切ない恋模様はついにクライマックスへ! TVアニメ『遙かなる時空の中で3 ~終わりなき運命~』より、キャストコメント到着
2004年にPS2用恋愛アドベンチャーゲームとしてリリースされ、2007年にはTVアニメ化もされたネオロマンスの大人気タイトル『遙かなる時空の中で3』。そのTVアニメ第2弾として、2010年1月にAT-Xにて放送が決定している『遙かなる時空の中で3 ~終わりなき運命~』より、豪華声優陣によるコメントが到着した。
源平の合戦が繰り広げられる異世界へ“龍神の神子”として召喚された主人公・春日望美。源氏の九郎義経たちと行動を共にしながら平家の操る怨霊を封じてきたが、同じく異世界へとやってきた望美の幼馴染・有川将臣は敵対する平家側にいた。揺れる心を抑えつつ、大切な仲間を守るために戦う望美。一ノ谷、屋島、そして壇ノ浦の合戦へと向かう、源平最後の戦いの行く末は? そして望美の想いの行方は――?
“『遙か3』最後のアニメ”として、作品最高潮のクライマックスを、オリジナル要素を加えて描き出すという本作。今回、アフレコ現場にてお話をうかがったのは有川将臣役の三木眞一郎さんをはじめ、宮田幸季さん、中原茂さん、川村万梨阿さん、浜田賢二さん、花輪英司さん、鳥海浩輔さんのメインキャラクターを演じる7名。収録の感想や、作品の魅力について語っていただいた。
――収録を終えた感想をお願いします。
三木眞一郎さん(有川将臣 役):楽しかったです。
宮田幸季さん(武蔵坊弁慶 役):一生懸命演じさせていただきました。約2年ぶりの『遙か3』のアニメ。また演じることができてとても嬉しかったです。
中原 茂さん(有川譲 役):こうして一堂に会して収録するのは、なんだか遠足のような感じです。美味しいものを食べながら、楽しくアフレコすることができました(笑)。きっと皆さんにも楽しんでいただける作品になったと思います。
川村万梨阿さん(北条政子 役):『遙か3』最後のアニメなので少し寂しい気持ちもしますが、気心の知れた仲間たちとのアフレコで、終始なごやかな、笑いの絶えない現場でした。今回、政子は陰でとても働いています。私もこんなに働いている方だとは思いませんでした(笑)。愛の力は偉大です。
浜田賢二さん(平知盛 役):とうとう壇ノ浦のシーンを演じられたというのは、平家側としてはちょっと嬉しかったです。
花輪英司さん(平経正 役):『遙か3』においてもクライマックスの部分である、源平の合戦がアニメで描かれています。完成した映像を観るのがとても楽しみな作品になりました。
鳥海浩輔さん(藤原泰衡 役):今回、アニメに初めて出演させていただいたので、非常に嬉しかったです。
――演じられたキャラクターに限らず、本作で印象に残っているシーンなどはありますか?
三木さん:全部じゃないですかね。“『遙か3』最後のアニメ”と銘打っているので、スタッフの方たちも大変な緊張感と気合いをもってこの作品に接しているはずです。そんな作品に参加できたことは嬉しいですし、スタッフが考えに考え抜いた、アニメの最後にふさわしいエンディングを迎えることになりますので、そこも見届けてほしいなと思います。
宮田さん:全部です! 各キャラクターの苦悩や想いがたっぷり詰まっていますので、それぞれの視点に立って観ていただきたいです。
中原さん:今回、政子さんは凄いなと。アニメを観ていただければ、なにが凄いのか皆さんにも分かってもらえると思います。細かくは言えないんですけど、いつも陽気な景時にも今回は影の部分が見えるということで、各々の苦悩が描かれているのが見どころかなと思います。
川村さん:それぞれ苦悩しながら自分の正義を貫く男性キャラクターたちのなかで、女性キャラクターたちの想いというのが「大切な人を守る」というもの。女性ならではの愛の貫き方を表現していますので、そこを皆さんに感じていただけたらと思います。
浜田さん:景時は九郎の傍について行動していますが、裏で政子の命も受けている。そんな景時の葛藤する部分はやはり面白いと思うので、そこをイチオシにしておきます。
花輪さん:あえて選ぶなら、今回は政子さんが可愛いなと思いました。
鳥海さん:将臣と九郎の決闘シーンが見せ場だと思います。
――これまでを振り返って、『遙か3』の魅力はどこにあると思いますか?
三木さん:僕は声で参加してしまっているのであまり客観的には言えませんが、ゲームを収録しているときも楽しくシナリオを読ませていただける作品でした。そういう意味でもストーリーがよく練られているのかなと思います。
宮田さん:『遙か3』に限らず、「遙か」シリーズの魅力は一言では言えないです。全部です。
中原さん:歴史とファンタジーがうまく融合しているところ。鎌倉とか実際に皆さんが行ったことのある場所が出てきますし、キャラクターたちがきちんと立っていて感情移入もしやすい。ゲームをしていて身近に感じられたことが良かったのではないかなと。僕たちの中にも残り続けますが、皆さんの中にもずっと残り続ける作品だと思います。
川村さん:10年前に和風の恋愛アドベンチャーゲームが出たのは斬新なことだったと思うんです。それぞれの時代のなかに自分を置くことができて、美しいラストと素敵なキャラクターたち。シナリオは読んでいるはずなのに、自分でもゲームをしていて、とても心に響くセリフが散りばめられていました。そんなところが女性ユーザーにアピールしたのではと思います。
浜田さん:僕は『遙か3』から参加していますが、シナリオを自分で読んでいても面白かったし、ゲームで遊んでみても面白かった。それが全てかなという気がします。
花輪さん:実際に存在した人たちや史実、舞台になった場所を自分の目で見たり調べることができたり、キャラクターを身近に感じられるのが「遙か」シリーズの魅力だと思います。僕も経正に関して少し調べたりして、そういったことも楽しく感じることができました。
鳥海さん:やはり実在していた人物や史実などの時代背景をもとに、オリジナルの要素を加えた点ですね。それが見事に融合していて、皆さんに長く愛される作品になったのではないかと思います。
――最後にファンの方へメッセージを。
三木さん:「遙か」シリーズで初めて“最後の”と銘打たれた作品です。その意味がどんなものなのかご覧いただいて、皆さんがどんな感想を持つのか楽しみです。ぜひ多くの人に観ていただいて、何かを感じていただけたら嬉しいなと思います。
宮田さん:『遙か3』のキャラクターが動きます(笑)。見どころ、聴きどころがいっぱいですので、ぜひオンエアをお楽しみに。
中原さん:『遙か3』最後のアニメですので、役者陣とスタッフ陣の熱気が非常に伝わる作品になっていると思います。
川村さん:キャストたちの万感の思いが込められておりますので、皆さん見届けてください。
浜田さん:すごく楽しい収録でしたので、皆さんも楽しみにしていただければと思います。
花輪さん:言いたいことはいっぱいあるんですけど、オンエアを観るまでお楽しみに、ということが多いです(笑)。ですので、皆さん楽しみにしていてください。
鳥海さん:楽しみに待っていただければと思います。
■TVアニメ『遙かなる時空の中で3 ~終わりなき運命~』
2010年1月、AT-Xにて放送決定
<スタッフ>
原作:コーエー
キャラクター原案:水野十子(白泉社LaLa、LaLaDX)
監修:ルビー・パーティー
総監督・アニメーションキャラクターデザイン:つなきあき
監督:きみやしげる
脚本:鷹村コージ
音楽:平野義久
音響監督:本田保則
美術監督:柴田千佳子
色彩設計:有尾由紀子
撮影監督:松崎信也
編集:坪根健太郎
音響制作:アーツ・プロ
音楽制作:ナチュラルナイン
アニメーション制作:ゆめ太カンパニー
企画制作:コーエー
<キャスト>
春日望美:川上とも子
有川将臣:三木眞一郎
源九郎義経:関 智一
ヒノエ:高橋直純
武蔵坊弁慶:宮田幸季
有川譲:中原 茂
梶原景時:井上和彦
平敦盛:保志総一朗
リズヴァーン:石田 彰
梶原朔:桑島法子
白龍(青年):置鮎龍太郎
北条政子:川村万梨阿
平知盛:浜田賢二
平経正:花輪英司
仮面の刺客:(?)
藤原泰衡:鳥海浩輔
銀:浜田賢二 ほか
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