注目のオリジナル企画『血液型男子。』キャラクタードラマCD第4巻「『血液型男子。』キャラクタードラマCD AB型」から、柿原徹也さん（黒崎雅 役）インタビュー「ようやく“雅”を演じられました」

　アニメの総合情報サイト「アニメイトTV」発の女性向けオリジナル企画「男子。」シリーズの第2弾『血液型男子。』のドラマCD第4巻が、2009年11月26日に発売される。

『血液型男子。』は、血液型をモチーフとし、A型・B型・O型・AB型、各血液型の性格的特徴を持ったキャラクターが活躍するユーザー参加型のバラエティストーリーで、ドラマCDでは、各巻ともドラマに加えキャラクターが話しかけるメッセージが収録されているという、乙女にとっては嬉しい内容！
第1巻「キャラクタードラマCD A型」、第2巻「キャラクタードラマCD B型」、第3巻「キャラクタードラマCD O型」が既に発売されており、最終巻の4巻目まで毎月発売される予定になっている。

今回は、「キャラクタードラマCD　AB型」のメインキャラクター・黒崎雅 役の柿原徹也さんにインタビューを敢行、演じているキャラクター「黒崎雅」やドラマCDの内容についてお話を伺った！AB型らしい？面白いインタビュー内容になっているので、必見だ！！

●やっと本当の雅を演じることが出来ました。

――最終巻までの収録を終えて、今改めて、演じたキャラクター（AB型・黒崎雅）は、どのようなキャラクターでしたか？

柿原徹也さん（黒崎雅 役）：雅は最後まで不思議ちゃんでした（笑）。最後まで演じきることで、雅の内心を知ることが出来てよかったです。
今回、雅の内面が“裏雅”という人格として登場します。実は色々なことを考えていて、人とは着眼点が違ったり、観察力が優れていて、とても感受性が強いんです。人よりナイーブで、神経質、人を傷つけたくないし、人を守りたいと思っている。そして、何よりも自分が傷つきたくない。とても難しい男の子でした。そんな難しい部分が、周りからしてみると不思議ちゃんと思われるのかもしれないですね。決して、AB型だからこうというわけではありませんが（苦笑）。
AB型の性格の表現の仕方は難しいと思うんです。大体の方が「わからない」って簡単に片づけるんですよ。そもそも人のことなんかそう簡単にわかるものじゃないですよね（笑）。


――今のお話にもありましたが、今まで不思議ちゃんとしての印象が強かった雅ですが、今回、もう一人の雅である“裏雅”が登場することで、内面がだいぶ分かってきたように思います。

柿原さん：たぶん、A型もB型もO型も、自分の思うがままの行動が多かったと思うんです。
英一郎は「これは駄目だ！僕がしっかりしないと！」、響生は「そんなのいいじゃん！！」、里央は「女の子は可愛いよね～」みたいに、それぞれ性格がちゃんと表に出るんですよ。でも、雅だけは本当に、内面だけで生きている子なんだなというのがよく分かりました。


――“雅”と“裏雅”という、同一人物でありながら、異なる性格のキャラクターを演じてみていかがでしたか？

柿原さん：“雅”は、これまでのドラマCDの中でもあまり話すシーンがなかったので、演じるにあたり、役者としてはとてもストレスの溜まるキャラクターでした（苦笑）。だから、AB型のドラマCDで、もう一人の雅である“裏雅”が登場することによって、ようやく“雅”を演じることができたかなと思います。“雅”の内心で思っていたことを、そのまま代弁してくれるキャラクターとして“裏雅”が出てきたわけですから。
これまでの3巻の中での雅は、内面を表現したいんだけど、彼はそれを表に出す術がなくて、もやもやっとしていたのですが、やっと本当の雅を演じることが出来たので、“裏雅”出てきてくれてありがとう！という感じです。


――雅と似ている所、似ていない所というのはありますか？

柿原さん：全くもって似てないですね（笑）。こういう子がいたら本当に大変ですよ！雅は『血液型男子。』の世界観で不思議ちゃんで通っているからこそ、成立するのであって…（笑）。

●AB型らしい？ちょっと不思議な行動

――今回は「相手を理解すること」というテーマの話でしたが、何か「相手に理解してもらえた」「逆に、理解してもらえなかった」などという思い出があれば、教えて下さい。

柿原さん：横断歩道の白い所だけを歩くということをよくしていました。白い線の中から少しも外に出ないで渡り切れたら、何か一つだけ願いごとが叶うという…小さいけど願い事が叶ってささやかな幸せが巡ってくるという願掛け的なことですかね。みんなするものだと思っていたら意外としている人がいなくて……あれ？って思いました。なかなか理解してもらえませんね（笑）。

――（苦笑）。他には何かありますか？

柿原さん：ありますよ。小さい頃に人一倍、固形石鹸を泡立ててました。泡立てることによって、石鹸も綺麗に洗ってあげようって。だから、延々と石鹸をいじるから手洗いが終わらないんですよ！で、やればやるほど石鹸が小さくなっていくんですけど……これ、分かります？
汚い手で綺麗な石鹸を触って、手を洗いますよね？ということは、その石鹸も汚くなる、というイメージがあるんです。徹底的にその固形石鹸を「綺麗になった！」と納得するまで洗ってました。親に「何やってるの？ 1週間でこんなに小さくなっちゃって…」って言われてたっけ（笑）。


――最終的にどこまでやれば、柿原さんが納得するような綺麗な石鹸になるのでしょうか？（笑）

柿原さん：「これくらいやれば限界だろう！俺も時間ないし！！」みたいな状態になったら終わりです。分かりませんよね？（笑）


●僕は声優業界一、人の血液型を覚えるのが得意かも（笑）

――血液型と性格について、関係があると実感したエピソードがあれば教えて下さい。

柿原さん：「あの人は○型だからこんなことしたんだ」とか、「○型だからこうなんだ」という決め付けのようなことは特にはありません。でも、僕は人の血液型を覚えるのが得意なんです。
血液型だけで人の性格を決めるつもりはないんですけど、大きく4つに分けて、この人は「A型っぽい」とか、「B型っぽい」とか、何となくのイメージで一旦、その人と血液型を覚えるんです。例えば、その人がA型なら几帳面な所を探すんです。見つけたら、「この人はこういう所が几帳面だから、A型なんだな」って覚えたり、相手がO型の時にはおおらかな部分を探してみたり、関連付けてその人の良い部分、ポジティブなところを覚えます。


――人の性格と血液型を関連付けて、データベース化しているみたいですね（笑）

柿原さん：そう、まさにデータベースですよ！ちなみに、AB型の人は無条件で僕のAB型サンクチュアリに入ります（笑）。AB型が少ないので、AB型の人がいると「あっ、同じ！」って思います。
自分の中で血液型を覚える時には、決め付けではなくて関連付けて覚えているんです。「A型だからこうなんだ！」ではなく、「この人はA型で、一般的に几帳面なタイプで……この人は○○な所が几帳面なんだ！よしっ覚えた！」という感じで記憶します。何というか、数式を覚えるみたいに記憶しているので、面白いですね。僕は声優業界一、人の血液型を覚えるのが得意かも（笑）。


――『血液型男子。』は、リスナーの意見を取り入れて展開していく作品ですが、今後、『血液型男子。』はどのように展開で、「こんな話をやってみたい」「こんなことがあると面白いのでは？」というご意見があれば聞かせてください。

柿原さん：一つのアイデアとしては、A型、B型、O型、AB型と4タイプの血液型の男の子が4人いたので、その男の子たちに恋人が出来た時にどうなるのか？A型、B型、O型、AB型の女の子が出てくるお話が面白いかなと思います。例えば、AB型の男の子がA型の女の子と付き合ったらどうなるのか？とシミュレーションみたいになっているとか。あとは、『血液型男子。』vs『血液型女子。』とかですかね（笑）。
4人、別々の血液型の彼らが色々と巻き起こしていたので、そこに更に、別々の血液型の女の子が混ざることで、どんな化学反応が起こるのかっていうのも面白いかなと思います（笑）。


■『血液型男子。』キャラクタードラマCD　AB型
2009年11月26日発売予定　2,100円(税込)

ジャケットイラスト：RURU先生描きおろし
初回特典：音声ボーナストラック
アニメイトオリジナル全巻連動購入特典：音声CD
・ミニドラマ「賢者エイイチロウの憂鬱（メランコリー）」
・キャストメッセージ

＜キャスト＞
蒼馬英一郎（A型）：櫻井孝宏
赤羽響生（B型）：中村悠一
白河里央（O型）：鈴木達央
黒崎雅（AB型）：柿原徹也
玲音・ラントシュタイナー（理事長）：遊佐浩二

>>『血液型男子。』公式HP

柿原徹也さん

黒崎雅（AB型）