大会などが行われた。
イベントで紹介された作品だが、同社が誇るコミックアライブ誌の人気作品をアニメ化する『ささめきこと』をはじめ、注目の第2期シリーズがスタートする『クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者』。OVAが秋からリリースとなる『OVAかのこん ~真夏の大謝肉祭~』。そしてMF文庫Jの大注目ライトノベルのアニメ化『聖剣の刀鍛冶』。どの作品も力作揃いで、今後の展開が楽しみな作品ばかり。上映会やトークショー、そして衝撃(?)の罰ゲームを賭けたゲームに会場は大いに盛り上がった。
●男女共学の学び舎で、女の子がささめき合う秘密。
トップバッターの作品は、『ささめきこと』。コミックアライブで連載中の、女子による、女子のための部活“女子部”を中心に日常の友情・恋愛描写を爽やかに綴る、学園青春ストーリー。
トークショーには、風間汐役の高本めぐみさん、鳥追きより役の加藤英美里さん、脚本を担当した倉田英之さん監督の菅沼栄治さんの4人が登壇。
トークショーでは作品の舞台の中心、高校時代の話や"女子部"をキーワードに話を展開。高本さん、加藤さんとも高校時代は帰宅部だったとのこと。下校してから女の子同士で甘いモノを食べにいったり、ガールズトークをしていたそうで、その様子はまさに“女子部”。観客もきっと一緒に参加したかったと思ったに違いない(?)
作品としてはキスシーンに力を入れているそうで、高本さんと加藤さんに「理想のキスシーンは?」という質問が飛ぶと、2人は「長い間友達だった幼なじみが、突然恋愛対象になる」というシチュエーションがいいと回答。ちなみに、菅沼監督のファーストキスは、「夜の上野公園の、西郷隆盛の像の前……」とのことだ。
また今回、作品横断企画として、各作品のキャスト陣による1分間の早口言葉対決が行われ、1個10ポイントでポイントが与えられるゲームも。『ささめきこと』からは高本さんと加藤さんが挑戦し、3つ言うことができて、30ポイントを獲得!
●生アフレコにファンが盛り上がった『クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者』
続いては、『クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者』。1期では、闘士が集まるところで終わった本作だが、今回は女王の座をかけたクイーズブレイドが始まる。トークショーには、レイナ役の川澄綾子さん、トモエ役の能登麻美子さん、ナナエル役の平野綾さん、シズカ役の生天目仁美さんの4人が登壇。
いよいよ、クイーズブレイドが始まるということで、誰と誰の対決、どんな戦いが見たいかをという話になり、川澄さんは「妹のエリナの戦闘力が未知数なのでどうなのか知りたい」とコメント、能登さんは「クローデットとカトレア」とのこと。平野さんは「1期の最後に登場してきたメルファ、ニクスの戦いがみたい」とあげ、生天目さんは「ニクスがどんな戦いになるのか気になります」と、話が盛り上がった。
今回は、このイベント限定で、雪山に遭難した4人という設定でオリジナルのドラマを生アフレコで披露し、観客を沸かせた。作品横断企画は、平野さんと生天目さんが挑戦し、こちらも3つで30ポイント獲得。
●耕太がちずると過ごす、初めての夏 『かのこん ~真夏の大謝肉祭~』
続いては『かのこん ~真夏の大謝肉祭~』純朴少年・小山田耕太と、ついに耕太の恋人となった源ちずるのスィートなエロティック・ラブコメだ。TVアニメが好評だった本作が、OVAとして帰ってくる。OVAでは初めての夏休みを舞台に、耕太とちずるをはじめとした、いつものメンバーの日々が前後編で描かれるとのこと。
トークショーには、源ちずる役の川澄綾子さん、小山田耕太役の能登麻美子さんの2人が登壇した。川澄さんは「1年半振りだからといって何か変わるわけではなく、日常を描き、普通にラジオ体操、流しそうめんをやって、夏を盛り込んだ感じです」と語り、能登さんは「演じていて、耕太くんとして恥ずかしいというのはありますが、自分としてはそういうのはありません。でも声の入った映像を見ると恥ずかしいです(笑)」と心境を語った。
またTVシリーズの時、12話の放送なのに20本も予告を収録したと制作秘話を明かし、会場の笑いを誘った。そして作品横断企画では川澄さんと能登さんが挑戦。5つクリアして獲得ポイントは50ポイント!他チームを一歩リードした。
●刀鍛冶にスポットを当てた人気ライトノベルのアニメ化!!『聖剣の刀鍛冶』
最後に紹介された作品は『聖剣の刀鍛冶』。MF文庫Jの人気ライトノベルで、最新刊の7巻までの累計発行部数は78万部を超え、アニメに先駆けてコミカライズも開始されるなどメディアミックス展開中の注目作だ。
トークショーは、セシリー・キャンベル役の藤村歩さん、ルーク・エインズワース役の岡本信彦さん、アリア役の豊口めぐみさんの3人が登壇。
藤村さんは「セシリーは最初、守りたいという気持ちが人一倍強いけど、騎士としては力不足なんだけど、頑張っている。その姿に歯がゆさを感じますが、彼女と一緒に自分も成長したいなと思いました」と語り、岡本さんは「ブラックスミスは、個性的なキャラクターが多く、一人一人ドラマを持っています。また、アニメには色々な刀が出てくるので、そういった部分も注目してください」とコメント。
豊口さんは「2話から登場しますが、言えないことだらけ(笑)出てきてから謎が解けるといった感じなので、楽しみに待っていてください」とアピール。
また、岡本さんを進行役にして馴染みのない刀鍛冶に関して、クイズ形式で刀鍛冶用語について他のキャスト陣とお客さんで勉強した。作品横断企画は岡本さんが挑戦し、4つクリアで40ポイント獲得して健闘する。
●フィナーレはお絵かき対決と罰ゲームだ!
最後は、4作品のキャスト全員が集まっての"絵心クイズ"。出されたお題をもとにスケッチブックに絵を描いて、誰が一番お題に近いか観客に判定してもらうというもの。横断企画で獲得したポイントに加えて、1問あたり50ポイントが加算される。一挙に逆転も狙える最後のチャンスだ。
出されたお題は「道路工事の標識」、「パンダ」、「メディアファクトリーのロゴ」の3問。「道路標識」ではどのチームも、工事現場でよく見られる、お辞儀してお詫びする作業員が描かれた標識を描いていた。「パンダ」では、それぞれのチームが特徴を捉えて描いていたが、そのなかでも特に、生天目さんの"肉食系パンダ"が会場の笑いを誘っていたのが印象的。そして最後の「メディアファクトリーのロゴ」は、このイベントに出席しているだけに"描けないと何かと気まずい"という空気にプレッシャーを感じつつも、それゆえ(?)誰も描かないという展開に。
横断企画のポイント、絵心クイズのポイントを加算した結果、最下位となった『かのこん』チームはTV番組でお馴染みのサンジュースを飲むことに。そしてなぜか関係ない岡本さんも飲むことに……。
こうして幕を閉じた「メディファク 秋のアニメフェスティバル 2009」。その盛り上がりぶりは、これから展開されるタイトルの人気爆発を予感させるに充分なものだった。今後の4タイトルの動向と、メディアファクトリーの生み出す、カッティングエッジなタイトルの面白さから目が離せない!
>>『ささめきこと』公式サイト
>>『クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者』公式サイト
>>『かのこん』公式サイト
>>『聖剣の刀鍛冶』公式サイト
>>株式会社メディアファクトリー 公式サイト